「3月のライオン」で完コピ!あの伝説のドラマが始まる

2017/02/05 10:00 配信

ドラマ

伝説のドラマ「傷だらけの天使」の放送がBS12 トゥエルビでスタート(写真は有名なオープニングシーンのひとコマ)(C)東宝

1月14日放送のアニメ「3月のライオン」(毎週土曜、NHK総合)において、スミスこと棋士・三角六段(声・杉田智和)の朝食シーンがネットをざわつかせた。

そのシーンとは、アイマスクをして寝ていたスミスが朝起きると、冷蔵庫を開け、テーブルにつき、新聞紙をナプキン代わりに首から下げ、トマト、コンビーフなどに次々とかぶりつき、口でふたを開けた瓶の牛乳をのどに流し込む…というもの。

それは'74年10月5日から1975年3月29日にかけて、日本テレビ系で放送されたドラマ「傷だらけの天使」のオープニングシーンのほぼ“完コピ”だったのだ。

同ドラマは、ショーケンこと萩原健一が主演を務めた全26話の探偵ドラマ。ビルの屋上にあるペントハウスに住む、オサムこと木暮修(萩原)と彼を慕うアキラこと乾亨(水谷豊)が、探偵事務所の調査員として働く姿を通し、若者の怒りと挫折を描いた。

共演は水谷のほか、岸田今日子岸田森恩地日出夫深作欣二神代辰巳工藤栄一らの監督陣が参加し、メインライターは当時新進気鋭の市川森一が務めた。

文字どおり“傷だらけ”の2人の青春ストーリーは、当時の若者に多大な影響を与えた。その後、さまざまな番組からオマージュを受け、まさに“伝説のドラマ”に。'97年には、阪本順治監督の手により、豊川悦司&真木蔵人の配役で映画化もされた。

初放送開始から40年余り、今回またもオマージュされ、その影響力を改めて見せた形となった“傷天”。この伝説のドラマが、BS12 トゥエルビにおいて2月7日(火)からスタートする(毎週火曜~金曜夜9:00-9:55)。

さらにスタート同日夜8時30分より特番「萩原健一、『傷だらけの天使』を語る。」の放送も決定。萩原が今回の“傷天”放送にあたって、初めての本格インタビューに応える。

当時の撮影舞台裏や、作品への思いを萩原自ら語り尽くし、急きょ撮影されたオープニングシーンの誕生秘話も。この他、共演者とのエピソードも交えながら、伝説のドラマの魅力を改めて振り返る。