2月4日~20日(月)まで東京・EXシアター六本木で公演される、六本木歌舞伎第二弾「座頭市」の公開舞台稽古が行われた。会場には市川海老蔵の長女・麗禾(れいか)ちゃんと長男・勸玄(かんげん)君も訪れ、海老蔵の演技を観賞した。
'15年の六本木歌舞伎「地球投五郎宇宙荒事」に続く第二弾は、リリー・フランキーが名作「座頭市」を新解釈で書下ろし、前公演同様に鬼才・三池崇史監督が演出、海老蔵や寺島しのぶらが出演する。
劇中では盲目の市(海老蔵)と花魁の薄霧(寺島)との艶っぽいシーンもあるが、寺島は「あれは、アドリブですよ! リリーさんに、『お願いだから、僕が書いたようにならないようにしてくれ』って言われて…」と告白。
すると海老蔵は、「でも、台本を読むとああいうふうにしてほしいと書いてあるんです(笑)。リリーさんは『言葉自体は私が書いたことにしないでほしい』と言っていらっしゃいますが、やはり望んでいるんだと思うんです。確信犯ですね。お子さんの前でやるべき芝居じゃないですね」と苦笑い。
海老蔵と寺島がタッグを組むのは「二代目水谷八重子襲名披露」の新派特別公演以来、22年ぶりとなる。海老蔵は「しのぶさんは音羽屋さんのお嬢さんですがら、いろいろな意味で感慨深いです。歌舞伎という名目の舞台の上で、お姉さん(寺島)が白塗りをして歌舞伎役者のように早変わりを見せたり、花魁道中をしたり、さまさざなことをするじゃないですか。それを見ていて、もしかして男だったら、この後、どうなるのかとか(寺島の生き方を)見ちゃいますね」と明かした。
一方、寺島は「楽しいです! でも、本当に大変で…。皆さんが歌舞伎のプロですから、変な異物が入らないように見えなければいいなと思っていて。歌舞伎の要素をこんなにやらせていただいて、感謝です。『(歌舞伎が)好きだったんだなぁー』と思いますね」とコメントした。
なお、海老蔵、寺島の他、市川右團次、市川九團次、大谷廣松、片岡市蔵、市川右之助らが出演する。
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