北村総一朗（きたむらそういちろう）

声優さん達の舞台を観に行きました。西村太佑、作・演出『ゴーギャンおやじ２』を観劇しながら、つくづく「今」という時代を考えさせられました。これ程までに、アニメーション文化が浸透してる時代は、嘗てなかった筈です。日本のポップカルチャーとしてアニメーションが世界を席巻し、外貨を獲得して、今や、アニメーションを除いては日本を語れないまでになりました｡その影響は、俳優志望の若者達にも顕著で、劇団の入団試験でも、声優志望の受験者が圧倒的に多いのです。それも、口を合わせたように、アニメーションの声優に憧れていて、そのための演技基礎を学ぶために劇団養成所に入りたいと言います。これが現実なのです。私は、この若者の強い意志表示には、少々戸惑いながらも感心して、若者達へ及ぼしているアニメーションの存在の偉大さに、今さらながら驚き、唖然とするばかりです。その一方で、多くの、劇団員が未だにアルバイトで生計を立てているのです。これもまた　現実なのです。何処の業界でも同じ事でしょうが、貴方達の夢見る栄光を掴むには、人並み以上の努力なしでは成就しないと言う事を、肝に銘じてほしいのです。それにしても、年々、若者から教えられ衝撃を受ける実例が、私の内臓に蓄積されて行きます｡アナクロニズムも甚だしいとの批判を受けるのを覚悟で言えば、私たちの若い頃には、想像もしなかった事件とも言うべき現象なのです。当時の声優という生業は、アニメーションと言う劇場版の仕事は殆どなく、リアルな洋画の中で生きる俳優達の演続きをみる

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奥さんから、スマートフォンを譲り受けた。早く言えば払い下げである。これは、我が家の2年に１度のセレモニーとなっている。つまり、奥さんが新しいスマートフォンを手に入れ、そして私は、妻の使っていたスマートフォンを有難く頂くというわけである。私には何の不都合もなく、一石二鳥というものだ。どうせなら、バッテリーを新しく交換してもらおうと、業者に頼んでみたが、最大容量が８０%を切らないとその資格が無いとつれなく断られたのは、少し残念だ。スマートフォンが新発売される度に、一斉に徹夜迄して列をなして、購入する人々を見るにつけ、いつも不思議に思っていたが、それもファンにとっては,欠かすことの出来ない大事なセレモニーに違いない。今や、これの持つ利便性は、老若男女、必要不可欠なものとなった。それにしても、SNSはすさまじい影響を及ぼすものだと、最近つくづく驚嘆せざるを得ない。特に、YouTubeの影響は大きいものがあり、その内容は功罪相半ばして無関心ではいられない。勿論、日常生活にとって重宝する情報提供や、世界情続きをみる

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受信音を聞いて受話器をとった。「総務省管理室です、貴方の電話は2時間後に使用出来なくなります。疑問の方は、「１」を押して下さい。」一目瞭然、詐欺電話である。 それにしても、なんとも幼稚で稚拙な詐欺行為だと、思わず可笑しくて吹き出してしまった。 先ず、総務省管理室から、個人へ通話するはずもなく、ましてや家庭電話を止めるなどと、ほざくのは筋違いも甚だしい。大体、総務省管理室なるものが、事実、存在するか否か、それすら判明しない。 私の家電話の場合は、その管轄はNTTであり、口座から自動引き落としになっているので、全く関わりのない事なのだ。それにNTTからも、個人的に、料金の不足催促などする事はない、と、振り込み詐欺救済法として、公示している。 それにしても、続きをみる

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どうも気が重い。病院のある千葉県稲毛市が遠いからでは無い｡ その第一の理由は、先日、ＱＳＴ病院と連携して私の治療に当たってくれている都内の大学病院での血液検査で、腫瘍マーカーが、徐々に上がりつつある事が判明したからだ。 煩悶を編みこんだ縄が、私を縛り付ける。 三ヶ月ごとの、この二大病院の定期検査は、かなりのストレスになっている事は確かだ。その日が近づくと、そわそわ落ち着かない。 ただし、この定期検査には、必ず奥さんが付き添ってくれる。これが嬉しくて、心強いのだ。 今日がその一つ、ＱＳＴ病院の検査日だ。 足は重いが気が逸る｡ 例の如く、やっと防音用のイヤホンを外してMRI検査を済ませた後、検査のため朝食を抜き、空にした胃袋に、稲毛駅で購入しておいた卵サンドを麦茶で流し込み、診察室に呼ばれるのを待つ事三十分程か。　さて、呼ばれた診察室で映されたMRI画像には、私の勝手な憶測に反して、これといった変化は見られない。むしろ、腫瘍は、小さくなった様に映る。「順調に経過しています」と、ニコッとされる先生。笑顔で返す私。 ここで私はどうしても腑に落ちない事を尋ねてみた。「大続きをみる

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ドジャース、優勝おめでとう。大谷選手翔平。山本由伸選手。ありがとう。　あなた方は、日本の誇りです。それにしても、亜脱臼と言う不慮の事故を押して出場を果たした、大谷選手のチームへの責任感と、その精神力の強靭さには、脱帽以外ない。 ところで、ナ・リーグに、ダルビッシュ有、松井裕樹、千賀滉大、鈴木誠也、今中昇太。ア・リーグには、吉田正尚、前田健太、菊池雄星と、いずれが「菖蒲か杜若」。それぞれが、立派にその役目を果たす活躍ぶりだった。そんな彼らに喝采を送ることを、ゆめ、忘れてはなるまい。 ワールドシリーズでは実力伯仲の中で、四勝一敗とは驚喜だが、人生、勝者がいれば敗者が生まれる。 25万人が集う、優勝パレードに酔いしれるチームがある一方、肩を落として、泣く泣くファンの罵詈雑言に耐え忍ぶチームもある。 今回、チームの主軸である、ドジャースの大谷選続きをみる

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矢張りここに来てしまいました。 ここは奥さんの故郷、「大九州展」東京会場です。　 東京では、南は九州、北は北海道と大都市の物産展が、二つのデパートで同時に開催されてるとあって、いずれ劣らぬ名産品揃いに違いなく､否応無しに期待は高まります。 九州へは時々足を運んで、その絶品料理はいくらか堪能しているものの、その素材を改めて確認し眼福にあずかるのも楽しいものです。 何より、お客さんの明るい笑顔と、うきうきした姿に、こちらも、つられて、わくわくしています。 リンゴのアイス！脂質0！ 見るからに高級で美味そうなカステラが、バターの贅沢な使用のせいで、脂質が高く手に入れる事を断念しました。悔しいです。 まぁ見て回るだけでも目の保養、ちょっとした、お祭り気分を味わえて結構楽しいものです。まさか、迷い込んだ訳でもないでしょうがが、ここにも訪日外国人の姿が見られるのは、場違いな感じがして不思議です。 人間は本来欲深く、ついパワーを主張したがるが、ここでは其々の国の続きをみる

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