閉じる

末原拓馬(すえはらたくま)

  • ニュース

  • SNS

  • ドラマ出演作

  • 関連特集

末原拓馬のプロフィール

誕生日
1985年7月8日
星座
かに座
出身地
東京都
血液型
O型
2006年舞台「緋色の星」に出演。舞台「おんぼろ」「おんぼろ!」など、多数作品の演出・脚本を手掛ける。末原拓馬一人芝居「ひとりじゃできねーもん」では演出・脚本・出演を務めた。日本テレビドラマ「毒‐ポイズン‐」「怪盗山猫」、フジテレビドラマ「残念な夫。」に出演。2016年舞台「狼少年ニ星屑ヲ」、2017年舞台「末広拓馬のひとりじゃできねぇもん2017」に出演。趣味はピアノ、読書。特技は絵、ギター。

末原拓馬のニュース

  • 荒牧慶彦企画・プロデュース・出演の舞台『Club キャッテリア』上演決定 主役は石川凌雅

    荒牧慶彦企画・プロデュース・出演の舞台『Club キャッテリア』上演決定 主役は石川凌雅

    2023/02/01 01:30
  • 菊池風磨、名作「ハムレット」で舞台単独初主演!「新たな菊池風磨をお見せすることを約束いたします」

    菊池風磨、名作「ハムレット」で舞台単独初主演!「新たな菊池風磨をお見せすることを約束いたします」

    2019/05/17 04:00
もっと見る

末原拓馬のSNS

  • 2024/11/03からのいろい、

    11月3日先日PASMOをなくし、探し、見つからず、新しいものをゲットしたのだが、また昨晩、PASMOとスタバカードを…

    アメブロ 末原拓馬オフィシャルブログ「末原拓馬の瞬く間」Powered by Ameba 20日前

  • 2024/10/21からの雑文

    自転車のカゴの網目にカゲロウがひっかかって出てこれなくなってて僕はどう助けようかと迷った。カゴに乗せてそのままどこかに…

    アメブロ 末原拓馬オフィシャルブログ「末原拓馬の瞬く間」Powered by Ameba 33日前

  • 日々のすごくとりとめもない雑駄文のつどい

    10月10日母が誕生日だったので酒を飲んだ。近年珍しくスケジュールを調整できてよかった。昔は体育の日だったけど、今はな…

    アメブロ 末原拓馬オフィシャルブログ「末原拓馬の瞬く間」Powered by Ameba 40日前

  • 朗読劇『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』おしまい。

    朗読劇『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』が終わりました。千穐楽から少し配信もやっていたから少しだけホッとし…

    アメブロ 末原拓馬オフィシャルブログ「末原拓馬の瞬く間」Powered by Ameba 48日前

  • 日々の雑文

    脚本演出をしている舞台の幕が上がり、脚本4本の執筆に追われながら打ち合わせを繰り返したりな日々。例によって、日々の中で…

    アメブロ 末原拓馬オフィシャルブログ「末原拓馬の瞬く間」Powered by Ameba 116日前

  • ひびのにっき

    震えながら演出家をやってる。恐怖のせいではない稽古場が、寒いのだ俳優は動き回るから暑いもんで、稽古場では彼らに合わせて…

    アメブロ 末原拓馬オフィシャルブログ「末原拓馬の瞬く間」Powered by Ameba 125日前

2024/11/03からのいろい、
2024/11/03 10:45アメブロ

11月3日先日PASMOをなくし、探し、見つからず、新しいものをゲットしたのだが、また昨晩、PASMOとスタバカードを落とした。たくさんお金が入ってたやつなのだから悲しい。お年玉というか、落とし札だ。どうか誰かに拾われて幸せになって欲しいし、拾った誰かを幸せにして欲しい。11月4日脚本演出と出演のGRAVITY on STAGEの舞台本番。どうでもいいけどアルファベットの公演タイトルはかっこいいけど文字を打つのが少し大変だ。あと、妙な漢字のやつもだけど。姿月あさとさんが、「キーンジは爪の色が普通じゃない方がええで」と言いだして、爪を塗ってくれた。塗り終わったあとで、「どう?爪が息苦しくなったやろ?」と言われた。え、あ、うんてなった。HYのヒデくん。演技初挑戦だけど、役柄的にもタッグを組んで二人三脚走り抜けた。この新里英之という魂に出会えたことは今回の恵みの一つ。また会いたいし、また何かやりたい。沖縄に会いに行こうかな。義久さんと光司。どちらともこの短期間で信じられないくらい遊んだ感覚がある。義久さんなんて笑うほど体育会系男子であった。バレエシーンとの融合もうまくいったように思う。真ん中の白髪の男性が、こうづなかば氏。こうづさんへの贈り物としてこの物語を描いた。祈りを探す登場人物のネイカヴァ、キーンジ、アツサイの名前は、それぞれこうづさん関連のみなさんのお名前から頂いた。ネイカヴァは、「なかば」だしね。こうづさんはウェットに感情を表現するタイプではないけれど、心の内側に巨大な波を飼っているのは友人としてよく知ってるし、そこが好きだ。人生の一部として、ずっとこの物語を大切にしてもらえたら嬉しい。広い会場の2000席がパンパンに埋まっていたけれど、物語の寿命として1日というのはあまりに短すぎる気もするので、またやりたい。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。机まわりが汚いとスタッフに叱られた。片付けようといつも思ってるのに気付くと忘れたりすること多く、片付けに関する本をこれまで何度も買って読んでる。いつの間にかその本たちで部屋が散らかってるのだから世界は無情だ。11月5日先週から左目がひどい腫れ方だったんだけど、起きたら今度は右目がひどい腫れ方。目医者に行ったのだが、結膜炎とかそういう感じらしい。触って痛いならウイルスで、痛くないからアレルギー、みたいな話だった気がするのだけど、目に光を入れる機械に興味を持ってたら医者の先生の話聞き逃して、あちゃあと思って手渡された紙をみたら「目が腫れている」と書かれていた。いやわかってるって!処方箋を出されたので目薬をもらおうとおもって調剤薬局に行ったのだが、「ただいまの待ち時間50分」と書かれていてたまげた。テーマパークだ。50分の間、仕方ないので執筆をしていたのだけど、サンプルの青汁を配る人が来たり、変なLINEに登録させられたり、不思議な場所であった。明日は遠出だ。朝から軽井沢に向かうのだが、荷造りができない。諦めて朝、向き合うことにする。11月6日第16回日本映像グランプリで、主演映画「エスパーX探偵社」が荒唐荘子賞というありがたいものをいただいたのだ。授賞式がなぜか軽井沢で、監督やプロデューサー、俳優たちがひしめき合う山中の館に足を踏み入れた。これが映画なら確実に夜は殺人事件が起こる。審査委員長の村井敬さんという建築家としても名を馳せた方の映画評論が本当に素晴らしいおもしろさでよかった。博識な人ってのはいいな。雑学王とは似て非なる者だから、そこのあたりは、コンピューターとも全く違って、なんだか人間の尊厳というか美しさを目撃したような気持ちになった。100本以上観て審査したというのだけどすごい。俺なんて今年観た映画何本だろう。5本も観れてないかもだ。一泊したのだけど、部屋がまさかの監督との相部屋だった。帰り道に山奥で迷子になって遭難しかけたり大変だったけど、なんとか帰京。11月7日夕方からはまた脚本打ち合わせ。こちらも大盛り上がりしてよかった。すぐに描き始めたい!!!と心が熱望するも、実際にこのプロジェクトが動くのはまだ先で、すぐにやらねばならない執筆がまだまだ目の前にあり、こうして、いつも少し混乱する続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

2024/10/21からの雑文
2024/10/21 18:01アメブロ

自転車のカゴの網目にカゲロウがひっかかって出てこれなくなってて僕はどう助けようかと迷った。カゴに乗せてそのままどこかに連れて行くのも申し訳なくて、試しにふうっと息を吹いて飛ばそうとしてみたけどカゲロウびっくりするくらいにその風くらって下手したら足くらいもげちまいそうだ。とは言え、指で翅か足(とても長く細い)を掴んでみても、これまたもげちまいそうだ。成虫になってからの命が嘘みたいに短いと言うのは知ってるよ。どうしたい。どうなりたい。どこに行きたい。こいつなど何も考えていないんだと想像した方が気持ちが楽だけど、そんなわけもないと思う。自転車を真っ逆さまにひっくり返してカゲロウを手のひらの上に落とし、近くの木や草の生えてるところまで連れて行った。そのあと自転車に乗りながら、もしかしてあいつは遠くに行きたくてカゴに忍び込んだのではと考え始めて、猛烈な後悔に襲われた。金木犀は雨に濡れたときの方が匂いが強い気がする。それがなんだか、妙に残酷なことのような気がしてる。いよいよもって『カスタネット』の本番間近だってんで、準備にいそしむ日々。同じ芸術祭に参加する他のカンパニーが賑やかに稽古場での集合写真をアップする中、こちとら独りぼっちだ。なんて思っていたら、俳優仲間やスタッフの屈強な男たちから連絡が来て、アトリエに押し掛けて手伝いをしてくれたりする。ありがたい。芸術家たるもの孤高でありたいところだが寂しいのはちゃんと苦手だ。写真家の三浦麻旅子さんも来てくれた。俳優を始めて最初に写真を撮ってくれたひと。父の知り合いづての紹介で出会ったが、かれこれ随分な月日だ。何せ芝居を始めた頃からの付き合いなので、外部の仕事はともかくとして我がクリエイティブキャリアのほぼすべてを目撃してくれてそしてフィルムに焼き付けてくれてる。自分でさえ忘れ続ける時間を、遺してくれる人がいるのは嬉しい。フィルムじゃないか、今は。独り芝居をやるほどに、独りじゃないと実感する。ひとに守られ助けられてばかり。よいことだと思う。情けないなとも思う。僕らの世界は、野生動物に餌やりをしてはいけないことになっている。それは結局、動物たちにとって不幸なことになるんだ!と。心がぐにゃぐにゃする世界だ。お腹が減っている生物を見たら何かを食べさせてあげたいと言う超本能的な心の動きを封鎖しなくてはいけないとは。これは、合ってるんか。アジア諸国を歩くときは子供に付いてこられたら逃げた方がいいと言う、彼らは物乞いで、物や金をあげ始めたらキリがないからと言う。理解はできる、でも、合ってるんか。いろいろなことは、わかっちゃわないこともなくて、簡単な支援が相手の自立心を奪うだとか、病気の蔓延がどうだとか、糞害だとか、こちらの身を守るためだとか、わかるのだけど、めちゃくちゃシンプルに、困ってる人がいることがまあまあ我慢ならないのもホントのことで、見て見ぬふりの心的ストレスたるや食品添加物くらいには体にも悪そうだ。世界を丸ごと変えていかないとこのモヤモヤから逃れられないのだと思うと頭を抱えてしまう。世界と向き合う時、ほとんどの行動は焼け石に水だ。でも、水がかかった瞬間は焼け石も一瞬ヒヤッとできるよね、と思うし、海ほどの圧倒的水量の中にぶち込めば焼け石もさすがに冷えるよな、という希望もある。。。。お酒をやめて毎日走り倒して独り稽古をしまくりながら思いつくがままに脚本を描いておる、みたいな毎日。本来の自分が戻ってきたなと言う感じがする。まあ、人間、何を持って「本来」なのかはよう知らんし、本来に戻りすぎたら赤ん坊だぞもっと言うと無だぞとも思うのだけど、とにかく最近なんだか自らの野生感にしっくりきてる。そもそも、デスクワーク業になるとは微塵も思ってなかった人生で執筆と打ち合わせばかりと言う昨今が不思議なのだもの。打ち合わせを散歩形式にしたり、公園や駐車場で話させてもらったり工夫をしてるけど、走り回って泣いたり笑ったり大声張り上げてるのが続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

日々のすごくとりとめもない雑駄文のつどい
2024/10/14 10:05アメブロ

10月10日母が誕生日だったので酒を飲んだ。近年珍しくスケジュールを調整できてよかった。昔は体育の日だったけど、今はなかなか体育の日にはなれない日だ。鹿児島出身のせいか、うちは両親ともに大酒飲みで、しっかりとその2人の息子らしくあろうと拓馬も努めてアルカホリックめいた人生をお送りしている。末原家は家族でわざわざ外食と言う文化は小さい頃からあんまりなかった。外でお酒は?となると、さらにちっともない。父とは何度か、外で一緒に何かを観たり、ライブなど一緒に仕事した帰りなんかに飲んだことはあるが、数えるほど。「今日、飲み行こうぜ!」なんて誘ってみたらよかったのになあ、と今更ながらに思うけど、そもそもわざわざ居酒屋に行くと言う文化があまりない我が人生だったもので仕方がない。母とは、となると、更に回数は少ない。そもそも母は生まれてこの方、居酒屋に行ったことがあまりないらしい。常に育てるものがいる人生だったからな気もする。行きたいのに行けない、という以前に、行ったことがなかったのだ。て、わけで、誕生日を言い訳にというか、居酒屋に誘うことにしてみた。基本、何に誘っても、自分がもてなされたり贈られたりに対してリアクションの悪い母で、喜ばせ方の難しさに家族みんな手を焼いてきたんだが、この日は誘ったら乗り気になってくれた。で、まあ、飲む、飲む。息子よりも、飲む。で、この度(たぶん)初めて知った衝撃の事実があって、母方の家系の苗字、つまり、ひいじいちゃんの苗字、「サコウ」であるのは知っていたんだが、漢字で酒匂と書くらしい。なんだそりゃ調べてみたら、川の名前に由来するらしいんだが、ヤマトタケルがその川に神酒を注いで龍神に祈念したら、その匂いがしばらく止まらなかった、みたいな神話に基づくらしい。以前に龍呼ばわりされていたことがあったせいか、龍はなんか親近感の湧く存在だから、龍がらみてのも、いい。母は物欲もない人なのでプレゼントも悩みつつ、今年はミモザの木を贈ってみたんだが、怒られた。何年も前にソメイヨシノを贈って怒られたことがあったんだが、やっぱ、無理か。うち一軒家じゃないからな。。。。。寝ても覚めても居ても立っても居られないコンディションで、とにかく夜中に歩き回ることが多い今日この頃。ハロウィンぽいゴミ箱を目撃。極めてゴースティだ。目は目としてこのままにしといて、缶を飲み込む口は別に作ってあげたい。深夜にタヌキも見かけた。ニュースによると最近じゃ猿もあちこちの街中に出るらしい。どうせ世界がディストピアみたいになってくなら動物が出まくる感じがいい。将来の展望として、動物に食われるのは悪くない。。。。台湾料理!と、どんっと背中に書かれた自動販売機を見つけたので、果たしてどんな物を売ってるんだ?と思って正面に回ったら......元祖名古屋名物!名古屋なの?台湾なの?と混乱しかけるが、大らかっていいなあ、と思った。「失ってから大切さに気づく」という概念はそこかしこで聞くが、とっても真理だ。ドラえもんに「ありがたみわかり機」という道具がある。例えば、靴のありがたみを知りたい!と頼むと、靴が身の回りから消えるのだ。そうすることによって、自分が日頃いかに靴から恩恵を授かっていたか、靴を愛していたか、なんてことを実感できるのだ。これは素晴らしい道具だが、実際には、「これについて、ありがたみわかり機を使おう!」と思えた時点で問題はほとんど片付いていることが多い。そのものを「当たり前に思ってしまっているし、煩わしいと思っているが、もしかして、自分にとって大切なものなんじゃないか?」と薄々気付いているわけだから。実際は、ありがたさに気づいていないまま大切にし損ねて失うものが人生にはそれなりに多い。どうも、「まさかなくなるわけはない」という思い込みは全てにおいて持つべきではないようだ。僕らは平家物語を熟読する必要があるわけで、永遠に続くものなど存在しないのだ。すべてのものが死に絶え、消え去り、変化していくことを心から信じて、僕らは大切なものを大切にしなくてはいけない。だが、この「大切にする」というのは技術が必要で、難しい。みんながんばろう。みんなに幸あれ、と祈る次第である。脚本、演出、出演のGRAVITY on STAGEの稽古が挟まる日々。末原拓馬がまだ何者でもない頃から目を掛けて助けてくれたデザイナーこうづなかば氏の活動40周年を記念して行われるこの公演だって言うものだから、「出世払いね!」と言ってなんでも頼んでいたあの頃の恩返しをようやく、という気持ちで全力を注いでいる。そもそも、ウクライナのアーティストとコラボと言うコンセプトがあった。ウクライナのバレエダンサーのマトヴィエンコ氏と現代音楽家のヘイナリさんと作品を創ろう、って。本当は来日していただく予定だったものの諸々の残念な事情でそれは果たせなかったのだが、音と映像で、作品の大切な部分を担ってくださる。この公演はバレエと演劇のミクスチャー。バレエと言えばロシアである。ロシアやらウクライナやら......こちとら日本だし、テーマは宇宙だしだ。なんと言うか、芸術家同士、文化の繋がりは、国境だの世界情勢だのは洒落臭ぇと蹴飛ばさせていただき勝手にやらせてもらうぜよ、という気持ちの表明が根底にある。宇宙コロニーに住む、なぜか迫害を受けて育った青年ネイカヴァが、食べ物を盗んで処刑されるところから物語は始まる。死刑に際してのネイカヴァのスタンスは「別にどう続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

朗読劇『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』おしまい。
2024/10/06 10:26アメブロ

朗読劇『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』が終わりました。千穐楽から少し配信もやっていたから少しだけホッとしていたのに、配信も終わってしまいました。 「ま、終わらない夏休みなんてあるわけないもんね」とキヨのセリフが物語の中にもあるけれど、終わらないものってこの世界にほとんどないから仕方なく、それに向き合うしかない。 どうせ終わるなら、最高の終わり方にしたい、誰もに自慢できる、かっこいい時間だったと胸を張りたい。 これは、演出の時にみんなに話したことでもありました。夏休みの自由研究を、クラスの前で、めちゃくちゃかっこよく発表する、それが5人のワクワクしてたまらない夢でした。5人とも、めちゃくちゃ仲間外れなんですよね、校内で。だから、「キモい5人」が集まって発表なんて黒板の前に並んだ瞬間、クラスメイトはくすくすと意地悪な笑いをぶつけてくるだろうと5人はわかってるんです。それでも、海を盗んできたんだ!最高の冒険を経てな!と、そう叫んでやるのは、想像するだけでうっとりする時間だったのです。50年も経ってしまったんですけどね。50年も終わらなかったヴィンテージものの夏休み、それを自分の意思で今更終わらせないといけないのは、頭おかしくなるくらい悲しい。選ぶはめになったトノキヨもかわいそうです、ほんと。『僕たちはその鉄橋を』というタイトルの絵です。 50年もの間、ポセイドン号は橋の上に居続けて待ち侘びた。 渡り切れなかった鉄橋を、5人は渡り切る、想像の力で。 彼らは世界の現実にさえ頼らないで、自分たちの力で橋を渡りきり、砂浜を駆け巡り、波と戯れ、キャンプファイヤーをやり、そしてついには朝日まで昇らせてしまう。勇者なんです。どんなかっこいい戦隊モノのヒーローたちも、彼らには勝てない。 僕らは稽古場でそんなことを語らって本番に挑みました。2021年、舞台初演。 必死で作り上げたのでした。https://www.amazon.co.jp/%E7%93%B6%E8%A9%B0%E3%82%81%E3%81%AE%E6%B5%B7%E3%81%AF%E5%AF%9D%E5%AE%A4%E3%81%A7%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%BA%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%A4%A2%E3%82%92%E3%81%86%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%9F-%E6%9C%AB%E5%8E%9F-%E6%8B%93%E9%A6%AC/dp/40652874992022年、小説化、出版。時を同じくして、舞台再演。ダブルキャストにし、ダンサーたちも入れて演出も派手にした。朗読劇、一度目。実力派の声優たちを集めて挑んだ。初めて、自分は出演をしないリュズタンだった。不思議な気持ちだったけれど、出演者も来場者も物語を愛してくれた。物語が独り立ちした気持ちになった。 そして今年、朗読劇2度目。実に5回も姿を変えて、贈り直してきた。こんな作品は人生でも初めてです。 向き合うたびに心がどうにかなってしまいそうになる作品です。 て言うのは、いろんなところで語っているので、毎年言うのもどうかと思いつつ何ですが、この作品は僕の父が他界したことににまつわって描いたものです。詳しくは2021年7〜8月あたりのブログを読んでもらえたりするとこの作品が生まれた経緯がよくわかるとは思うんですが、リュズタンは、僕にとってとてつもなく私的な意味合いも持っている物語です。 死の直前まで父はこのリュズタンのサウンドトラックを創っていました。筆の遅い息子より先に音楽を創ってしまうというタイプの創作はこれまでも何度かありましたが、その後でこんなに遠くに行ってしまうのは初めて。父の遺した音楽を使って物語を創る、歯を食いしばりながら挑んだのもいまや懐かしい記憶です。 だからこそ、この物語をみんなのものにしたいと言う強い気持ちがあります。それは、世界が父と、父の音楽を忘れないで欲しいと言う思いです。父は肉体を捨てて音楽になってしまったのですが、それはそれで、父なので。世界から忘れ去られ無い限りは、父は消えてなくなったりはしないな、と。 なんで、父とリュズタン、そしてその音楽を知る人が次から次に現れてくれますようにと願いながら物語を続けるし、そんな仲間が、リュズタンに触れる度に末原康志という存在を思い出してもらえれば嬉しいです。 この物語が、いつか古典と呼ばれるようになるのを願っています。生まれて経緯なんていつしか忘れ去られても良くて、僕自身もいなくなって、忘れられてもいいから、リュズタンみんなのものであってほしい。みんなの御守り出会ってほしい。どうかこの物語があなたの物語でありますように。キヨは、実は4人の仲間といない時間はいつも暗い家の中で一人ぼっちなんです。母親は昼間も夜中も仕事に出かけていて、滅多に話すこともできない。借金取りが来ることも多いので明かりを消している。そんな中でキヨはリュズタンと過ごし、想像の力で無理矢理に毎日を美しい物語に変えていった。キヨは学校でも「それ、リュズタンに言おうかな」とか突然口走るので、当然周りからは浮いている。 物語中盤で想像力の練習をする場面は、あれは屋根裏部屋なんですが、キヨなりに調べた海にまつわる絵とか資料とかが吊り下げられてたり、ノリムネからもらった魚の骨とか貝とかがあちこちに飾られています。 4人の存在はキヨにとってはすべて。奇跡のような仲間。生まれ変わっても永遠に繋がり続けたいというのは、切実な、夢のような願いなのでした。フナノはとにかく父親を全面的に尊敬しています。尊敬していい父親ではほんとうはないんですけどね・・・言うまでもなく、周りからは浮きまくり。別に彼自身のフィジカルが強いわけでもないし、やさぐれたメンタルがあるわけでもない。父を、父という理由だけで尊敬し、そしていつか自分もそうなりたいと願っています。古典文学が得意なのは、年老いた祖父と共に暮らしているからだったりします。父から受け継いだポセイドン号をどれほど大切にしていたか、なんてこともよく話しました。毎晩みがいてたんだろうなあクラスではほとんど誰とも喋らないミナ。劇中では語られていないけれど、ミナはトノキヨと出会ってから、トノキヨの前で何度も歌と踊りを披露するようになるんです。ミナは、ト続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

日々の雑文
2024/07/30 16:55アメブロ

脚本演出をしている舞台の幕が上がり、脚本4本の執筆に追われながら打ち合わせを繰り返したりな日々。例によって、日々の中でだらしなく書き溜めた文章を放出です。7月28日「霊柩車を見たら親指を隠さないと父親が死ぬ」 そんな迷信を小学校の時に聞いて以来、すこぶる気をつけて生きてきた。 今日、仕事の帰り道で霊柩車を見かけた。最近はあのお神輿みたいな車ではなくて、かっこよくて黒い外国車だったりする。慌ててサッと親指を隠したものの、もう気にしなくていいんやないかーい、と、お笑い芸人よろしくなるべくひょうきんな感じで自分にツッコミを入れる。 7月29日舞台Clubドーシャ劇場入り。スタッフたちのクリエイティブが一堂に会する特別な時間。「裏方さん」という言葉はあまりしっくりこない。裏からみればこちらが表で、それはそれはクリエイティブな喜びと熱い闘いが渦巻いてる。表裏一体だ。 幾度となく重ねられるワクワクとした打ち合わせは、それはそれは楽しい。演劇愛と情熱で繋がるスタッフとの新たな出会いと再会を楽しみにして生きている。今回のチームも抜群に素敵。 。。。。 炎天下の下、とてつもない数のミミズがひからびて死んでいた。昨晩が大雨だったからだろう。 おとなしく土の中にいればよかったのに何してるんだ?バカなのか?と、亡骸を目にした自分のショックに任せてズケズケとおもう。そして、その後で、やめとけばいいのに、命をかけてでも外に出たかった彼らのロマンもを想像してしまう。 あー、自分たちも偉そうに言えないじゃんな、と思う。生命活動を続けることが目標ならば安全な家の中に立て籠もって生きるのがベストか?ミミズは、そして人間は、何のために生きてるんだ? 命を危険に晒してまでやる意味のあること、を僕らは繰り返してる。どのくらい晒すかは匙加減、晒しすぎた者がたまにうっかり死ぬ。死ぬほど生きたかった命を、そこまで堂々と馬鹿にはできない僕ら。 8月2日アンタ本番中に関係者席でスマホ観てたの!?とマネージャーに言われる。「脚本家が関係者席で本番中に携帯を見ていた」的なことがネットで話題になり拡散されてるぞ、と。 ひょへ!?と声が出た。当たり前だけど、そんなことするわけがないのだが、魔女狩りを彷彿とさせる根も葉もない濡れ衣を着せられて風邪を引きそうである。火のないところにも煙がたつのか.....今回は、かが屋さんとの共同で脚本を描いたので脚本家と言えば2人いるのだが、賀屋さんが来たのは翌日なので、この場合、容疑者は僕だ。 やって、おりませなんだ・・・ まず、初日からしばらくの本番中は、終演後にキャストとスタッフに作品改善点を伝えるため、紙とペンを握り締め、命懸けで作品のチェックをしている。それが演出家の仕事だし、僕は日頃から、劇場に入ってからもしつこく作品を磨きたいたちだ。 それに、そもそも関係者席に座ってない。本番中に演出家が隣でメモを取っていたらお客さんの迷惑になるだろうからと、僕はメモを取りたいとかは制作さんに言って特別な席を用意してもらうことにしてる。やむを得ずお客さんの隣に座ったことも過去にはあるが、そんな時は気を散らせないように細心の注意を払う。シーンの最中に突然演出家が隣でカリカリカリカリとメモを始めたら「あ、ここのシーン、問題あるんだ!」とか思っちゃうだろうなあ、と思うのである。気にしすぎかもだが、僕は本番の場内で起きることについて病的に完璧主義なところがあるのだ。 何よりも、我々演劇人にとって、客席の観劇マナー向上は悲願。昨今はみなさまのおかげで良い観劇マナーが浸透してきてありがたい限りだが、世界の様々な演劇大国を参考にすれば、もっともっと素敵になる気もしている。堅苦しくなりすぎず、だけど、他人の自由を踏み躙らないようにみんなが自由でいられる空間創りをこれからも目指し続けます。 と、まあ、自分の身の潔白をここでひっそりと晴らしておきます。Twitterに書こうかと思った続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

ひびのにっき
2024/07/21 08:46アメブロ

震えながら演出家をやってる。恐怖のせいではない稽古場が、寒いのだ俳優は動き回るから暑いもんで、稽古場では彼らに合わせてクーラーをガンガンにする。しかし、こちとらは座りっぱなしだ。凍える。ほんとに凍える。そうでなくても1年中長袖でいる寒がりの自分だ。長袖の上に長袖を重ねてる。7月19日じゅーくりーむの日。シュークリームをたべる。しょーこりーもなく、たべる。7月20日髪を切る。けっこう切った。いつもお願いしているひとがどうしても都合つかなく、それはそれは適当に決めたお店の初めましての方に切ってもらったのだが、「どうしますか?」と聞かれて、やっぱり答えられず、任せてしまった。「自分で自分のことを決めるのが大人なんだ」と叱られたことがある。そうありたいと思ったのに、自分の髪の毛のことさえ、どうでもいいなんて。食べ物にこだわりもないし、滅多なことでは「いやだ!」という気持ちにならない。なれない。さすがに大人に見られないとかっこ悪いフェイズに突入しているもので、がんばって、何事も自分で決めたいフリをしてみたこともあるけれど、大人ごっこをしてるみたいで逆に幼い奴な気分になる。自分のことは自分で決めるべき、なんてことを他人に決められているようじゃまだまだである。こだわらないことには胸を張って、こだわらない勇ましさを手に入れたい。7月21日また脚本を描いて提出してしまった。このひと月で3本目だ。どうしたんだ、こんなに締切を守れるだなんて。基本的に、提出しました!みたいなことは公に言うこともない。脚本の進行てのはどうにもはやくて、まだ制作発表もされてないことが多いのだ。秘密裏に進めている。人知れず、独り、部屋にこもって。7月23日稽古前に、9月に出演する『パニックピッカー』のヴィジュアル撮影に行く。Clubドーシャとは打って変わって、この座組では下っ端でとても心地よい。いわゆるバイプレーヤーのお兄さんたちが手を組んでつくりだした劇団。艶漢という何年もやっていたシリーズでの戦友、三上俊ちゃんとも久しぶりの共演。たまたま撮影の時間が被ったおかげでの再会できてうれしかった。こういう誰かとの再会のときに、相手より喜びすぎてしまう癖が自分にはあることを最近では自覚していて、気を付けてる。撮影のヘアメイクさんが「覚えていないと思いますけど、私、実は前にご一緒したんですよ」と話してくれた。マスクで最初は気付かなかったけど、言われて、あー!と思い出したので「あ、覚えてる!」と続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

もっと見る

末原拓馬のドラマ出演作

  • 人形佐七捕物帳(2016年)出演
  • 残念な夫。(2015年)出演「産後危機」を迎えた夫婦を描く社会派ライトコメディー。主演は玉木宏。子供が生まれてから妻の態度が冷たくなったように感じるが、その原因や解決方法が分からず、家庭内で“残念な夫”に成り下がってしまった住宅...
もっと見る

このページはWEBザテレビジョン編集部が作成・配信しています。

  • 「ザテレビジョン」からのプレゼント!

    「ザテレビジョン」からのプレゼント!

  • ザテレビジョン マンガ部まとめ

    SNSでバズった話題のマンガが読み放題!ザテレビジョン マンガ部まとめ

  • コミック試し読みまとめ

    話題の作品がいっぱい!コミック試し読みまとめ

  • 推したい!フレッシュFACE

    推したい!フレッシュFACE

  • 第121回ザテレビジョンドラマアカデミー賞

    結果発表!第121回ザテレビジョンドラマアカデミー賞

  • 【秋ドラマ】2024年10月期の新ドラマまとめ一覧

    随時更新中!【秋ドラマ】2024年10月期の新ドラマまとめ一覧

もっと見る

Q&A

末原拓馬の誕生日は?
1985年7月8日です。
末原拓馬の出身地は?
東京都です。
末原拓馬の星座は?
かに座です。
末原拓馬の血液型は?
O型です。
末原拓馬のプロフィールは?
2006年舞台「緋色の星」に出演。舞台「おんぼろ」「おんぼろ!」など、多数作品の演出・脚本を手掛ける。末原拓馬一人芝居「ひとりじゃできねーもん」では演出・脚本・出演を務めた。日本テレビドラマ「毒‐ポイズン‐」「怪盗山猫」、フジテレビドラマ「残念な夫。」に出演。2016年舞台「狼少年ニ星屑ヲ」、2017年舞台「末広拓馬のひとりじゃできねぇもん2017」に出演。趣味はピアノ、読書。特技は絵、ギター。