ドラえもんのあらすじ
みんなが消しピンで遊ぶ中、のび太は下手だからと仲間に入れてもらえない。家に帰ると、ママがドラえもんに頼んで雨どいの掃除をしていた。だが、ドラえもんの姿は見当たらない。部屋に入ると、ゴーグルをつけて、マットのようなものの上で謎の動きをするドラえもんがいた。“アクション連動マット”という道具を使うと、アクションチップをつけたものを自分の体と同じように動かせるため、ぞうきんにチップをつけて雨どいを拭いていたらしい。さらに、セットのゴーグルを装着すると、チップから広がる景色が見えるという。そこでのび太は消しゴムにチップをつけ、ドラえもんにゴーグルを装着してもらうと、ジャイアンたちに消しピン勝負を挑む。
のび太たちは好きな国を選んで新聞にまとめることに。図書館で調べようという出木杉に対し、スネ夫は「世界中のいろいろな国を旅行したから調べなくても楽勝」と言い出し、さらには「のび太は図書館に行っても居眠りするだけ」とバカにし始める。悔しいのび太はドラえもんに“どこでもドア”を出してほしいと頼むが、何について調べるかも決まっていないことを指摘され、ふてくされてしまう。ドラえもんはあきれつつも、外国について手軽に知ることができる“海外リョコッキ”を取り出す。のび太は早速ドラえもんからリョコッキを受け取り、腕につけてみる。
ハイキングに行くことになったのび太は、ジャイアンとスネ夫から、「疲れて座り込んだら置いてけぼりにする」と言われてしまう。そこでドラえもんは、ポケットからトイレットペーパーのようなものを取り出す。ちぎると空にう浮かぶ“トビレットペーパー”というひみつ道具で、体に巻けば体が軽くなって楽々と山登りできるという。次の日、のび太は服の下にトビレットペーパーを巻き、ドラえもんもトビレットペーパーをポケットに入れてハイキングに参加する。途中でしずかにもトビレットペーパーを分けてあげると、3人で軽々と頂上を目指して進んでいく。ところが、スネ夫から回り道を教えられてしまい、でこぼこ道や壊れた橋が次々と現れる。
のび太はスネ夫から「自分の背後霊はスペイン貴族だ」と自慢される。背後霊なんて信じないのび太だったが、ドラえもんから“ロボット背後霊”なら売っていると言われ、使ってみたいと言い出す。ドラえもんから、「寝ても起きてもずっとくっつかれることになるからよく考えた方がいい」と言われるが、のび太はさっさと背後霊が入っている缶を開けてしまう。すると、中から煙のようなものが出て、そのまま消えてしまう。目には見えないが、ちゃんとそこに存在しているらしい。その後、のび太に取りついたロボット背後霊は、お使いを頼むママを追い出したり、ジャイアンとスネ夫からおもちゃを取り上げたりと、のび太の気持ちに敏感に反応する。