ドラえもんのあらすじ一覧
スネ夫からジャイアンについて聞かれたのび太は、つい調子に乗ってジャイアンの悪口をしゃべってしまう。だが、それは“新聞係”になったスネ夫の取材だった。学校のかべ新聞に載ることを心配するのび太に泣きつかれたドラえもんは、ひみつ道具の“辞典メーカー”を取り出す。これを使えば、新しい言葉を作ったり言葉の意味を増やしたりできるという。ドラえもんは、ママに向かって「今日の髪型、すっごくゴリラだね!」と言ったところ、なんとママは大喜びする。その効果に疑心暗鬼だったのび太は安心してドラえもんと一緒に、スネ夫に会いに行く。
大泣きで帰ってきたドラえもんにのび太が理由を尋ねると、メルちゃんに振られたのだという。そんな中、パパの態度に怒ったママとパパの言い争う声が聞こえてくる。そんな2人を見たドラえもんの一声でパパは反省するが、ママはすっかりご機嫌斜め。そこでドラえもんは、ひみつ道具の“ハナターバン”を取り出してパパに被せる。ターバンから出た花束をプレゼントすると、その花の花言葉の効果が相手に表れるという。ドラえもんは、花言葉辞典で“ごめんなさい”という花言葉の紫のヒヤシンスを選び、それをパパが言うとターバンから紫のヒヤシンスの花束が出てくる。早速、パパはその花束を渡してママに謝ることに。
のび太は、パパの提案で家族で箱毛山に出掛けることに。だが、その話を聞いたスネ夫が、先週箱毛山に行って観光客で大混雑だったから止めたほうがいいとアドバイスする。その話を聞いたパパは行く気をなくし、のび太は落ち込んでしまう。見兼ねたドラえもんは、地図の上で作動させておくとジャイロが示した場所には誰もよりつかなくなるという“人よけジャイロ”を取り出す。早速、ドラえもんは明日の箱毛山にセットする。翌朝、のび太を起こすが、箱毛山には行きたくないと言いだす。のび太も人よけジャイロの影響を受けていた。そこで影響を受けなくなるバッジをのび太に付け、ママとパパを誘うが、パパはすでにゴルフに出掛けた後だった。
しずかと長電話をしてパパに怒られたのび太に相談されたドラえもんは、糸電話のような“おしかけ電話”を取り出す。のび太が片方の電話に向かって「もしもし」と言うと電話の中に吸い込まれ、もう片方から飛び出して現れる。離れていてもできると聞いたのび太は、片方の電話を持って台所に向かう。ママから話しかけられても気にせず、「もしもし」と言ってみたところ、あっという間にもう片方の電話がある自分の部屋へと戻っていく。これをあちこちに置いておけば、「もしもし」と言うだけで瞬間移動できると考えたのび太は、ドラえもんに追加で“おしかけ電話”を出してもらい、みんなの家に置いてきてほしいと言いだす。
のび太らはスネ夫の家でハロウィーンパーティーを楽しむ。だが、途中で飽きてしまったジャイアンが、もっと楽しいことをしたいと言い出す。のび太に何とかしてほしいと頼まれたドラえもんは“タイム電話”で、未来デパートにゲームの注文をする。ドラえもんはみんなにゲームの説明をしようとするが、スネ夫がドラえもんから包みを奪って開けてしまう。箱の中から出てきたのは、“迷宮脱出ゲーム”のハロウィーン版。それを見たのび太らは大喜びで、ドラえもんの話も聞かずにゲームを始めてしまう。慌てるドラえもんは、ゲームの中に吸い込まれたのび太らを追いかける。
野良ネコのクロが、しずかのカナリヤを食べてしまったという。以前にクロの被害に遭っていたドラえもんは、クロを懲らしめようと決心する。クロを見つけたドラえもんが追い掛けていると、途中からのび太も加わる。何とかクロを追い詰めるが、あっさりと逃げられてしまう。どうしてもクロを懲らしめたいドラえもんは、“ゆうどうミサイル”を取り出し、クロに狙いを定めて発射させる。スピードも出なくてフラフラと飛んでいくミサイルのため、クロは悠々と逃げていく。のび太はガッカリするが、ドラえもんはこれからだと自信たっぷり。ゆうどうミサイルは、一度狙うと絶対に逃がさず、必ず命中するという。そしてミサイルは見事クロに命中する。
のび太とドラえもんは、人気アイドル・伊藤つばさの撮影を近くで見ることができるスネ夫がうらやましくてしかたがない。そこでドラえもんは、“七人の知り合い”という、チョンマゲ型のカツラのような道具を取り出す。この道具を使うと、“世界中の人々は間にだいたい6人の知り合いを挟めばつながっている”という論理を基に、どんな人とでも知り合いになれるのだという。早速チョンマゲを頭にかぶり、つばさと知り合いになりたいと願ったのび太はしずかの家へと導かれる。
のび太は自分の部屋に入ろうとするが、なぜかドアが開かない。そこに戻ってきたドラえもんがドアノブに鼻を押し付けるとドアが開き、のび太は驚く。ドラえもんは作りかけの帆船模型を壊されないよう、誰も部屋に入らないように鍵をかけていた。ドラえもんが使ったのは“からだキースタンプ”というひみつ道具で、指紋認証のような仕組みで体のどの部分でも鍵にできるのだという。その時、窓の外にしずかのペットのカナリアのピーちゃんを見たのび太らは、タケコプターをつけピーちゃんを捕まえる。鳥カゴのカギを開けて逃げてしまうことをしずかから聞いたのび太は、からだキースタンプを使ってしずかがいないとカゴが開かないようにする。
のび太らは空き地で野球の練習に励む。だが、のび太は野球が下手なことを理由に、ドブに落ちたボール拾いやボールが頭に当たった高校生に謝るなど、嫌なことばかりを押し付けられてしまう。そんなのび太に泣きつかれたドラえもんは、他人の筋肉を思い通りに動かすことができる“筋肉コントローラー”と“受信機発射ガン”を取り出す。ドラえもんは筋肉コントローラーを自分の頭の上に乗せ、のび太に向けて受信機発射ガンを撃つ。そして、コントローラーの起動ボタンを押すと、少し遅れて自分がドラえもんと同じ動きをしていることに驚く。これを使ってジャイアンが謝るようにすればいいと言われたのび太は、ジャイアンを捜しに行く。
ママにお使いを頼まれたのび太は、外に出たくないと言って奇声を上げてママに飛びかかろうとする。ジャイアンを怒らせたと推測したドラえもんは、どんな猛獣でも手にはめてあごの下をなでるとピタリとおとなしくなるという“猛獣ならし手ぶくろ”を取りだす。そしてママに、「のび太くんがまた0点を隠している」と告げる。それを聞いたママは鬼の形相で部屋に飛び込んでくるが、ドラえもんが猛獣ならし手ぶくろでママのアゴをなでたところ、一瞬で表情が変わり、まるでネコのようにドラえもんにすり寄ってくる。その様子を見たのび太は、早速ジャイアンに試すため会いに行く。
元気のない様子のドラえもんが気になるのび太は「好きなネコでもできたの?」と尋ねると、ドラえもんはうなずく。そのネコに会わせてほしいというのび太を連れて大きな屋敷に向かったドラえもんは、そこに暮らす真っ白なペルシャネコにひとめぼれしたのだという。「お嫁さんになってほしいなあ」とデレデレのドラえもんは、まずはプレゼントを贈ることを決める。未来デパートで22世紀のネコグッズをたんまり買い込むと、“どこでもドア”で彼女の暮らす部屋を訪れる。珍しいプレゼントの数々を喜んでくれただけでなく、「すてきなお友達ができてうれしい」と言われてテンションが上がるドラえもんは、彼女からあるお願い事をされる。
ドラえもんの誕生日の当日。のび太らは、伝説のトレジャーハンターにふんしたドラえもんが“天空城”を目指すアドベンチャー映画を楽しんでいた。誕生日のお祝いに、映画の主人公となってさまざまな冒険を体験できるひみつ道具“映画缶”を、ドラミに貸りていた。自分たちも体験したくなったのび太らは、それぞれ好きな缶を選んで映画の世界に入り込む。のび太は西部劇の保安官、しずかはスパイ映画の敏腕エージェント、ジャイアンは時代劇のスゴ腕の浪人、スネ夫はSFアクションのヒーローとなり、思い思いに冒険を楽しむ。だが、映画缶に想定外のトラブルが発生し、のび太ら4人は突然ドラえもんが冒険する映画の世界に放りこまれてしまう。
人気アイドル・伊藤翼の主演映画で、しかも翼の恋人役のオーディションがあると知ったドラえもんは、絶対に恋人役で出演すると決意。合格を目指し、しずかを恋人役にした特訓を始めるが、ドラえもんの演技はかなりひどいレベル。さらにスネ夫から、演技以前に目ヂカラがないと言われたドラえもんは、“取り消しゴムと目鼻ペン”を取りだす。のび太が取り消しゴムでドラえもんの目を消し、みんなの意見を聞きながら、印象的な目を描き込んでいく。その後、改めて演技の特訓を始めるが、目ヂカラがあっても何かが違うと言われる。ジャイアンから体を鍛えた方がいいとアドバイスされたドラえもんは筋トレを始めるが、すぐに力尽きてしまう。
紅茶を飲んだ女性が風に吹かれて空へと舞い上がるテレビCMを見たのび太は、そのトリックに興味津々。ドラえもんは青や緑色をバックに撮影した映像を別の景色と合わせる“クロマキー合成”の説明をするが、のび太は全く理解できない。そこで“クロマキーセット”を取り出したドラえもんは、“スパイ衛星”で撮影した外の風景をモニターに映し出し、グリーンバックの前に立ったドラえもんをカメラで撮影してミキサーのスイッチを押す。すると、それぞれの映像が一つの画面に重なり、のび太はドラえもんが風景の中を飛んでいくように見えて驚く。仕組みが分かったのび太は、クロマキーセットを使ってジャイアンとスネ夫を驚かせようと考える。
ある朝、寝坊したのび太はドラえもんに“タケコプター”を出してほしいと頼むが、「学校に行くために貸すことはできない!」と断られ、結局遅刻してしまう。学校から帰ってきたのび太は、ドラえもんが落としていった“コエカタマリン”の瓶を拾う。“コエカタマリン”は、飲んでから声を出すと、その声が固まりになって飛び出すというひみつ道具だった。それを見て、「固まった声に乗れば、学校までひとっ飛びで行けるはず!」とひらめいたのび太は、さっそく“声”に乗ってみようと、実験を開始する。
出木杉が夏休みの自由研究のため、アゲハチョウを卵から育てかえす過程を観察日記につけたという。その完成度の高さに尊敬するしずかを見たのび太は、思わず自分も昆虫の観察をしたとうそをついてしまう。のび太に泣きつかれたドラえもんは、昆虫になりきることができて昆虫の生態が分かる“コンチュウネクタイ”を取り出す。のび太がアゲハチョウのネクタイを首に付けると、体が光り出してアゲハチョウの卵に変身する。そして、ネクタイを引っ張る回数でのび太が入った卵の殻が割れ、成虫までを体感。成虫になって大喜びするのび太は部屋の中を飛び回る。























