魔神英雄伝ワタルのあらすじ一覧
ついに第一界層のボス、クルージング・トムが直々にワタル一行抹殺のために行動を開始した。クラマは、クルージング・トムの城に誘き寄せるために策略する。一方ワタルたちは、ブリキントンに襲われている村人を救出する。村人の話によると、危ういバランスを保っている巨大な要塞(ようさい)が村の上空を覆い、いつ倒れてくるか分からない状況だ。なんとか塔に登って村を元の状態にしたいと思うワタルたちの所へクラマが現れ、ナゾナゾが解ければ城に登ることができるという。しかも「神部の笛」は城の「笛の間」にあるらしい。無事に笛の間にたどり着いたワタルたちは、「神部の笛」を発見する。しかし、それは「神部の笛」ではなかった…。
空腹のワタルたちはクラマに食べ物を探してくれるよう頼むが、一向に戻ってこない。仕方なく釣りをして魚でも得ようとするが、それもむなしく何も釣れなかった。そんな折、ブリキントンに襲われていた少女・サヨリを救出する。彼女が言うには自分の住むガラガラ村に来れば、腹一杯にごちそうが食べられると言う。喜ぶワタルたちだったが、ガラガラ村は、第一界層のボス、クルージング・トムの部下ジョンタンクーガーによって、毎日食べきれないほどの食事を無理矢理食べさせられていた。実はタンクーガーは昔、太っていて村人から笑い者にされていた。その復讐(ふくしゅう)のために村人を太らせようとたくらんでいたのだ…。
アップダウンシティへやって来た一行。この町は、第一界層のボス、クルージング・トムの部下サンダーブルーによって支配され、大きな声を出すと地面が上下するようになっていた。村人の情報によると、どうやら不思議な力をもつ「神部の笛」によって超常現象を起こしているらしい。神部の笛は、クルージング・トムが所有しており、それを取り戻せば、虹が元の色に戻るというのだ。しかし、クルージング・トムの居場所を特定できないワタルたち。そこへ、現れた鳥の姿の渡部クラマが偶然にも場所を知っていたため、案内役をお願いすることになったのだが…。
ふしぎな玉を取りに行くため、ドッコイ山の双ッ龍岩へ向かっていたワタルと龍神丸。しかし、龍神丸は必要な時に呼ぶよう言い残して消えてしまった。仕方なく一人旅を続けるワタルは、危うく崖から落ちそうなところを剣部シバラクによって助けられる。そこへ復讐(ふくしゅう)のためにやってきたシュワルビネガーが、火の玉を投げ付けてきた。ワタルは何とか避け、シバラクは必殺の野牛シバラク流バツの字斬りで戦う。火の玉は怪獣に変わり、さらに斬られても再生するためらちが明かない。そこへモンジャ村の忍部ヒミコがひょっこりと現れ、忍法ペッタン手裏剣で怪獣を手なずけてしまった。
戦部ワタルは、やんちゃで元気な小学4年生。図工の時間、粘土細工のロボットの出来上がりを同級生たちと勝負するワタルだったが、ワタルの作った不格好なロボットはクラスメイトの笑い者に…。何気なくポケットに手を入れると、赤い勾玉が入っていた。それは登校途中、龍神池で拾ったが、たたりが怖いので置いてきたものだ。不思議に思いながらも勾玉をロボットの首に掛けると、たちまちクラスの人気者になってしまう。ロボットを「龍神丸」と名付け上機嫌のワタルは、帰りがけに龍神池を訪れたその時、突如池から金色の龍が現れ、光に包まれた…。
























