いつもふたりでのあらすじ
山崎(黒沢年雄)の小説が完成した。目を通した瑞穂(松たか子)と直之(葛山信吾)はすばらしい出来栄えに感動。早速、売り込みを開始する。健太(坂口憲二)への気持ちを忘れ、友達に戻りたいと願う瑞穂は、仕事に打ち込むように。そんな中、健太はちっとも顔を見せない瑞穂に会いにくる。だが、瑞穂に央子(長谷川京子)とのつきあいを聞かれたはずみで、「瑞穂と直之はお似合いだ」と心にもないことを言ってしまう。会わない間、忘れるどころか思いを募らせていた瑞穂は、気持ちを抑えきれず健太に告白する。
無器用ながらも健太(坂口憲二)への思いを態度で示した瑞穂(松たか子)だが、健太には届かなかった。健太の部屋で泣きじゃくる瑞穂を見た孝平 (瑛太)と知華(平山あや)は、瑞穂の気持ちに気づく。一方、健太は不破(西村雅彦)のもとへ向かう央子(長谷川京子)を追ったがすれ違い、不破と話をすることに。健太が戻ってからも、気持ちを知られた気まずさから帰宅しない瑞穂に、村越(黒沢年雄)は自分の家に住むことを提案。瑞穂は引っ越しを決意する。また、楓書房は社長・直之(葛山信吾)の交代を条件に生き残りの選択を迫られる。
村越(黒沢年雄)が有名作家・山崎翔だと知った直之(葛山信吾)は大喜びで執筆依頼をする。村越の指名により、瑞穂(松たか子)が編集を担当。なかなか執筆を始めようとしない村越に根気よくつきあう。そんな中、不破(西村雅彦)が悪徳商法スキャンダルに巻き込まれる。不破はしばらく番組を休むことになり、健太(坂口憲二)は対応に追われる。不破の危機を知り、気持ちが揺らいだ央子(長谷川京子)は健太の家へ。忙しい健太が帰ってくるまでの間、瑞穂は央子と2人に。央子は不破が気になって仕方がないと本音を打ち明ける。
健太(坂口憲二)を好きだと気づいてしまった瑞穂(松たか子)は、急に素直になれるはずもなく、健太の前でぎこちない態度をとってしまう。そんなある日、健太、央子(長谷川京子)らと温泉へ行く話がもちあがる。どうしても乗り気になれない瑞穂は「2人で行ってきなよ」と健太と央子の仲を後押し。一方、楓書房が吸収合併の危機にさらされる中、行方不明だった人気作家・山崎翔が新作を出すとの情報が入る。村越(黒沢年雄)が山崎の知り合いだと踏んだ瑞穂は、会社を救うため山崎を紹介してほしいと頼む。
健太(坂口憲二)は、央子(長谷川京子)への思いを正直に不破(西村雅彦)に話した。健太の正直さにあきれる瑞穂(松たか子)だが、健太は後悔していないと言いきる。後日、健太のマンションに央子が遊びに来ることになった。2人だと気まずいからと、その席につきあわされた瑞穂は、健太と央子が仲よく盛り上がる姿になぜかイライラ。そんな折、瑞穂は祖母に、小説家になる夢をあきらめたことを知らせる手紙を書くことに。なかなか筆が進まない瑞穂に、健太は新しい夢を探すと書いたらいいとアドバイスをする。