僕の生きる道のあらすじ
中村(草なぎ剛)は退院し、再び教壇に立つ。中村の余命が短いことを知った生徒たちはどのようにふるまえばいいかわからず困惑する。しかし、クラス全員が模擬試験で志望校のA判定をとれば保護者たちも放課後の合唱の継続を認めてくれると知り、吉田(内博貴)を除く全員が必死に勉強に取り組むように。中村は生徒たちの頑張りをうれしく思う。そんな中、イラだちを募らせる吉田を心配した久保(谷原章介)は、中村が合唱を始めたのは、吉田が勉強ばかりでつらそうに見えたからだと本人に告げる。
無事結婚式を挙げた中村(草なぎ剛)とみどり(矢田亜希子)は、同僚の教師たちに中村の病気のことを公表。寝耳に水の岡田(鳥羽潤)と赤井(菊池均也)はショックを受ける。また、結婚を知った生徒たちは、驚きながらも2人を祝福する。一方、放課後の合唱には、吉田(内博貴)と栞(上野なつひ)を除く全員が参加するように。中村はうれしくなり、合唱コンクール出場を目標に掲げるが、塾をさぼって合唱に励む子供たちをよく思わない保護者たちは学校に抗議する。そんな中、中村は学校で倒れ、病院に運ばれる。
中村(草なぎ剛)とみどり(矢田亜希子)は、結婚を決意。だが、みどりから中村が胃がんで余命がわずかしかないことを聞いた秋本(大杉漣)は、愛する娘の将来を思い、ひとり苦悩する。後日、中村はみどりとともに秋本のもとへ。結婚の許しを請うが、秋本は終始反対の姿勢を崩さない。2人は秋本の気持ちを痛いほど理解しながらも、結婚の意志をますます強くし、中村の家でともに暮らしはじめる。また、みどりの提案で、結婚式は中村が幼いころによく歌を歌った故郷の教会で行なうことが決まる。結婚の発表を聞いた同僚の教師たちは、それぞれの思いで2人を見守る。そして秋本の賛同が得られないまま迎えた結婚式当日、教会に意外な人物が姿を現わす。
中村(草なぎ剛)の病気を知ったみどり(矢田亜希子)は、翌日学校を休み、金田(小日向文世)を訪ねる。その夜、以前と変わらぬようすで接するみどりに、中村はつらい思いをさせたくない一心で別れを告げる。週末、中村は病気のことを母・佳代子(山本道子)に伝えるため田舎へ帰省。幼少時によく歌を歌っていた教会で思い出に浸っていると、そこにみどりが現われる。佳代子はみどりを息子の婚約者だと勘違いして家に泊まっていくように勧め、亡き夫からもらった形見のネックレスをみどりに渡そうとする。