美女か野獣のあらすじ一覧
バラエティ制作時代の人脈を買われた永瀬(福山雅治)は、鷹宮(松嶋菜々子)から芸能部門のチーフに任命される。そんな中、永瀬はJBCのバラエティ番組で、若手芸人のアキラ(石井康太)が、司会者の旭(阿南健治)に殴られてケガをしたことを知る。鷹宮に、真実を追及するよう言われる永瀬だが、アキラに聞いても旭の影響力を恐れて事件を認めようとしない。同期の渡辺(甲本雅裕)に、追及しないでほしいと泣きつかれた永瀬は取材をするべきか苦悩。永瀬のようすを見た鷹宮はみずから番組に乗り込んでいく。
久瀬(渡辺いっけい)が、職場に小学生の娘・千尋(碇由貴子)を連れてきた。相手をするよう頼まれた永瀬(福山雅治)は、受験勉強をする千尋が大人びているのに驚く。そんな折、番組では教育特集をすることに。永瀬と久瀬は、鷹宮(松嶋菜々子)の母校である名門で中高一貫の松泉女学院を取材。妻の美枝子(渡辺典子)の希望で千尋に松泉を受験させる久瀬は学校から1000万円の寄付金を求められる。それを聞いた永瀬は、鷹宮に裏口入学の取材を提案するが、母校に潔白な印象をもつ鷹宮は、乗り気でない。
鷹宮(松嶋菜々子)は、重役から視聴率向上のためにキャスターの交代を指示された。実績のある桜木(児玉清)を買う鷹宮だが、後任のタレント性があるキャスター・貴島(マイケル富岡)が、登場初日にして視聴率を上げると、貴島に信頼を置くように。ところが、貴島はメーンキャスターに就任するや、鷹宮の指示も受けずに番組の構成を仕切る、スタッフに自分勝手な注文を出すなどやりたい放題。貴島のやり方を黙認する鷹宮に永瀬(福山雅治)は、貴島が鷹宮の領域を奪うようなら、仕事をやめると告げる。
権威ある報道大賞の授賞式が近づいてきた。JBCの報道局では、戸渡(八嶋智人)が、連行される犯人の顔を撮り損ねたり、交通渋滞で火事の現場にたどりつけなかったりとミスを連発。会議でライバルのダイヤモンドテレビに赴き、報道番組スタッフの無駄のない働きぶりを、目のあたりにしてきた鷹宮(松嶋菜々子)は、戸渡を厳しくしかりつける。永瀬(福山雅治)は、鷹宮に、ライバルを意識しすぎではないかと諭す。一方、事件を逃さぬようデジカムを持ち歩く戸渡は、工事現場の資材崩落事故に遭遇する。