動物のお医者さんのあらすじ一覧
「菱沼のライバル」では、公衆衛生学講座の「分光光度計」が壊れてしまう。菱沼(和久井映見)の論文に必要な器具だが、講座には予算がなく新しいものが購入できない。菱沼は仕方なく、伝染病学講座へ。なんとか借りることができたものの、犬猿の仲の綾小路(雛形あきこ)にイヤミを言われ、怒りは頂点に。分光光度計を買うため、自分の研究で特許を取ると言いだす。「クリスマスの思い出」では、ハムテル(吉沢悠)が二階堂(要潤)とタライを探しに蔵に入ろうとするが、二階堂は半年前の“悪夢”を理由に拒否する。
「ヒヨちゃん、病に伏す」では、ニワトリ・ヒヨが体調を崩す。“西根家最強生物”ヒヨが元気でないことを心配したハムテル(吉沢悠)はすぐに大学の動物病院へ連れていき、漆原(江守徹)に診察を依頼するが、数日たっても回復しない。高年齢で、西根家を外敵から守ってきたヒヨが、このまま死んでしまうのではないかとハムテルは落ち込む。「菱沼の就職」では、菱沼 (和久井映見)の同級生の神矢(ふかわりょう)が大学を訪れ、自身の会社の乳酸菌飲料の開発チームに欠員が出たので来てくれと菱沼に就職を勧める。菱沼は、神矢の熱意に負けて就職を決意。翌日の面接で菱沼は見事に合格する。だが、あまりにも順調に話が進むことに、ハムテルらは不信感を抱く。
「無心の勝利」では、診療の手伝いをするハムテル(吉沢悠)らが、漆原(江守徹)の傍若無人な態度に立腹し、「打倒漆原」をめざす。漆原の弱点は、通院歴3年の加藤(加藤治子)と考えたハムテルらは、加藤の邪気のない“無心”が漆原を傍若無人にさせないと判断。漆原には“無心”で接すると決意する。「家族の大勝負」では、ハムテルの両親が帰国。ある日、タカ(岸田今日子)と母・絹代(真矢みき)は食事当番を理由にケンカを始めるが決着がつかない。母娘の争いを見かねたハムテルは、自分が作ると言いだす。
「飼い主は誰?」では、九官鳥にハムテル(吉沢悠)らが翻弄される。ある日、菱沼(和久井映見)が「クソババア」と叫ぶ九官鳥を拾い、研究室に持ち込む。だが、品位の悪さに、菅原(草刈正雄)は立腹。ハムテルと二階堂(要潤)は、飼い主捜しを命じられ、近所を捜しまわることに。「タカの孫自慢」では、タカ(岸田今日子)が、ハムテルが獣医学生であることを近所に自慢。患畜が持ち込まれるようになる。しかし、獣医の資格をもたないハムテルは、自分にすがる思いで診察を頼みにくる近所の人々に困惑する。
「タカの執念」では、タカ(岸田今日子)がハムテル(吉沢悠)の夢の実現のために奔走する。ある日、孫のパン屋の開店資金を援助して喜びを感じた友人の話に感化され、タカはハムテルの夢が将来獣医になることだと決めつけ、援助を申し出る。一方で、タカは少女時代から開業している家畜診療所の存在を回顧。当時の愛犬・コロのつめを過剰に切られ、今でも恨んでいる診療所が、ライバルとなることを杞憂。現状を知ろうとチョビを連れて偵察に向かう。また、「菱沼の恋人」では院生の菱沼(和久井映見)に、過去の恋人らしき人物の存在が発覚する。
獣医をめざす学生の日常の中で、動物たちが起こす珍騒動を描く。“ハムテル”と呼ばれる高校生・公輝(吉沢悠)は、親友の二階堂(要潤)と近所の獣医学部の構内でシベリアンハスキーの子イヌを見つける。そこへ突然教授の漆原(江守徹)が現われ、網で捕獲。子イヌとの出会いに運命を感じたハムテルが漆原を制止すると、もらい手を探していた漆原はハムテルに押し付けて去ってしまう。自宅で名前を考える中、ハスキー犬が庭で飼う凶暴なニワトリ・ヒヨちゃんに驚いて脱走。ハムテルは行方を追う。