すいかのあらすじ一覧
ひそかに万里子(小泉今日子)がハピネス三茶を訪れた。しかし、基子(小林聡美)は不在で、再会の場所が書かれた手紙だけが残されていた。一方、崎谷教授(浅丘ルリ子)は、自殺未遂を起こした女子大生・後藤の事件を機に、大学を退職。海外へひとり旅に出ることを決意する。そんな中、基子と万里子は、社内旅行で訪ねた思い出の海岸で再会。いまだ人生の目的を見つけられないでいる基子は、万里子とともに逃亡生活を送ると言いだす。が、万里子は拒絶し、基子には生活する場所があると下宿に帰るよう勧める。
自分のやりたいことが見つからずに悩む基子(小林聡美)。結婚のため整形をすすめる母親の梅子(白石加代子)にやりたいことがあると言い放ったものの、何もないことに気づく。基子は、崎谷教授(浅丘ルリ子)と絆(ともさかりえ)に相談しようとするが、2人とも忙しいようす。そんな中、ゆか(市川実日子)が料理の新メニューを考えていた。それを見た基子は、料理の才能のあるゆかをうらやましく思う。その後、間々田(高橋克実)が基子に見合い話を。が、またもやりたいことがあると拒絶。考えた基子は、前向きに生きる第一歩として絆とドライブに出かけることに。
基子(小林聡美)が万里子(小泉今日子)のことを書いた社内報の友人紹介記事がボツに。友人の少ない基子は、崎谷教授(浅丘ルリ子)と絆(ともさかりえ)に友人として書かせてほしいと頼む。2人にどちらを選ぶのか迫られた基子。が、自分では決められず、結局、ジャンケンで絆に決まる。その後、基子の原稿を絆が偶然目にした。世間体を気にして本当のことを書かなかった基子に、絆は裏切られたと憤慨する。一方、ゆか(市川実日子)あてに200万円が郵送されてきた。送り主は、絆の父・順一(内田勝正)で、絆が裕福な家の娘だったとわかる。
酔って制服を捨ててしまった基子(小林聡美)は、仕事をズル休み。同じように、漫画家に嫌気が差した絆(ともさかりえ)は、仕事を辞め、バイトを始めた。絆に影響された基子も会社を辞めようと考える。そんな中、刑事の生沢(片桐はいり)が、万里子(小泉今日子)の居場所を聞きにハピネス三茶を訪れた。が、すべて逃げたいと弱音を吐く基子に、生沢は仕事そっちのけで助言を送る。一方、京都の大学から勧誘を受けた崎谷教授(浅丘ルリ子)は、下宿を出ようと決意。だが、13年前にゆか(市川実日子)と交わしたある約束を思い出し、戸惑いを見せる。
金につられ、基子(小林聡美)の母・梅子(白石加代子)が、かってに万里子(小泉今日子)の写真をマスコミに貸してしまう。怒った基子は家出し、ハピネス三茶へ。そんな中、住人で教授の夏子(浅丘ルリ子)の教え子だった間々田(高橋克実)と、間々田の娘の元恋人・響一(金子貴俊)がハピネス三茶を訪れた。間々田は以前、ハピネス三茶に住んでいたこともあり、息抜きのため、度々顔を出していた。そこへ基子を捜しにきた梅子が現われる。梅子は家に戻るよう基子を説得するが、基子の決心は固く、拒絶。あきらめた梅子は、ゆか(市川実日子)に基子のことを頼み、帰っていく。
古い下宿で生活する女性たちが自分を見つめ直す。信用金庫で働く基子(小林聡美)は、平凡で退屈な日常を送っていた。ある日、同僚で親友の万里子(小泉今日子)が会社から3億円を横領し、失踪。万里子は基子に、「いい人生送れよ」とだけ電話をかけ、逃亡生活へ。仕事帰り、落ち込む基子は、下宿・ハピネス三茶に迷い込む。大家のゆか(市川実日子)に部屋を見学にきたと勘違いされた基子。大学教授の夏子(浅丘ルリ子)や漫画家の絆(ともさかりえ)に出会う。絆は、基子が中学生のころ会った、双子の小学生のひとりだった。