僕だけのマドンナ…and I love Her.のあらすじ一覧
するみ(長谷川京子)が姿を消してから1か月。倉本(森本レオ)としずえ(真矢みき)は仲むつまじく過ごし、市ヶ谷(小堺一機)も、恭一(滝沢秀明)とするみの関係をベースに小説を書いてコンクールに応募するなどそれぞれの道を歩みはじめた。そんな中、恭一と景子(島谷ひとみ)は依然として中途半端な関係のまま。ある日、役者として人気が出た大杉(嶋田久作)が出る旅番組を見た恭一らは、画面の片隅にするみの姿を見つける。だが、するみが決心して去ったことなどが頭をよぎり、恭一は居場所がわかっても動けずにいた。
恭一(滝沢秀明)がするみ(長谷川京子)に自分の思いを告げた。その後、恭一から告白の報告を受けたしずえ(真矢みき)らは大盛り上がりでするみの反応を知りたがる。だが、返事が「ありがとう」のひと言と聞き、一同は恭一とともに頭を悩ませる。一方、するみも萌子(松尾れい子)らに一部始終を話しており、恭一になんと言えばいいのかわからなかったと胸の内を明かす。館林教授(志賀廣太郎)から、恭一が返事を待っていると助言を受け、するみは恭一のもとへ。ところが、恭一を目の前にすると、つい恭一の思いをちゃかし、神経を逆なでする発言を連発。結局、2人はケンカ別れしてしまう。
合宿を終えた恭一(滝沢秀明)は、部屋に泊まりたいと言いだした景子(島谷ひとみ)に押され、2人で帰宅。ところが偶然、室内にいたするみ(長谷川京子)と鉢合わせになり、景子は部屋を飛び出してしまう。恭一はするみにせかされて景子を引き止めようとするが、自分の判断でないことを指摘され何も言い返せなくなる。一方、けじめをつけようと、するみから合鍵を返してもらった恭一。どうしても忘れられず、つらい日々を過ごす。そんなある日、恭一はしずえ(真矢みき)のバーで働きだしたするみと再会する。
するみ(長谷川京子)本人から結婚していることを聞いた恭一(滝沢秀明)。その衝撃に、市ヶ谷(小堺一機)らを連れてしずえ(真矢みき)のバーでヤケ酒をあおる。既婚者なのに本田(緒形直人)を狙うするみの行動が理解できないとクダを巻く恭一に、倉本(森本レオ)が恋愛観は人それぞれと諭すが、恭一は納得できない。後日、恭一らが働く本田の事務所に、ゼミの教授・館林(志賀廣太郎)が来訪。本田の協力のもとゼミ合宿が行なわれることに。合宿に参加した恭一は、時間を置けばするみのことも忘れられると信じていたが、なぜかするみも途中から乱入。意識しないよう心がけるが、2人で夕食の買い出しにいくはめに。
するみ(長谷川京子)が姿を消して1週間が過ぎた。恭一(滝沢秀明)は、“するみが本田(緒形直人)に接近できたことで、おまえは用済みになった”と言う倉本(森本レオ)の意見に肩を落とす。そんな中、するみは突然恭一たちが研修をしている本田の事務所を訪問。バリ旅行の土産を配る。旅行相手が誰かを気にしていた恭一は、景子(島谷ひとみ)に心を見透かされてしまう。一方、するみは恭一がスーツ姿で建築事務所を訪ねると知りネクタイを購入。だが、恭一の部屋で景子が選んだネクタイを見つけ、渡すことができず持ち帰る。
建築事務所での実地研修“オープンデスク”で、本田(緒形直人)からの誘いを断わった恭一(滝沢秀明)。だが、ほかの事務所が見つからず、結局、景子(島谷ひとみ)や隆志(小泉孝太郎)と本田のもとで学ぶことに。そんなある日、するみ(長谷川京子)が商店街で夏祭りのポスターを発見。本田と2人で行くため、祭りの日に理恵(小西真奈美)を遠ざけるよう恭一に頼む。自分の取るべき行動に悩む恭一だったが、理恵が仕事で行けないとわかり安心する。祭り当日、複雑な気持ちでするみを送り出した恭一の部屋を、浴衣姿の景子が訪問。恭一は景子と祭りに向かう。
するみ(長谷川京子)が恭一(滝沢秀明)の部屋に戻ってきた。恭一はワガママなするみに抵抗しながらもうれしく思う。するみは“元カレ”の本田(緒形直人)の恋人・理恵(小西真奈美)を見て落ち込んだと打ち明け、帰っていった。後日、恭一は大学構内で本田を目撃。さらに、偶然、街でいっしょに雨宿りをするはめに。思い切って話しかけると、本田が大学の先輩だと判明する。その晩、借りた傘を返すために本田の家を訪ねた恭一は、するみに代わってひと言文句を言おうと決心していたが、建築の話題で意気投合してしまい自己嫌悪に陥る。