共犯者のあらすじ一覧
時効まであと24時間と迫り、姿をくらました舞（奥菜恵）の殺害をたくらむ“ウエヤ”（三上博史)。美咲 （浅野温子）は、“ウエヤ”の凶行を止めようとするが、“ウエヤ”は社員名簿で計算課OLの住所を調べ、部屋を飛び出していく。一方、小林 （吹越満）への宅配便の中身を見た木場（石橋蓮司）はがく然。希（加賀美早紀）に連絡を取り、これ以上の犠牲者を出したくないと訴える。
紗江（中山忍）と“ウエヤ”（三上博史）の関係により一層の疑いを強めた美咲（浅野温子）のもとに木場（石橋蓮司）から連絡が入る。殺された中尾（佐野史郎）の家から15年前の事件に関する重要証拠が見つかったというのだ。鑑識に回せば必ず事件を裏づける決定的な証拠になると息巻く木場。だが、電話を切った瞬間、突然爆音とともに中尾の家から火の粉が舞い上がる。中では木場の後輩刑事・斉藤（川端竜太）らがまだ捜査を続けていたところだった。木場は斉藤の名を叫びながら中尾の家に飛び込んでいく。
時効まであと13日と迫り、美咲 （浅野温子）は、紗江（中山忍）と“ウエヤ”（三上博史）の関係が再び気になりだす。美咲はウエヤを問い詰めるが、ウエヤは「会ったこともない」と否定。美咲は「嘘だったら殺してもいい？」とウエヤの動向にクギを刺す。そんな中、高杉（池内博之）に見捨てられて会社を休んでいた深雪（有坂来瞳）が、美咲のもとに辞表を提出しにくる。「女の友情を信じない」という深雪のことばを聞き、美咲はなんでも相談し合っていた紗江と自分との関係に疑念を抱くように。美咲は社長の池澤（黒部進）を訪ね、紗江に恋人がいたのかを問う。
舞（奥菜恵）は高杉（池内博之）がダビングしたビデオテープを警察に渡そうとする。ところが、部屋を出る際、何者かに殴られ、病院に運ばれてしまう。そんな中、木場（石橋蓮司）は、海沿いの町の病院で美咲（浅野温子）といっしょにいた、ウエヤという名をかたる男（三上博史）の行方を捜していた。美咲の部屋に男がいることを察知した木場は、部屋に駆けつける。
木場（石橋蓮司）は佐藤（末吉宏司）の、由梨を置き去りにした帰りに日本に数百台しか輸入されていないスポーツカーとすれ違ったとの証言を受け、小林（吹越満）を尋問。美咲（浅野温子）に車を貸したことや消えた車の行方を問い詰めるが、小林は黙秘を続ける。一方、謎の男（三上博史）は、「会社のことも警察のことも紗江のことも忘れて2人で静かに暮らそう」と美咲を誘う。
広海（乙葉）のカード履歴が消されていることなど会社の不正に気づいた舞（奥菜恵）は、高杉（池内博之）を追及。広海のほか、深雪（有坂来瞳）にも手を出していた高杉を許せない舞は、警察に話すと言いだすが、中尾（佐野史郎）が説得して止める。一方、美咲（浅野温子）は会社にいるところを男（三上博史）に呼び出され喫茶店へ。男は美咲に「お別れを言いにきた」と告げ、姿を消す。
広海の遺体は見つからないまま、数日が過ぎた。美咲（浅野温子）は山中に埋めたはずの広海のクレジットカードから金が引き出されたことを知り動揺する。男（三上博史）にカードを盗んだのかと詰め寄る美咲だが、男は知らないと強調。美咲は男の背後に誰かが絡んでいることを疑いつつ何もできないでいた。そんなある日、美咲はテーブルの上に置かれた手紙から男の名前を知る。一方、警察は病院で殺された由梨につきまとっていた男・佐藤（末吉宏司）を突き止める。殺人犯と疑われる佐藤は山中に由梨を置き去りにしただけだと容疑を否認する。
広海の行方がつかめぬまま、警察は山中での捜索を打ち切った。15年前の事件との関連を追う木場（石橋蓮司）は、執ように美咲（浅野温子）をマーク。隣人の小林（吹越満）にも目をつける。そんな中、美咲の会社の後輩・舞（奥菜恵）は、広海のクレジットカードに失跡後も使用履歴があることを発見。報告を受けた上司・高杉（池内博之）は、美咲に黙っているよう舞に伝える。
美咲（浅野温子）は、謎の男（三上博史）が殺した女の死体を運ばざるを得ない状況に追い込まれる。車をもたない美咲は、隣人の小林（吹越満）に車を借り、男といっしょに女の死体を山奥に運ぶ。だが、月明かりの中、死体を車から運び出すところを近くにいた女性・由梨（さとう珠緒）に目撃されてしまう。男は恐怖に駆られて逃げる由梨を殺害しようと追いかける。もみ合う2人に追いついた美咲は、男の凶行を阻止しようとするが、由梨は崖下に転落。数日後、事件の捜査で木場（石橋蓮司）が美咲の会社を訪ねてくる。
15年前に殺人を犯した女と、その女の過去を知って近づく謎の男が繰り広げるサスペンス。カード会社勤務の美咲（浅野温子）は地味な40歳のOL。15年前に同僚を殺害した秘密を知られぬよう目立たぬ生活を続けていた。時効まであと2カ月少しと迫ったある夜、いつものようにカレンダーを塗りつぶしていると、宅配便到着の知らせが。出ようとした美咲は背後から謎の男（三上博史）に口をふさがれ、背筋が凍りつく。それは、美咲が過去に同僚を殺したのと同じ手口だった。美咲は男を追い出そうとするが、凶器の隠し場所まで知られており、がく然。そんな美咲に男は意外な要求を出してくる。
