プライドのあらすじ
夏川(谷原章介)と結婚する亜樹(竹内結子)への思いを断ったハル(木村拓哉)は、プロのホッケーリーグ入りに目覚めた。兵頭(佐藤浩市)に決意を告げると、玲志(山下徹大)率いる常勝チームに勝つことを約束させられる。一方、友則(市川染五郎)は夏川のもとへ。長年亜樹を放っておいた理由は大事に思っていなかったからだと勘繰るが、夏川は相手にしようとしない。後日、玲志との決戦にハルは仲間の志気を上げて挑むが、開始直後に失点。控えの大和(やまと・坂口憲二)は、癒えていない体で参戦を熱望する。
夏川(谷原章介)にけがを負わせたハル(木村拓哉)が拘置所に拘束された。ホッケーへの情熱を失っていた自分を悔やむ中、容子(石田ゆり子)が大和(やまと・坂口憲二)の手紙を携えて訪問。大和が1か月後の試合に備えてリハビリを始めたことに触発され、ハルも立ち直る。一方、兵頭(佐藤浩市)は亜樹(竹内結子)を呼び出し、夏川に告訴の取り下げを頼んでほしいと懇願。兵頭に同意した亜樹は、ハルからホッケーを奪わないでほしいと説得する。が、夏川は亜樹の気持ちを疑い、訴えを聞き入れようとしない。
大和(坂口憲二)が運ばれた病院に駆けつけたハル(木村拓哉)たち。手術は成功したが、脊髄を痛めたために下半身はほぼまひ状態に。リハビリで回復するものの、ハルは選手生命が絶たれたことを話すべきか迷う。翌日、大和に着替えを届けようとアパートに訪れると亜樹(竹内結子)に遭遇。ハルは夏川(谷原章介)が自分のもとに来た際に亜樹との関係を認める発言をしたことを謝る。一方、見舞いに向かった亜樹は容子(石田ゆり子)と出会う。亜樹は夏川にハルとのことを告げるつもりだと容子に明かす。
亜樹(竹内結子)が夏川(谷原章介)のもとに戻った。翌日、友則(市川染五郎)は全員をバーに招集して、ハル(木村拓哉)がフラれたことを報告。ハルも吹っ切れたようすで場を盛り上げる。帰りの車内でハルは、周囲を気遣わせないために盛り上げたのだと亜樹に告白。本当の別れだと告げる。そんな折、コインランドリーからの帰りに亜樹と歩く姿を百合(中越典子)に見られた大和(坂口憲二)。高級車は友則の借り物で金持ちではないと百合に気づかれ、自分からも真実を明かすと、百合は大和に愛想をつかす。
亜樹(竹内結子)らがハル(木村拓哉)の誕生日を祝う中、百合(中越典子)が玲志(山下徹大)と遅れて到着。大和(坂口憲二)は、玲志を連れてきたことを注意する。が、百合は助けてもらっただけだと反論。2人は仲違いし、ヤケになった大和は泥酔してしまう。その後、大和を介抱していた亜樹は、ハルと亜樹の関係を気遣う大和に、恋人・啓介(谷原章介)のことはあきらめたと告白。安心した大和は、亜樹に啓介が日本に戻るらしいと教える。一方、ハルは亜樹との関係に幸せを感じると同時に不安も覚えていた。