警視庁鑑識班2004 INVESTIGATIONのあらすじ一覧
悟(石神勇智)が公園で誘拐された。由美子(南果歩)は中山(西村和彦)に誘拐犯から身代金を要求されたことを伝え、助けを求める。由美子の父・泰造(高橋明)が用意した現金を持って受け渡し場所に向かった由美子。だが、疲労で倒れ込んだ由美子を隠れて警護していた中山が助け起こしてしまう。中山が悟の父親だと電話で弁解する由美子に、犯人は「父親の日野は死んでいる」と告げ取引は失敗する。事件の指揮を執る刑事らは、犯人が由美子の身辺状況を知っていたことから怨恨がらみの犯行だと推測する。
ホステス・喜恵(岡崎羽衣)の水死体が川で見つかった。外傷もなく、現場近くの水門にハンドバッグやパンプスが残されていたため自殺と推測されるが、中山(西村和彦)は欄干で被害者の繊維片を発見。岩崎(角野卓造)は突き落とされた可能性を示唆する。その後、喜恵の肺からその川に生息しない生物が見つかり、死体遺棄事件として捜査本部が開かれる。そんな中、喜恵を殺害したと主婦の妙子(丘みつ子)が出頭。だが、妙子は事件のことは黙秘を続け、3年前に自殺として処理された娘・朝代(浅井江理名)の事件の再捜査を嘆願する。聞き込みを始めた金井(森口瑤子)は朝代が状況証拠だけで自殺とされた事件を知る。
ミュージシャンをめざすフリーターの田中(小野寺尊允)が公園で刺され、昏睡状態で病院に運ばれる。中山(西村和彦)らは争った形跡のある犯行現場に残されたパンプスの足跡から女性絡みの犯行と断定。田中のアパートの部屋には、”チエコ”という作者の詩が貼られており、金井(森口瑤子)らはチエコを捜索する。だが、住んでいるアパートを突き止めたものの、本名などはわからなかった。そんな中、田中が急死。中山は、死に付き添った病院の副院長の楠田(東ちづる)が田中を「耕太」と下の名前で呼ぶ姿を不審に思う。
暴力団関係者の安岡(阪本浩之)が、夜間、線路の高架下で銃殺された。中山(西村和彦)らは銃弾から改造銃による犯行と断定。薬莢の指紋を調べ、改造銃不法所持で逮捕歴のある清丸(永堀剛敏)を訪ねる。清丸は銃をインターネットで売っただけと安岡殺害を否定。代金を支払った主婦・綾子(川俣しのぶ)も、指定された置き場所の公園のトイレに銃はなかったと弁明する。そんな中、安岡が過去にストーカー事件を起こしていたことが判明し、金井(森口瑤子)は被害者の高校生・紗枝(宮内佳奈子)の家へ。そこには学校をサボる紗枝の姿があった。
オープン直前の美容室のオーナー・森(山中聡)が撲殺された。中山(西村和彦)らはゴミ箱にグラス片を発見。毒物の入ったアルコールが検出されるが、遺体から毒は検出されなかった。警察は森と会っていた人物の捜索を開始。森が以前勤めていた美容室から、事件の夜、ひとりだけ残業せずに早退した樫山(荻野目慶子)という女性が浮かび上がる。金井(森口瑤子)らが樫山のアパートを訪ねると、部屋には毒薬で自殺をはかった樫山の姿が。その後の調べで、森と樫山は同じ養護施設に入っていたことがわかる。
区画整理地で男性の白骨死体が発見された。復元した似顔絵と指輪のイニシャルから中山(西村和彦)は、遺体が3年前に恋人・良美(遊井亮子)を殺害したとされる事件の容疑者・佐久間(斉藤陽一郎)と推測。佐久間の妹・英里子(乙葉)のもとへ。睡眠薬の成分も検出され、自殺の疑いがあると聞いた英里子は動揺する。英里子の高校の先輩でもある中山の妹・沙織(中山エミリ)は、自殺と断定し捜査する中山に、物証だけでなく妹思いだった佐久間の心情も理解すべきと主張。そんな中、英里子が飛び降り自殺をはかる。
中山(西村和彦)は自分の父親を殺した日野(杉本哲太)の妻・由美子(南果歩)が八丈島を離れ都心に来ていることを知り動揺する。そんな中、マンションで高校生・一輝(浅利陽介)が転落死する。父親の輝久(布施博)は、一輝の自殺をかたくなに否定。刑事・貴子(森口瑤子)らの捜査から、数日前2人が口論していたことがわかる。その後、一輝の部屋を調べていた中山は机の上に置かれた小さな車のおもちゃを発見。現場近くに住む由美子の息子・悟(小倉史也)が一輝と同じ玩具をもっていたことを思い出し、アパートを訪ねる。
犯行現場の遺留品などから、科学捜査により事件を解決に導く鑑識班の活躍を描いた人間ドラマ。 警視庁鑑識班の中山(西村和彦)は、中年男性の刺殺事件を調べに八丈島へ。検証中に出会った民宿の女将・由美子(南果歩)に気を止める。鑑識の結果、被害者は15年前の現金輸送車襲撃殺人事件の犯人のひとり・松川(前原実)と判明。その事件で中山の父・啓一(坂口進也)は殉職していた。父の死に疑念をもつ中山は動揺する。その後、松川の共犯者で、逃走中の日野(杉本哲太)が島を訪れていたことがわかる。