僕と彼女と彼女の生きる道のあらすじ一覧
どちらも凛(美山加恋)と暮らすことを譲らないまま、話し合いを終えた徹朗(草なぎ剛)と可奈子(りょう)。どうしても凛を引き取りたいと考える可奈子は、徹朗のもとから凛を取り返すため、家庭裁判所に審判を依頼する。一方、勤務時間が希望と合致した洋食店でウエーターとしてしばらく働くことにした徹朗は、慣れない仕事にひと苦労。そんな中、ゆら(小雪)に連れられた凛が、徹朗の働く洋食店を訪問。自分の働く姿を一生懸命絵に描く凛の姿に、徹朗は自分が心から愛されていると実感する。
下校中の凛(美山加恋)のもとへ、可奈子(りょう)が姿を現わす。可奈子は黙って家を出たことを凛に謝罪し、2人で住もうと提案する。一方、信用金庫で働く話が白紙に戻った徹朗(草なぎ剛)。足繁く職業安定所に通うものの、条件に合う職を見つけられず、苦悩の日々を送る。心に余裕がもてない徹朗は、つい凛に冷たい物言いをしてしまう。そんな中、可奈子がかけた電話がきっかけで再会した徹朗と可奈子は、どちらが凛と暮らすかで争論に。凛から両親と3人で暮らしたいと打ち明けられたゆら(小雪)は、後日相談をもちかけてきた徹朗に、「子供には、父親と母親どちらかを選ぶなどできない」と諭す。
凛(美山加恋)が学校で靴を盗まれ、上履きのまま帰宅した。さらに、可奈子に作ってもらった体操袋まで盗まれた凛は徹朗(草なぎ剛)の前で涙をこぼす。ショックで体調をくずした凛は学校を休むように。ゆら(小雪)の助言をもとに徹朗は、凛の担任・石田(浅野和之)に手紙を書き、盗難の起こった経緯を明らかにするよう願い出る。その後、学校を訪れた徹朗は、問題解決より自分のメンツを守ることに躍起な石田に、以前の自分を見てとる。一方、徹朗の離婚に納得のいかない義朗(大杉漣)が、徹朗の家を訪ねる。
徹朗(草なぎ剛)と可奈子(りょう)が正式に離婚した。徹朗は、凛(美山加恋)と暮らす期間を延長し、父親らしく努めようと心に決める。一方、事情を知らない凛は、美奈子(長山藍子)のもとでの生活が先送りになったことで、楽しみにしていた学校の音楽会に出られると大喜び。ハーモニカの練習に励む。しかし、ゆら(小雪)は、凛が可奈子のことを気にしていると察知。徹朗に事情を伝える。そんな中、徹朗は離婚を報告するため父・義朗(大杉漣)の家を訪問。凛の気持ちがわからず、悩んでいた徹朗は、凛と同じ年のころ書いた自分の作文を探し出す。音楽会当日、徹朗は凛を激励。が、凛は演奏中、失敗してしまう。