サラリーマン金太郎4(高橋克典主演)のあらすじ一覧
金太郎(高橋克典)たちは、円城寺(内藤剛志)の刺客(清水一哉)を撃退。鉢合わせた鷹司(保坂尚輝)にまで魔手が及んだことに金太郎らは驚く。一方、遷都計画の雲行きがあやしくなったため、円城寺は作戦を変更。ヤマトをまるごと外国企業に売りとばそうとたくらむ。そんな円城寺の動きを知らない金太郎のもとに、長く海外勤務していた旧友の前田(恵俊彰)と田中(勝村政信)が来訪。金太郎は、2人にヤマトの存亡の危機を伝える。金太郎は陰謀阻止のため、ひとり円城寺のアジトへ乗り込む。
厚生労働省から、金太郎(高橋克典)らの複合福祉施設の認可を取り下げるとの通告が入った。金太郎は食い下がるが、すでに円城寺(内藤剛志)の手が回っており、どうすることもできない。金太郎は完成が遅れることを関係者に詫び、設計からやり直すことに。そんな中、厚労省の山口局長(中根徹)は女性スキャンダルをネタに円城寺に脅されているという怪文書が出回る。龍平(長嶋一茂)は、スキャンダルを逆に利用して円城寺を攻撃しようと提案。が、金太郎は汚い手段に反発し、2人は再び対立する。
老人ホームと託児所を合わせた複合福祉施設の建設計画がスタート。金太郎(高橋克典)と龍平(長嶋一茂)は手分けして既存の施設を見学し、自分たちのプランが間違っていなかったと確信する。ところが、建設施工業者には鷹司(保坂尚輝)から圧力が。どの業者にも依頼を断わられ、工事が始められない事態に直面する。そんな中、ある老人介護施設を訪ねた金太郎は、前社長の黒川(秋野太作)に遭遇。ヤマト再建に力を貸してほしいと請う。だが、妻に先立たれ、生きる意欲をなくしていた黒川は耳を貸そうとしない。
蜂矢が変死し、金太郎(高橋克典)の弟分・一馬(古川貴稔)が殺人の容疑で捕まった。一馬を救うため、港南町へ向かった金太郎はヤマトによる土地買収が進んでいる実態に驚く。桃太郎(高橋英樹)の紹介で、一馬には弁護士をつけることに。そんな中、沖縄へ行っていた加代(野際陽子)が地元の信用金庫から融資の約束を取り付けてくる。潤沢な資金を手に入れた金太郎は、ヤマト上層部の進める遷都計画をつぶすと鷹司(保坂尚輝)に宣言。一方、円城寺(内藤剛志)は金太郎の力を恐れはじめ、ついに暗殺を指示する。
金太郎(高橋克典)の故郷・港南町から、金太郎の友人の息子・一馬(古川貴稔)が上京。会うなり金太郎を父の敵だと罵倒する一馬を見て異変を察知した金太郎は、龍平(長嶋一茂)と故郷へ。そこではヤマト配下の金融業者・蜂矢(坂田雅彦)が、強引な土地の買収を進めていた。金太郎は蜂矢のせいで父をなくした一馬の怒りがヤマトに向いたと悟る。そんな中、一馬が蜂矢の事務所にひとり乗り込んだ。金太郎と龍平は急いで救出に向かう。一方、金太郎を妨害する円城寺(内藤剛志)の動きはますます凶悪化。暴力団の影がちらつきはじめる。
リストラ対象社員を集めた社内ベンチャーが始動した。互いにライバル心を燃やす金太郎(高橋克典)と龍平(長嶋一茂)は、それぞれ部下を連れて営業を始め、大きなプロジェクトを勝ち取る。桃太郎(高橋英樹)も、旧知の仲の銀行頭取・長瀬(長谷川哲夫)から3億円の融資を受ける約束を取り付ける。順風満帆の船出に、金太郎らは円城寺 (内藤剛志)の鼻をあかすのも時間の問題だと喜ぶ。だが水面下では、円城寺がスパイの中沢(大沢樹生)から情報を入手。先手を打ちすべての商談をつぶしてしまう。
ヤマト建設再建を決意した金太郎(高橋克典)らは、持ち株を利用してヤマト建設に参入。桃太郎(高橋英樹)が相談役に就任する。だが、金太郎と龍平(長嶋一茂)は、リストラ要員が集められる「人材調整室」の配属に。労働意欲を失なった社員の姿を見た金太郎は、円城寺(内藤剛志)らが行なう経営合理化の不条理さを確信する。やがて龍平は、株を担保にして解雇される800人を引き受け、社内に別会社を立ち上げようと提案。社長の鷹司(保坂尚輝)はその要求をのむが、代わりに法外な交換条件を突きつける。
組織の矛盾を打ち破る型破りなサラリーマンを描く第4弾。暴走族出身の会社員・金太郎(高橋克典)は、ヤマト建設会長・龍之介(津川雅彦)の死後、日本の会社組織に絶望。故郷で漁師生活を送っていた。祭りの夜、金太郎は隣町との口論から龍平(長嶋一茂)という男とケンカに。直後、龍之介のいとこ・桃太郎(高橋英樹)が金太郎を訪ね、龍平が龍之介の隠し子だと告げる。さらに桃太郎は、現在のヤマト建設の腐敗を告白。金太郎と龍平に、東京に戻りともにヤマト建設を救ってくれと懇願する。