オレンジデイズのあらすじ一覧
沙絵(柴咲コウ)がドイツに行って数か月。残る3人は変わらぬ生活を送っていた。ある日、櫂(妻夫木聡)のもとに沙絵から一通のエアメールが。だが、中身は“○”と書かれた紙だけ。意味がわからない櫂は茜(白石美帆)に相談し、沙絵の耳の手術が成功していたと知る。また、卒業が近づき翔平(成宮寛貴)が突如帰国。櫂、啓太(瑛太)とともに卒業試験に臨む。無事卒業を決めた3人は飲みに出かけ、酔った櫂は忘れられない沙絵への思いを叫ぶ。そんな櫂に翔平は、ドイツに行って沙絵にプロポーズしろと勧める。翌日、金を出し合い指輪を買いに行く3人。だがそのころ沙絵は、ハルキ(沢村一樹)との結婚準備を進めていた。
事故に遭った沙絵(柴咲コウ)だがケガは大事なかった。そんな沙絵にゆり子(風吹ジュン)は手術を勧める。デート中、CDを試聴する櫂(妻夫木聡)の姿に沙絵は耳の不自由な自分を改めて認識。さらにゆり子が自分の手術のためにずっと準備していたと知り、ドイツで手術し、ゆり子とドイツに住むことを前向きに考えはじめる。そんな中、櫂は大学で偶然真帆(小西真奈美)と再会。飲みに誘われた櫂は、本音をぶつける真帆に翻弄される。一方、チベット行きに心を傾ける翔平(成宮寛貴)は、茜(白石美帆)にその思いを告げる。
沙絵(柴咲コウ)とつきあうと心を決めた櫂(妻夫木聡)。しかし、恋をすることに自信のもてない沙絵は冷たく接してしまい、「あなたに障害者の気持ちはわからない」と一方的に伝える。沙絵の態度に櫂は怒り、失望する。素直になれない沙絵を見かねた茜(白石美帆)は翔平(成宮寛貴)に、2人をくっつけたいと相談。オレンジの会の5人で海に行こうと誘う。櫂と沙絵は渋々参加するが、当日、ほかの3人が茜の画策でドタキャン。2人きりで海に行くことに。一方、2人を送り出した茜は翔平とデートを楽しむ。
沙絵(柴咲コウ)の前にかつてのあこがれの先輩・柿崎(永井大)が現われた。再会に柿崎は沙絵を抱きしめ、櫂(妻夫木聡)はそのようすを目の当たりにする。沙絵と柿崎は徐々によい雰囲気になっていくが、オレンジの会の面々は櫂のことを気にする。柿崎との初デートに緊張する沙絵。櫂は沙絵を優しく励まし送り出そうとする。沙絵はそんな櫂に「私が誰かを好きになってもいいの?」と問いかけるが、答えを聞けぬまま迎えがきてしまう。一方、啓太(瑛太)は電話で父親が倒れたことを知り、実家に急ぐ。
啓太(瑛太)の提案で、櫂(妻夫木聡)ら5人はノートにメッセージを回し書きする“オレンジの会”を結成。最初は乗り気でなかった櫂だが、積極的に書き込む茜(白石美帆)らにつられて将来への悩みなどを記すように。櫂は障害に負けずに自分の人生を生きようとする沙絵(柴咲コウ)を見つめるうち、周囲に流されて大企業に就職することに疑問を感じはじめていた。櫂は自分が本来めざしていた福祉の道に進みたいと堺田(小日向文世)に相談する。一方、沙絵の櫂への思いは徐々に感謝から愛情に変化。バイオリンを断念した後の人生を想像するとき、いつも隣に櫂がいることに気づく。だが、櫂には真帆(小西真奈美)という恋人がいることもあり、沙絵は自分に素直になれない。
真帆(小西真奈美)は堺田教授(小日向文世)に頼まれ、沙絵(柴咲コウ)の補佐を担当することに。櫂(妻夫木聡)と沙絵がデートしたことを知らない真帆は、櫂にも協力を依頼する。自分を特別扱いする真帆の言動に沙絵はうっとうしさを感じてしまう。一方、櫂は沙絵の親友・茜(白石美帆)とも会話を交わすように。櫂は茜から、かつてバイオリンの天才と呼ばれた沙絵が突然の病気で聴覚を失ったと聞く。櫂は再び音楽に取り組んでほしいと考え、沙絵が手放した愛用のバイオリンを取り戻そうとする。
就職活動中の大学生と、耳が不自由な女性のせつない恋を描く。大学4年生の櫂(妻夫木聡)は就職先が決まらず、落ち着かない毎日。そんな折、学内で沙絵(柴咲コウ)が弾くバイオリンを耳にする。思わず拍手した櫂を沙絵は冷たくあしらう。数日後、櫂の親友・啓太(瑛太) が恋に落ちたと告白。プレイボーイの翔平(成宮寛貴)が代わりにデートの約束を取り付けるが、啓太は相手の耳が不自由と知って動揺。手話ができる櫂に代役を押しつける。待ち合わせ場所で待つ櫂の前に現われたのは沙絵だった。