人間の証明のあらすじ一覧
捜査本部はジョニー(池内博之)殺害の犯人は晴美(りりィ)だとの方針で捜査をまとめようと画策。いまだ腑に落ちない点が多い棟居(竹野内豊)らは、早まった決断に反発する。そんな中、DNA鑑定で、ジョニーと晴美に血縁関係がないと判明した。棟居はジョニーの過去を探るため、1週間の休暇をもらい渡米。現地の刑事・ケン(ボー・スヴェンソン)と捜査に乗りだす。同じころ、小山田(國村隼)と新見(風間杜夫)は、卒園記念でテディベアを配る幼稚園の卒園者名簿を入手し、ひとりひとり持ち主を訪ねていた。
捜査本部は、相馬晴美(りりィ)がジョニーの母親だとの結論を出した。棟居(竹野内豊)らは、晴美が事件に関与していると考え晴美を追うことに。一方、路子(松下奈緒)はホームヘルパーを装って小山田(國村隼)宅に侵入。翔平(高岡蒼佑)が固執するクマのぬいぐるみを取り返そうとするが、失敗する。そんな中、棟居と横渡(大杉漣)は、晴美の大学時代の友人・関根(井上高志)を訪問。過去に晴美が左翼の学生運動に傾倒していたと知った棟居らは、反米主義の晴美が米兵の子供を産んだことに違和感を覚える。
ジョニー(池内博之)の遺留品に重大なヒントを得た棟居(竹野内豊)は、事件の手がかりを求め、横渡(大杉漣)とともに群馬・霧積へ。そこで、事件の参考人になりうる女性の存在を知る。棟居らは女性の元へ急ぐが、女性は直前に事故死していたと発覚。棟居は、口封じを狙った他殺だとにらむ。一方、重大な秘密を背負った翔平(高岡蒼佑)は、犯した罪の重さから逃れるため、母・恭子(松坂慶子)の選挙活動の手伝いを願い出る。同じころ、恭子の生い立ちに興味をもった桐子(夏川結衣)は、独自に取材を始める。
ジョニー(池内博之)の遺留品を持っていた、吉岡(泉谷しげる)というホームレスが容疑者に浮上した。だが吉岡は、ジョニーが捨てたものを拾っただけと訴え、殺害を否定。棟居(竹野内豊)は、吉岡の口数の少なさから、何か隠しごとをしていると感じる。一方、文枝(横山めぐみ)の夫・小山田(國村隼)と、文枝の浮気相手の新見(風間杜夫)は、反発し合いながらも、ともに文枝の行方を捜索。道端で文枝のイヤリングを見つける。そのころ、監禁されていた文枝は、翔平(高岡蒼佑)の別荘の地下室を脱走。だが、逃げる文枝の背後に翔平の手が迫っていた。
棟居(竹野内豊)は、殺された黒人青年・ジョニーが死ぬ直前まで泊まっていたホテルを訪問。従業員に、ジョニーが泥酔し涙をためて帰宿した日があったと聞き、ジョニーの飲んだ店を探す。だがその矢先、以前棟居が争いの仲裁に入った不良から、必要以上に痛めつけられたとの抗議が。棟居は捜査班から外され、内勤を命じられる。一方、行方不明中の文枝(横山めぐみ)の身を案じた夫・小山田(國村隼)は、文枝の働くクラブで文枝と見知らぬ男性が2人で写っている写真を発見。男の素性を追う。
森村誠一の大ヒット小説をドラマ化。悲痛な過去を背負う敏腕刑事が殺人事件に挑む。巡査部長に昇格した刑事・棟居(竹野内豊)は、黒人青年・ジョニー の刺殺事件の担当に。が、「ストーハ」と言い残し息絶えたとの目撃情報のほかは手がかりもなく、捜査は難航する。そんな中、ちまたでは秋の知事選へ出馬を表明した女流小説家・恭子(松坂慶子)がマスコミをにぎわせていた。事件の捜査中、偶然、恭子のサイン会のそばを通った棟居は、雑誌記者で幼なじみの桐子(夏川結衣)と再会する。