ラストプレゼント〜娘と生きる最後の夏〜のあらすじ一覧
明日香(天海祐希)は、主治医・澤口(升毅)から入院を考えてほしいと告げられる。一度入院すれば出られない可能性もあると感じた明日香は、2週間後の自分の誕生日までは入院したくないと拒む。その日は歩(福田麻由子)がいっしょに過ごそうと張り切っていたからだった。見かねた澤口は倒れなければ待つと約束する。そんな中、仕事に行き詰まる来実(須藤理彩)は、明日香に担当を戻そうとする。だが、明日香は「私みたいにスマートにセンスよく仕事をするのは100年早い!」と来実を突き放す。頭にきた来実は仕事場を飛び出してしまう。
清孝(平泉成)が歩(福田麻由子)に会おうと聡(佐々木蔵之介)の家を訪ねる。有里(永作博美)は清孝を歩の部屋に案内するが、歩は不在。机の上には、その日「プール」と歩が書いた夏休みの予定表が残され、2人は小学校へ向かう。一方、聡から歩がプールに行ったと聞いた明日香(天海祐希)も小学校へ。歩は明日香が約束を破ったことを怒りにきたと思い、萎縮していた。だが、聡の気持ちを考えての行動だと明日香にほめられ、涙があふれそうになる。教室の外で2人のやりとりを聞いていた有里は、複雑な思いでその場を去る。
明日香(天海祐希)は歩(福田麻由子)と実家の町で開かれる夏祭りへ行く約束をする。複雑な気持ちの聡(佐々木蔵之介)だが、歩の気持ちを考慮して、夏祭り行きを承諾。明日香にも「歩に優しくしてやってくれ」と頼む。それ以来、自分の殻に閉じこもっていた歩は、見違えるように元気になる。明日香も夏祭りまでに市民会館のエントランス設計をやり直す条件で有休休暇の許可をもらう。だが、夏祭り3日前、貯水タンク工事の不備で、会社に漏電と漏水の被害が。明日香は復旧作業に追われることに。
有里(永作博美)は、聡(佐々木蔵之介)が出張中で、歩(福田麻由子)がひとりで家にいることを明日香(天海祐希)に告げる。明日香に対する歩の誤解を解こうとする有里なりの親切心だったが、明日香は歩のためにはもう会わないほうがいいと考えていた。そんなとき、明日香の弟・昇(林泰文)の嫁の綾音(田畑智子)が実家を飛び出し明日香の仕事場にやってくる。妊娠9カ月の綾音をほうっておけず、明日香は綾音を家に泊めることに。綾音を迎えに来るよう連絡するが、昇は仕事で来られないという。明日香はそんな2人のやりとりを見ているうちに、結婚時、聡や歩に対して素直になれなかった自分に気づく。一方、帰宅した有里は、歩が手をつけていない夕食がそのまま冷蔵庫に残っているのを見つける。
聡(佐々木蔵之介)が2泊3日の出張で家を空け、有里(永作博美)が歩(福田麻由子)のめんどうを見ることに。有里は花の配達の仕事に歩を同行させて親睦をはかるが、再び明日香(天海祐希)に嫌われたと思い込む歩は心を開こうとしなかった。一方、検診で病院を訪れた明日香は、がんで余命半年の妻子もちの男性・伊藤(小倉久寛)と知り合う。がんを告知されてから家族が優しくなったと残された時間を大事そうに話す伊藤。だが、そう話していたのもつかの間、明日香は伊藤の飛び降り自殺の現場に遭遇する。
余命3カ月と告げられた明日香(天海祐希)は病気のことを誰にも打ち明けられずにいた。明日香を訪ねた元夫・聡(佐々木蔵之介)は、気まぐれで娘・歩(福田麻由子)を傷つけてほしくないと警告。さらに、再婚相手・有里(永作博美)がいると告げる。そんな中、明日香は、上司の古茂口(松重豊)からサバイバルゲームに誘われる。参加を渋る明日香だが、大人になってからのいい思い出がないと年下の恋人・蓮太郎(要潤)に言われたことを思い返し、参加することに。一方、有里は歩と仲よくなろうとミュージカルに誘う。
余命3カ月と宣告された女性が娘との絆を取り戻すため奮闘する。バツイチの建築士・明日香(天海祐希)は、年下の恋人・蓮太郎(要潤)との関係も順調で、仕事も充実した日々を送っていた。そんなある日、健康診断に行った明日香は、医師の澤口(升毅)から、すい臓に悪性の腫瘍があり、3カ月の命と告げられる。突然の宣告にぼう然とする明日香。悩んだすえ、明日香は、元夫・聡(佐々木蔵之介)と暮らす娘の歩(福田麻由子)に会いにいくことを決意する。仕事が忙しい明日香は聡に歩のことをまかせきりにし、もう2年も会っていなかった。明日香は聡と連絡を取るが、聡はそんな明日香の身勝手さをなじり、電話を切る。