プラネテスのあらすじ一覧
デブリ課は月支部に異動になった。同じ頃、月ではハチマキがフォン・ブラウン号での事件の取り調べを受けていた。その後、ハチマキは街で偶然ラビィらと会い、ギガルトが月の病院にいる事を知る。そんな中、月ステーションでは地球外で初めての連合評議会が開かれようとしていた。
ハチマキは乗組員第3次試験を受けるため、フォン・ブラウン号に半年間滞在することに。一方、なんとかハチマキに連絡を取ることができたタナベだったが、冷たく突き放され、ショックを受けてしまう。気を取り直してミッションに出たタナベは、偶然にもあるデブリを回収する。
エンジン開発者で木星計画担当官のロックスミスがデブリ課を訪れる。彼は、ハチマキの父・ゴローを捜していた。ハチマキは興味がなく隠れていたゴローに、「木星行きは人類の夢だ」と力説するが、全く相手にされない。そんな中、木星往還船「フォン・ブラウン号」のエンジンが大事故を起こす。
木星往還船乗組員の一次試験が始まった。試験会場にはたくさんの受験者が集まっていて、その中にはハチマキやチェンシンの姿もある。デブリ課に残ったタナベはハチマキが気になるのだが、連絡がうまく取れないでいた。基礎体力試験、筆記試験が終わり、ハチマキは最後の水中試験に挑むのだが、アクシデントが発生する。
デブリ課が所属する第二事業部に、新しい事業部長がやって来た。彼の方針で近々のデブリ課解散が宣言される。ショックを受ける課長、ラビィたち。しかし木星行きを考えているハチマキは気にしない。ToyBox2でデブリ課メンバーは最後の回収に出かける。
木星計画担当官ロックスミスがデブリ課を訪れた。どうやらハチマキの父である星野ゴローを探しているらしい。理由を聞くと木星往還船「フォン・ブラウン号」のクルーにスカウトしたいとのこと。興味がなく隠れていたゴローに木星行きは人類の夢だとハチマキは力説するが、まったく相手にされない。そんな時、フォン・ブラウン号のエンジンが大事故を起こす。
デブリ回収中の事故で、ハチマキは単独で宇宙に放り出されてしまう。なんとか無事に戻りメディカルチェックを受けることになるハチマキ。最初はピンピンしていたのだが、最後のチェックで感覚遮断室に入ると様子が一変、パニックを起こしてしまう。宇宙飛行士には致命的な病気、空間喪失症だ。ハチマキはリハビリのため何度も感覚遮断室に入る。
デブリ課で事務をやっている派遣社員のエーデルについては、デブリ課の面々も詳しくは知らない。彼女が私生活のことを一切話さないので謎に包まれているのだ。ある日ISPV-7内に2人で出かけたハチマキとタナベは、おかしな男と出会う。その男はある女性を待っているというのだが、そこに現れたのはエーデルだった。
新型ToyBox2が配備されハチマキは子供のようによろこぶ。そんな中、デブリ課に社内恋愛禁止令が出される。テクノーラ社内で上司の娘を妊娠させた男のことが問題になったのだ。その会社のやり方に反発するハチマキとタナベ。そんな中、ToyBox2で宇宙に出たハチマキたちに、そのうわさの男から通信が入る。
ToyBoxが壊れたため、地球の実家へ里帰りすることになったハチマキ。同じく地球へ帰るユーリとタナベもハチマキの実家にやって来る。ハチマキの母・ハルコに迎えられ居間でくつろぐ一行。そこへハチマキの弟・九太郎の作ったロケットが突っ込んできた。ロケット作りにはげむ九太郎にユーリは声をかける。
宇宙防衛戦線のテロが月面都市で発生。宇宙防衛戦線は宇宙開発に反対し、いたる所でテロを起こしている組織であった。そんな折、メンテナンスを終えたToyBoxでデブリ回収に出たフィー達は、そこで宇宙防衛戦線のミサイルを発見。その時、同時に世界に放送されるテロ宣言。ミサイルの向かう先はISPV-7。メンテナンス中のISPV-7には防ぐ手段が無かった。
テクノーラ社へ宇宙服の営業のために、小国エルタニカから一人の技術者、テマラがやって来た。彼の仕事に対する純粋な姿勢を見て、採用試験を手伝うことになったハチマキたちとクレア。ところがその最後の試験のため宇宙へ出たハチマキたちの前に、軌道保安庁の巡視船が現れ、試験の中止を告げる。
デブリ課員のユーリ・ミハイロコフは、5年間一度も有給休暇を使ったことがなく、ToyBoxにカーネーションを飾ったり、一人宇宙を眺めていることが多い。ある時ハチマキは、ユーリが毎週資料課でデブリのデータを調べていることを知る。彼には捜し続けているものがあった。
ハチマキの師匠のギガルトが、保安指導のためデブリ課にやって来た。ギガルトは以前デブリ課にいたので、課員と親しい。タナベは彼らが話すのを聞き、デブリ課の面々の過去を少し知って、うれしかったり、おどろいたり。しかし、ギガルトとともにある事件を解決した直後、タナベはギガルトの重大な秘密を知る。
月から宇宙ステーションに戻って、またいつもの業務が始まった。ところが、フィーが出世してデブリ課を離れるというウワサが出て、おどろくデブリ課員たち。それでもハチマキたちは、フィーが安心して課を離れることができるようにと、フィー抜きでのデブリ回収に向かう。
怪我をした足の治療に月の病院にいるハチマキは、一人の少女と出会う。彼女の名前は「ノノ」。すっかり意気投合する二人に、見舞いに来たタナベは少し不満気。そんな中、ハチマキはある事件をきっかけにノノの事情を知る。