H2〜君といた日々のあらすじ
甲子園に向けた千川高校の合宿が終了した。甲子園に出発する前日、比呂(山田孝之)はひかり(市川由衣)に強引に誘われてデートに出かける。思い出話に花を咲かせた後、別れ際、ひかりは「比呂と幼なじみでよかった」と言い残して去る。翌日、比呂や英雄(田中幸太朗)らは甲子園へ向かう。千川高のことしの宿舎は明和一高とは別々。春華(石原さとみ)はその理由を「比呂とひかりを離したかったから」と打ち明ける。そんな春華に比呂は、高校生活の節目にいつも自分のそばにいてくれたことを感謝する。
ひかり(市川由衣)の母・さくら(七瀬なつみ)が急逝した。葬儀に参列した春華(石原さとみ)は、会場から足早に帰ろうとする比呂(山田孝之)にひかりを支えるよう助言。だが、さくらを慕っていた比呂も、ひかり同様に落ち込んでいた。そんな中、明和一高と千川高野球部は、ともに夏の”選抜”に向けた合宿に突入。ひかりも、明和一高の臨時マネージャーとして合宿に参加する。母の死を吹っ切るように仕事をこなすひかりを英雄(田中幸太朗)は心配。だが、逆に野球に集中するようひかりに諭され、英雄はひかりに頼ってもらえないことに寂しさを覚える。
甲子園で敗れた比呂(山田孝之)は、ひかり(市川由衣)の前で悔し涙を流す。それを遠くから見ていた春華(石原さとみ)は、複雑な思いを。以来、春華は比呂を避けるようになり、病院に付き添うのも野田(中尾明慶)に頼んでしまう。一方、明和一高は甲子園初優勝を飾り、英雄(田中幸太朗)は全日本の台湾遠征に参加することに。だが、英雄は遠征中に顔に打球を受け、目を腫らして帰国。症状を心配する比呂に、英雄はもっと春華を気遣うよう助言。比呂は、自分とひかりの親密さが春華を不安がらせていることに初めて気づく。