救命病棟24時 第3シリーズのあらすじ一覧
バイクで転倒事故に遭ったディスカウントショップの社長・城丸克男(綿引勝彦)が運び込まれる。レントゲンで肺に影を見つけた進藤(江口洋介)は術後、再検査。末期がんと告知する。克男はひるまず、息子の克英(伊崎充則)に仕事に戻れと檄(げき)を飛ばす。一方、子供に死を見せたくない寺泉(仲村トオル)は楓(松嶋菜々子)に省吾(広田亮平)の病室を移せと要求する。
東都中央病院に楓(松嶋菜々子)が戻り、院内が活気づく中、進藤(江口洋介)に国際人道支援医師団から、戻ってほしいと要請が来た。一方、臨時内閣に召集された寺泉(仲村トオル)は、発表された死傷者数に「予想どおり」と無責任な発言をする議員たちに不信感を抱く。そんな中、病院に緊急患者の老婆(志賀眞津子)が運ばれてくる。一命をとりとめるが、患者の多さに慣れ、安易にあきらめようとした医師たちに、進藤は怒りをあらわに。さらにその夜、看護師の不手際で入院患者の容態が急変する事故が発生する。
東都中央病院にそば店主の小木(山田辰夫)が搬送されてくる。小木の治療を担当した進藤(江口洋介)は妻・静子(円城寺あや)のようすに異変を感じる。その後、静子が胃潰瘍(かいよう)を患っていることが発覚。静子は病気のことと、店が全壊したことを小木に告げられないので、進藤らから話してほしいと懇願する。だが、進藤は静子に自分の口から話すべきだと諭し、小木と同じ病室に移す。一方、楓(松嶋菜々子)は裕樹(石黒賢)の遺体を家族に渡すため裕樹の実家へ。葬式を終え、つかの間の静かな時間の中、楓は失ったものの大きさをかみしめる。
東都中央病院に裕樹(石黒賢)が運ばれて来た。再会に喜ぶ楓(松嶋菜々子)は、病状が回復したらいっしょに裕樹の赴任先に行くと約束する。続けて避難所で働く河野(平田満)が倒れ、病院に。河野を心配する長男・純介(川岡大次郎)は東京を離れるよう勧めるが、河野は聞き入れない。進藤(江口洋介)は河野に冷たい態度をとる次男・和也(小栗旬)に、河野を説得できるのは家族しかいないと説く。一方、望(京野ことみ)は父親・武彦(渡辺哲)と再会。連絡をしなかったことを責める武彦だが、望は素直に話を聞くことができない。
消防庁から、楓(松嶋菜々子)の婚約者・裕樹(石黒賢)が危険な状態で入院していると連絡が入る。だが、入院先の病院の混乱で、楓は裕樹の安否を確認できずにいた。進藤(江口洋介)は動揺する楓に裕樹のもとへ向かうように助言。だが楓は、病院に残ると気丈に振る舞う。そんな中、省吾(広田亮平)が発作を発症。とっさに助けた望(京野ことみ)は、自分が看護師の資格をもつことを進藤にだけ告白する。その後、重傷の裕樹が病院を抜け出したと連絡が。進藤は裕樹が東都中央病院に向かっていると推測する。
医療物資がなくなった診療所を離れた進藤(江口洋介)。そんな中、和也(小栗旬)が母・敬子(山口美也子)を救出する。進藤は敬子を病院へと運ぶことに。一方、東都中央病院では患者の治療に楓(松嶋菜々子)らが忙殺されていた。寺泉(仲村トオル)は娘・千尋(福田麻由子)と再会するが、臨時内閣参加の要請を受け、迷いながらも教師・望(京野ことみ)に千尋を託す。その後、寺泉の妻・香織(渡辺典子)が命に危険が及ぶクラッシュ症候群を発症。進藤は香織を治療するためヘリコプターを手配するよう、寺泉に要請する。
繁華街で大地震に被災した進藤(江口洋介)は家屋の下敷きになった男性を救出。治療のために付近の医院に連れていく。医院で進藤は院長・河野(平田満)とともに押し寄せる患者の治療を開始。進藤は河野に、助かる見込みの高い患者を優先して治療することを提案。ためらう河野に進藤は、ひとりでも多くの命を救うためだと強く主張する。一方、楓(松嶋菜々子)は東都中央病院内で被災。自分の家族が心配だから自宅に帰りたいと言い出す医師・日比谷(小市慢太郎)らに、楓は何も言うことができない。
救命救急医療に携わる医師らの活躍を描く医療ドラマの第3弾。救命医の楓(松嶋菜々子)は、海外へ転勤する恋人・裕樹(石黒賢)からプロポーズされる。医療現場を離れることをためらう楓は、かつての同僚で海外で医療活動を行なっていた進藤(江口洋介)と再会し、悩みを深めるように。2人は再会を約束し別れるが、直後、東京を直下型大地震が襲う。