不機嫌なジーンのあらすじ一覧
仁子(竹内結子)は南原(内野聖陽)と再会した。南原は相変わらず仁子に調子よく甘えて手をつながせ、2人で鵯越大学へ。勝田(オダギリ ジョー)は構内でも手をつなぐ2人を発見。仁子に猛アプローチをかけている勝田は、南原が気にくわない。南原も“男のカン”で勝田に嫌悪感を抱く。そして、南原と勝田は、生物と地球環境の関係について激しい言い争いに。翌日、仁子が研究室に行くと、研究道具がなくなっていた。事務長・山本(陣内孝則)は仁子にテントウムシの研究を禁じる。
渡米する南原(内野聖陽)に仁子(竹内結子)はずっと愛していたと告白。2年後、大学で研究を続ける仁子は学会のため長崎へ。仁子は干拓事業の反対運動を展開し、事業に加担した南原を憎む勝田(オダギリ ジョー)と再会する。帰京した仁子は、アメリカにいるはずの南原の姿を目撃。南原の赴任先やアメリカで研究中の四谷(伊藤正之)に電話で確認したところ、南原はすでに帰国したと聞かされる。そんな中、農水省への抗議活動で上京した勝田は、以前から仁子に好意を抱いていたことを打ち明け、強引にキスを迫る。
南原(内野聖陽)はパーティーで強引に仁子(竹内結子)にキスする。仁子は必死に抵抗して南原を拒むが、心を許しそうになった自分に嫌悪感を抱く。年が明けて風邪で入院した南原を見舞った仁子は、パーティーの件を意識しないように振る舞う。そんな中、仁子と健一(黄川田将也)は仁子の誕生日にデートすることに。だが、仁子は研究室が停電して待ち合わせに遅刻。さらに、テントウムシが衰弱しているとの連絡を受けた仁子が研究室に戻ろうとしたため、健一は「虫と自分のどちらが大事なんだ!」と激怒する。
仁子(竹内結子)は健一(黄川田将也)と部屋で寝ているときに寝言で「教授」とつぶやいてしまう。神宮寺(小林聡美)は仁子の夢を分析し、終わった恋を復活させようとしていると告げる。後日、南原(内野聖陽)の恩師・早乙女(伊東四朗)が来日。仁子と南原が交際中と思い込む早乙女のために、南原は仁子に恋人のフリをするように頼む。そんな中、仁子は健一の家でクリスマスを過ごすことに。健一に正月の予定を聞かれた仁子は実家に帰るとウソをつく。大みそか、仁子は南原と早乙女のパーティーに出席する。
仁子(竹内結子)の部屋を訪ねた健一(黄川田将也)は、仁子が南原と旅行したことを知る。南原との関係を詮索する健一に対して、仁子は「好きじゃない人を家に入れたりしない」と本心を明かす。一方、南原(内野聖陽)のもとへ元妻・玲子(高岡早紀)がやってくる。再婚する玲子から南原との結婚生活よりも現在のほうが幸せだと言われ、南原はショックを受ける。後日、仁子は健一とデートを楽しむ。だが、立ち寄ったイベント会場で、展示物の昆虫を買ってとせがむ子供を叱(しか)った仁子に健一は声を荒げてしまう。
健一(黄川田将也)を意識しはじめた仁子(竹内結子)は自分の気持ちを抑えて、よそよそしく振る舞う。健一は仁子のようすに嫌われていると誤解する。だが、図書館で遭遇した2人は互いに好意を感じ、連絡先を交換。ヨリを戻そうと言い寄る南原(内野聖陽)に対し、仁子はついに「好きな人ができた」と宣言する。一方、南原は歯科医院で会った健一が仁子の意中の人であると知る。後日、仁子は南原とシンポジウムに出席。その際、南原は仁子を干潟に連れ出し、自分と別れたことを後悔していないか尋ねる。
鵯越(ひよどりごえ)大学大学院生・仁子(竹内結子)は1年前、恋人に浮気されたショックで、男は浮気をする生物と決めつけていた。そんな中、仁子は鵯越大付属小学校教師・健一(黄川田将也)と知り合い、互いに意識するように。その後、仁子の元恋人で世界的な科学賞を受賞した環境生物学者・南原(内野聖陽)が教授として大学に赴任。仁子に未練を残す南原は再び言い寄る。後日、南原の受賞パーティーで泥酔した仁子は翌朝、南原と同じ部屋で目を覚ます。