ガラスの仮面のあらすじ
第49話 魂の半身
月影は幼いころの夢を見ていた。戦争で両親と死に別れた彼女は、名もない劇団の作家、尾崎一蓮に引き取られた。彼のもとで暮らしはじめてから数年後、月影は一座の看板女優として大役をこなすまでに成長を遂げる。そして、舞台でも支えとなってくれた一蓮に、月影は恋心を抱くようになった。ところが、劇団が火災に見舞われた日を境に、一蓮は自分が書き上げた台本とともに忽然(こつぜん)と姿を消してしまった。月影は、彼の噂を聞きつけては方々捜し回り、その行方を追いつづける日々を送ることに。そんなある日、一蓮の姉から彼の行方を知る手がかりを得た月影は、一年中梅の花が咲く里を訪れる。彼女はついに、そこで捜し求めた一蓮と紅天女(くれないてんにょ)の台本と出会うのだった。 ≫脚本=佐伯俊道、角田美和 演出=宮原秀二 絵コンテ=浜津守 作画監督=しまだひであ