神はサイコロを振らないのあらすじ一覧
乗客たちが、「402便が再び消える」という新聞記事を見て混乱。ヤス子(小林聡美)は事実を説明することに。亜紀(ともさかりえ)と哲也(山本太郎)も、402便に関する情報を配信するサイトの管理者が菊介(武田真治)だと知り、理由を問い詰める。そんな中、哲也は10年前にけんかしたままだったヤス子に、プロポーズする準備を始める。
乗客たちは10年後の東京で、家族や友人たちとそれぞれの再会を果たしていた。ヤス子(小林聡美)は、帰還した乗員が再び消える運命にある事実を、亜紀(ともさかりえ)に話そうと決意する。だが、哲也(山本太郎)は黙っているべきだと説得。そんな折、加藤(大杉漣)の理論を調べていた学生の航星(中村友也)は、402便が再び消えるとの記事を目にする。
飛行機から降りた哲也(山本太郎)は、ヤス子(小林聡美)の自宅を訪ねる。哲也は会いたかったという気持ちを伝えるが、ヤス子は10年の歳月を経て変わった自分と変わらない哲也の姿に戸惑いが先に立つ。そんな中、遺族会会長の甲斐(尾美としのり)と対面したヤス子は、帰還した乗員たちが数日で再び姿を消すかもしれないと聞く。
消息を絶った旅客機の乗員、乗客が10年後に帰還、再会を果たした人々の人間模様を描く。‘96年夏に旅客機が乱気流に遭い、姿を消した。航空会社社員・ヤス子(小林聡美)は、親友で客室乗務員の亜紀(ともさかりえ)と恋人の副操縦士・哲也(山本太郎)を失う。一方、物理学者の加藤(大杉漣)は旅客機が必ず戻ると提唱。予定日に飛行機が出現する。