続 夏目友人帳のあらすじ
妖だけでなく、妖祓(はら)いの名取もまたカイを追っていた。名取は、夏目にカイが妖であることを明かし、カイを退治しにきたことを告げる。カイと親しい仲になっていた夏目は、その事実を受け入れられない。そんな夏目に名取は、人と妖、どちらが大切なのか態度をはっきりさせるよう言い放つ。名取と別れ、カイの身を案じつつその行方を探る夏目だが、誤まって名取が仕掛けた罠(わな)にはまってしまう。危機に瀕(ひん)した彼を救ったのは、なんとカイ。自分を狙うばかりでなく、夏目をも傷つけた名取に怒りを燃やしたカイは、ついに妖としての本性を現わす。≫脚本=金巻兼一 演出=大森貴弘 絵コンテ=寺東克己 作画監督=高田晃、山田起生
夜ごと、無気味な物音や声が聞こえると言われる洋館にやってきた夏目。子供のもがく声のするほうに行ってみると、棺(ひつぎ)のような箱に少年が閉じ込められていた。箱を開けてやるなり泣きながら走り去る少年。彼が落としていった名札を返そうと、その少年、カイを捜していた夏目は、彼が妖に追われているらしい、という噂を耳にする。本当に追われているのならば、守ってやりたいと思うが……。≫脚本=金巻兼一 演出=松本マサユキ 絵コンテ=今掛勇 作画監督=奥野治男、田中織枝
妖(あやかし)が見えることで自分にもできることがあるのだろうか、と悩むようになる夏目。ある日彼は、名取(なとり)から、妖を感じる人や、見える人の会合に誘われる。会合に行けば、自分と同じ悩みをもつ人に出会えると期待した夏目は、ニャンコ先生といっしょに参加することに。会場で大勢の人と妖を目にして、あっけにとられる夏目。そんな彼に名取が紹介したのは、七瀬という初老の女性だった。夏目は七瀬に、祖母のレイコについて尋ねられる。≫脚本=高木登 演出=清水久敏 絵コンテ=名村英敏 作画監督=青野厚司