宿命1969−2010〜ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京〜のあらすじ一覧
最終回 崇(たかし・北村一輝)と尚子(上原美佐)の仲人をした総理・滝沢(若林豪)と元中国諜報部員の女性との密会スキャンダルが週刊誌に掲載された。週刊誌を見た宣子(のぶこ・小池栄子)はその女性がニューヨーク時代に崇の交際相手だった中国人留学生・ジージィ(チェン・チュー)だと知り、彼女と崇のツーショット写真を出版社に送り付ける。
崇(たかし・北村一輝)は、尚子(上原美佐)と自分が異母兄妹であると聞かされ、絶望に打ちひしがれる。三奈(真野響子)から話を聞いた和裕(田中健)は、言い出せなかった三奈の気持ちをくむよう崇を説得するが、崇の怒りは収まらない。だがその後、DNA鑑定で崇と白井(奥田瑛二)が親子である可能性はないと判明し、崇は混乱してしまう。
崇(たかし・北村一輝)は宣子(のぶこ・小池栄子)が急に小切手を換金しようとしたのは、交通事故を起こした弟の慰謝料のためだったと知った。そこで、あらためて3000万円の小切手を用意。宣子に謝罪し、テープを引き渡してほしいと頼む。宣子との縁が切れたと確信した崇は尚子(上原美佐)の元へ。そこで、尚子から妊娠を告げられる。
眞一郎(奥田瑛二)は三奈(真野響子)から再三結婚を止めるよう忠告されても縁談を推し進めていた。三奈は業を煮やし、宣子(のぶこ・小池栄子)に二人の仲をかき乱させようと、手切れ金として渡した2000万円の小切手の紛失届を銀行に出す。銀行へ換金に訪れた宣子は窃盗容疑で警察署に連行され、尚子(上原美佐)の仕業ではないかと疑う。
眞一郎(奥田瑛二)がかつての恋人であると知った三奈(真野響子)は、崇(たかし・北村一輝)に結婚を取りやめるよう言い渡す。だが崇は受け入れず、三奈の強引な態度を疑問に思う。そんな中、宣子(のぶこ・小池栄子)はディーラーの仕事に復帰。崇からの手切れ金を返そうとした矢先、弟が交通事故を起こし多額の慰謝料が必要になったと知る。
有川(北村一輝)に別れを告げられた宣子(のぶこ・小池栄子)は、有川の婚約者・尚子(上原美佐)に接近し、10年に及ぶ有川との関係を、尚子にほのめかす。そんな中、尚子の家を訪ねた有川の母・三奈(真野響子)は、応接間に飾られている漢詩の額を見て顔色を変える。それは東大紛争当時、恋人の眞一郎(奥田瑛二)に見せられた物だった。
新番組 権力に取り付かれたエリート官僚を中心に描く愛憎劇。医療法人理事長・三奈(真野響子)の長男で財務官僚の有川(北村一輝)に、民自党政調会長・白井(奥田瑛二)の長女・尚子(上原美佐)との見合い話が持ち掛けられた。有川は財産目当てと悟るが、政界進出のため、10年来の恋人・宣子(のぶこ・小池栄子)に別れを告げ、尚子との婚約を進める。