今や麗華(木下あゆ美)や紅子(安達祐実)が娼婦として働く娼館となった清瀬家に、海に身投げして死んだはずの真彦(鳥羽潤)がやって来る。どう見ても真彦としか思えないその男性は、自分の名前は陽平だと話し、譲らない。応対した紅子は陽平が記憶喪失であることを知る。その後、紅子は思いがけない人物とも出会う。一方、慎之助(野村宏伸)の長男・康助(古澤蓮)は娼館のオーナーとなり、娼館で働く麗華を特別な目で見詰める。表向きは、麗華と麗華の息子・眞一(根岸泰樹)が幸せになるため心を砕いているよう振る舞うが、裏には別の顔が隠されていた。また、陽平が現れたことで、康助は嫉妬心から麗華をさらに縛り付ける。