おひさまのあらすじ一覧
最終回 陽子(井上真央)は和成(高良健吾)、茂樹(永山絢斗)と共に、昏睡状態に陥っている良一(寺脇康文)の回復を祈る。そんな中、いつか必ず訪れる親子の別れを意識した陽子は、帰宅後、日向子(井上琳水)を何度も強く抱き締める。間もなく、平穏を取り戻した陽子だが、美術教室に通う杏子(金澤美穂)の帰宅時間が遅い事を気に掛けていた。数日後、杏子が警察官に保護され、陽子は動揺。だが、偶然通り掛かった節子(白川由美)に連れられ、無事帰宅する。やがて昭和28年、日向子(曽我美月)は小学1年生に。陽子は徳子(樋口可南子)と手を取り、幸せをかみしめる。
岐阜・多治見から帰らない和成(高良健吾)に、寂しさと不安、怒りを募らせた陽子(井上真央)は、意を決して会いに行く。だが和成は、亡くなった戦友の代わりに焼き物の仕事をし、夢中になっていた。一人、安曇野に戻った陽子は、徳子(樋口可南子)や育子(満島ひかり)、真知子(マイコ)に心配そうな面持ちで迎えられ、その晩、”白紙同盟”初のお泊まり会を開催。3人は楽しい一夜を過ごす。やがてケイコ(石橋杏奈)と圭介(大和田健介)が婚約。真っ先に報告された陽子は、教え子同士の結婚を喜び、うれし泣きする。数日後、百白花でパーティーを開く。
陽子(井上真央)らは赤い屋根の洋館を改装して移り住み、「百白花」と名付けたそば店を開店。良一(寺脇康文)らが次々と祝いに駆け付ける。そんな折、育子(満島ひかり)が警察官を突き飛ばしたことが原因で留置場に入れられてしまう。しかしそれは、街頭録音の場で女性運動家をかばったためで、育子は無実を訴えていた。陽子はそんな育子を救い出そうと一大決心して上京する。やがて「百白花」が軌道に乗り始めたころ、和成(高良健吾)は戦友が危篤との知らせを受け、岐阜・多治見まで会いに行くことに。和成を見送る陽子は、ふと不安になる。