おひさまのあらすじ一覧
食品会社で働く陽子(井上真央)は、日向子を連れていく以上、他社員に迷惑が掛からないように仕事に励む。だが、同僚の良子(紺野まひる)は素っ気なく、竹内(野間口徹)はいら立っていた。陽子はつらい環境の中、家計を支えるために耐える。そんな折、道夫(串田和美)が役場の助役(つまみ枝豆)から頼まれ、進駐軍にそばを振る舞うことに。だが、大量に残されてしまい、陽子らはショックを受ける。その後、助役からもらったそば粉の使い道をめぐり、和成(高良健吾)と道夫の意見が対立。和成は、「こんにゃくそば」を店で出すことを提案する。
最後の卒業式に臨んだ陽子(井上真央)は、児童たちを前に、「一生、みんなの先生でいる」と誓う。そして教師になる夢を抱いた少女時代からの日々を振り返り、晴れやかな気分で教師生活にピリオドを打つ。しかし、まだそばを入手できない丸庵では、陽子と和成(高良健吾)の現金収入が頼り。そのため陽子は、日向子を連れて働ける食品会社に就職。片や自宅では、かつての教え子、ケイコ(石橋杏奈)に勉強を教え始める。和成は陽子の新しい生活を応援し、徳子(樋口可南子)らも温かく見守ることに。だが、やがて徳子は陽子に不満を募らせていく。
昭和21年11月。陣痛が始まった陽子(井上真央)は、和成(高良健吾)に付き添われて助産院へ。陽子は未知なる体験の恐怖におののきながらも必死で出産に臨み、和成は何もできない自分を歯がゆく思う。そこへ徳子(樋口可南子)と道夫(串田和美)、富士子(渡辺美佐子)が合流。一同が祈りながら待つ中、陽子は女児を出産し、「日向子」と命名する。やがて新年を迎え、富士子が東京へ戻ることに。陽子は冬休み明けに教職に復帰。だが、授乳のため、和成は毎日昼休みに日向子を背負って学校を訪れ、陽子は申し訳なく思い始める。その事で、二人は初めて夫婦げんかをする。