おひさまのあらすじ一覧
夫を亡くして寂しい富士子(渡辺美佐子)は、ひ孫の誕生に何よりの喜びを感じていた。そんな富士子の本心を知った陽子(井上真央)は、出産するまで同居したいと切望。和成(高良健吾)と徳子(樋口可南子)の理解を得て、一筋縄ではいかない富士子を説得するため、作戦を練る。やがて同居が始まったものの、庶民の生活に慣れない富士子は奇行を連発。だが、陽子は共に暮らせることがうれしく、徳子らも温かく見守る。そんな中、育子(満島ひかり)と真知子(マイコ)、茂樹(永山絢斗)が続々と来訪。一同は赤ちゃんの誕生を心待ちにし、陽子は幸せを感じる。間もなく陽子は産休に入り、出産の時が迫る。
かつて春樹(田中圭)に助けられたという女性と娘が、須藤家を来訪。茂樹(永山絢斗)と良一(寺脇康文)の様子を見た陽子(井上真央)は、二人が春樹の死を乗り越えたことを実感し安堵する。同じころ、タケオ(柄本時生)は一人、丸庵へ。和成(高良健吾)と相対したタケオは、陽子への思いにけじめをつけ、新たなスタートを切る。やがて昭和21年4月、陽子の妊娠が発覚。陽子は、予期せぬことに動揺しつつも、新しい命に感動し、歓喜の声を上げる。徳子(樋口可南子)や道夫(串田和美)、良一らからも祝福され、和成は戦地から生還できた喜びをしみじみとかみしめる。
待ち望んでいた和成(高良健吾)の生還に、陽子(井上真央)ら家族は感涙。和成からこれから幸せになろうと告げられた陽子は、最上の幸せを感じる。一方、茂樹(永山絢斗)は心に深い傷を負い、空虚な日々を送っていた。和成はそんな茂樹に心境を打ち明け、命懸けで戦ってきた自分たちが下を向く必要はないはずだと訴える。やがて昭和21年。物資は乏しくとも、陽子は和成らと和やかな新年を迎える。そして4月、徳子(樋口可南子)らは丸庵の営業を再開。生き生きと働く義父母の姿に安堵する陽子だが、学校では新校長・萩原(矢島健一)が着任し、困惑することに。