鈴子の恋 ミヤコ蝶々女の一代記のあらすじ一覧
鈴子一座による中国・大連での日本兵慰問公演は大成功に終わった。周辺の治安を案じる英次郎(片岡鶴太郎)とは裏腹に、鈴子(映美くらら)は、兵士たちにひとときでも恐怖を忘れてほしいと意気込んで歌を歌う。そんな中、上海に移動した鈴子は、ワカナ(三倉佳奈)と再会。鈴子は、兵士たちで超満員の劇場で、何度も爆笑を取るワカナの姿に感動。あらためてワカナの芸人としての力量に圧倒される。次の公演地・南京へ向かっているさなか、鈴子は兵士の中に初恋の人・良太(鈴木裕樹)の姿を見つける。追い掛けようとするが、汽車が動きだし良太を見失ってしまう。
真蔵(木村了)と駆け落ちした鈴子(映美くらら)だったが、真蔵の父・純蔵(山崎銀之丞)の手下に見つかってしまい、息を潜めるような生活を強いられる。親に歯向かうことのできない真蔵にショックを受けた鈴子は、神戸の実家に帰ってしまう。ところが、鈴子の顔を見たさき(浅野ゆう子)は「一度決めたら命を懸けて旦那に尽くせ」と鈴子を追い返す。自分の居場所がないと感じた鈴子は、英次郎(片岡鶴太郎)に別れを告げ、神戸を後にする。鈴子は再び真蔵の元に戻ってきたものの、今度は純蔵の手下が家に押し掛け、鈴子の目の前で強引に真蔵を連れていってしまう。
東京で産みの親のハナ(多岐川裕美)に会った鈴子(美山加恋)は、心が揺れ動いていた。さき(浅野ゆう子)は、このまま芝居を続ける覚悟があるかどうか問い詰めるが、鈴子は即答できずにいた。そんな鈴子にさきは、「迷いがあるなら舞台には上げられない」と言い放つ。鈴子が迷いながら舞台稽古をしていると、いないはずの観客の歓声が耳いっぱいに聞こえてくる。その瞬間、自分の生きる道を見つけた鈴子は、「板の上で生きる」とハナに別れを告げる。4年後、16歳になった鈴子(映美くらら)は一座の座長としての自覚を増していた。ところが巡業先へ向かう途中、座員が失踪。演目に頭を悩ませる。
芝居小屋の向かいの家で暮らす良太(西井幸人)に恋をした鈴子(美山加恋)。良太に中原中也の詩集をもらいうれしい反面、漢字の読めない鈴子は、一座を辞めて学校に通いたいと思い始める。しかし鈴子の学校への憧れを知ったさき(浅野ゆう子)は激怒。鈴子の?をたたき、「学校に行かなくても誰にも負けないことが一つあれば十分。他は何も知らなくていい」と叱りつける。神戸の常設小屋へ戻る日が近づいたある日。さきは、1日だけ稽古を休ませてほしいと願う鈴子に理由も聞かず休みを与え、「きっちりお別れしてくるように」と送り出す。



















