運命の人のあらすじ
弓成(本木雅弘)は過去と決別し、沖縄に移住。渡久山(泉谷しげる)やミチ(美波)の世話になりながら暮らしていたある日、弓成は琉球新聞の記者・儀保(津田寛治)に、「記事を書いてほしい」と依頼される。気の進まない弓成は、渡久山からある告白をされ、思い描いていたものとは違う沖縄の姿を知る。
控訴審の判決に納得のいかない弓成(本木雅弘)らは、最高裁に上告する。また、実家の青果店の経営が厳しいと知った弓成は、父・正助(橋爪功)のために店を再建しようと奔走。そんな中、由里子(松たか子)の相談に乗っていた鯉沼(長谷川博己)が、子供たちと一緒にボストンに来ないかと由里子を誘う。
一審の判決が下り、弓成(本木雅弘)と昭子(真木よう子)は明暗が分かれる形となった。昭子は、弁護士である坂元(吹越満)に「自分のやり方で闘い続ける」と宣言し、週刊誌で弓成との赤裸々な告白手記を発表する。夫を信じようと懸命に耐えてきた由里子(松たか子)は、その記事を見て絶望的な気持ちになる。
弓成(本木雅弘)と昭子(真木よう子)の裁判が佳境に入り、外務省前局長の吉田(升毅)が証人として出廷。一方、由里子(松たか子)は、裁判所前で昭子と出会うも無言で見詰め合う。鯉沼(長谷川博己)はそんな由里子を複雑な気持ちで見守り、由里子は母・加代(高林由紀子)に、「鯉沼と人生をやり直したら」と告げられる。
弓成(本木雅弘)と昭子(真木よう子)の裁判が始まった。検察側は弓成が男女関係を強要し、それを盾に機密文書を昭子に要求したと主張。一方、弓成側は事実無根と対立する。だが、昭子の痛々しい印象により、弓成は次第に不利な状況に。山部(大森南朋)は、昭子に真実を話させるべきだと弓成に忠告する。