刑事コロンボのあらすじ一覧
国防関連財団の幹部・ブレイリー大佐は、財団の金で私腹を肥やし、さらに、名誉会長夫人と不倫をしていた。ある日、部下のキーガン曹長にその事実を知られたことで彼の殺害を企てる。ブレイリーは軍事演習中のキーガンを刺殺し、演習中の事故に偽装。しかし、コロンボはブレイリーのささいな行動から彼を疑い始める。
心理学者のジョーン・アレンビーは、公私共にパートナーであるデービッドと若い秘書との浮気現場を目撃し、彼への復讐を決意する。アレンビーはアリバイ工作のために友人のパーティー会場へ向かい、化粧室に隠しておいた衣装を着てデービッドを診療所に誘い込んで射殺。コロンボは彼女がわざと残した物証に悩まされる。
映画監督のアレックス・ブレイディの元を、旧友のレニーが訪ねる。レニーはブレイディに、彼のある秘密が映し出されているフィルムを見せ、それを公表すると告げる。ブレイディはレニーを感電死させ、海岸に遺棄。しかし、コロンボが遺体のそばに落ちていた本に目を付けたことで、ブレイディのシナリオは狂い始める。
CIAも注目する超能力者のエリオット・ブレークは、その能力が本物か確かめるためにマジシャンのマックスによるテストが行われる。ブレークはテストに合格してその能力が証明されるが、その後、マックスが所有するマジック道具用の工房で遺体となって発見される。コロンボは、CIAもだまされたトリックに挑む。
アイルランド出身の詩人でIRAメンバーでもあるデブリンは、平和組織「北アイルランド援護協会」を利用し、集めた金で銃器の密輸を計画していた。しかし、銃の仲買人・ポーリーが無理な要求をしてきたため、デブリンは彼を射殺。被害者がデブリンの著書を持っていたことから、コロンボはデブリンに捜査協力を依頼する。
妻を事故で亡くした心理学者のエリック・メイスンは、妻の浮気相手だった助手のチャーリーを殺害する計画を立てていた。あるキーワードを聞けば人を攻撃するように愛犬を訓練したメイスンは、自宅に招いておいたチャーリーに病院から電話をかけると、彼が犬の前でそのキーワードを口にするよう誘導した。
テレビ局の女性プロデューサー、ケイ・フリーストンは支社長のマークと恋人関係にあった。マークは本社への栄転が決まるがケイを後任に推薦する気がなく、二人の関係も終わらせようとしていた。それを知ったケイはマークを殺害。そして、自らの声で録音した秒数のカウントするテープを利用してアリバイを行った。
レストランオーナー・ビットリオが毒殺され、遺体からワインに入っていた非常に珍しい毒が検出される。コロンボはビットリオが亡くなる前に一緒にいた料理評論家のポールに目を付けるが、ビットリオはポールが帰った後で、新しいワインの栓を抜いて飲んでいた。コロンボはワインに毒が入れられた謎を解き明かす。
70歳を超えても活躍するミステリー作家のアビゲイル・ミッチェルは、愛するめい・フィリスが彼女の夫・エドモンドによりヨットの事故に見せかけて殺害されたことを知り、彼に復讐するチャンスを狙っていた。そして、エドモンドを自宅に呼んだアビゲイルは、彼を金庫室に閉じ込めてそのままニューヨークへと旅立つ。
美術館の館長を務めるルース・リットンは、理事である弟のエドワードが財政難の美術館を売ろうとしていることを知る。そこで、ルースは借金取りに追われる警備員の男を唆し、美術館へ侵入させる。その夜、ルースは美術館に忍び込んできた男を射殺し、さらにそこへ現れたエドワードも男の銃で撃ち殺す。
人気TV刑事ドラマの主演俳優、ウォード・ファウラーは、番組プロデューサーのクレアに過去の秘密を握られ、長年にわたりギャラの半分を取られていた。ウォードは撮影所から小道具の拳銃を盗み、クレアを強盗の仕業と見せかけて射殺。さらに、犯行前に自宅に付き人を招き、彼を利用してアリバイ工作をする。
造船会社オーナーであるオーティス・スワンソンは、巨額の財産を持ち、「提督」と呼ばれていた。しかし、スワンソンは社長として実権を握る娘・ジョアナの夫であるチャーリーの経営方針が気に入らず、会社を売ろうと考えていた。その夜、チャーリーが帰らぬ人となった「提督」を海へと遺棄するところを目撃される。
魔術師のサンティーニはナチ親衛隊員だった過去をクラブのオーナーに知られ、金を支払わなければ証拠の手紙を移民局に送ると脅される。そこで、サンティーニは水槽に閉じ込められるマジックの最中にオーナーを殺害。再びマジックに戻り、サンティーニはショーも殺人も成功したかに思えた、コロンボは違和感を抱く。
メキシコの元闘牛士・モントーヤは、長年の相棒であるエクトールの息子にけがを負わせた牛を殺すために、エクトールと共に闘牛場に出る。しかし、モントーヤは突然麻酔銃でエクトールの足を撃ち抜くと、そこへ牛を放ち、エクトールは牛に襲われて亡くなる。休暇でメキシコを訪れていたコロンボは事件を捜査する。
表向きは経営コンサルタント、実はCIA情報部員であるネルソン・ブレナーは、かつて二重スパイの内職で荒稼ぎした相棒・ヘンダソンから、過去の報酬を支払わなければ内職の件をばらすと脅される。ブレナーはヘンダソンに新しい仕事で彼をおびき寄せ、殺害。捜査を進めるコロンボの前に、CIA幹部が立ちはだかる。
アメリカ・ロサンゼルスにあるスワリ国総領事館の総領事代理、ハッサン・サラーは、職員のハビブと共謀して警備隊長を殺害。アリバイ作りのために、サラーは会議中に警備隊長のふりをしたハビブからの電話を受ける。外交官特権を持ち、治外法権下にあるために逮捕できないサラーに対し、コロンボはある秘策をとる。
過去の名作ミュージカルの名場面を集めた映画が公開され、往年の名女優、グレース・ウィラーは再び脚光を浴びる。しかし、ウィラーは女優として再起を果たすために必要な資金の援助を夫に断られると、眠っている夫の手に拳銃を握らせ、自殺に装い殺害。コロンボは完全犯罪のように思われるこの事件の捜査に乗り出す。
催眠療法を研究する精神科医のマーク・コリアーは、患者のナディアと愛人関係にあった。ある日、ナディアの別荘で彼女の夫と鉢合わせしたコリアーは、殴り掛かってきた夫を撲殺。その後、警察に矛盾だらけの証言をするナディアが邪魔になり、彼女を催眠療法で操ってベランダから飛び降りるように仕向ける。
ミダス電子工業の社長、ハロルド・バン・ウィックとその家族が住む邸宅は、彼が趣味で開発したハイテク機器であふれていた。ハロルドは会長でもある義母から、業績悪化の責任をとって社長を辞任するよう宣告され、さらに女性関係まで調べられる。腹をたてたハロルドは、ハイテク機器を使い、義母の殺害計画を企てる。
