刑事コロンボのあらすじ一覧
豪華客船の旅に出掛けたコロンボ(ピーター・フォーク)夫妻は、女性歌手が射殺される事件に遭遇する。現場の鏡に口紅で書かれた「L」の文字から、被害者に言い寄っていたロイドに疑いがかかるが、全て被害者の愛人・ダンジガーによる工作だった。コロンボは鑑識がいない中、ダンジガーの作戦を見抜いていく。
陸軍幼年学校の校長・ラムフォード大佐は、経営難に陥った学校を男女共学の短大にしようとする理事長のと対立していた。学校を守ろうとした校長は、開校記念祝典で使う大砲に細工し、理事長を殺害。コロンボ(ピーター・フォーク)は、祝砲を撃つ予定だった校長を狙った犯行と推理したが、ある物から真実を見抜く。
写真家のガレスコは、口うるさい妻との生活に嫌気が差し、妻を殺害。それを誘拐事件として偽装する。その手口は、元囚人の男性を廃車置き場に呼び出し、いすに縛り付けた妻の写真と脅迫状に彼の指紋をつけた後、男性も射殺するというものだった。疑う余地なしの事件に見えたが、コロンボ(ピーター・フォーク)が見極める。
健康クラブを経営するマイロ・ジャナスは、不正な経営で私腹を肥やしていた。それを加盟店のオーナーであるスタッフォードに見抜かれ、事故に見せかけて彼を殺害する。その後、自宅でのパーティーに何食わぬ顔で参加。スタッフォードからの電話の声を録音したテープを使い、あたかも彼と電話で話したように装った。
歌手のトミー・ブラウンの妻・エドナは、彼がコーラスガールを暴行したという弱みを利用し、収益を信仰団体に寄付していた。そんな彼女を憎むトミーは、飛行機の墜落事故を装い、エドナとコーラスガールを殺害。無事に脱出したトミーをエドナの弟が疑い、告発したことから、コロンボ(ピーター・フォーク)が捜査に乗り出す。
人工頭脳学調査研究所の所長・ケーヒルは、息子が最高の科学者として表彰される前日に息子の論文が盗作だと知らされる。その秘密を握る同じ研究所のニコルソンは、受賞を辞退しなければ真実を暴露すると言う。息子を守るため、ケーヒルはニコルソンを殺害。さらに、超高性能ロボットを使用してアリバイを準備する。
出版社社長のグリーンリーフは、作家のマロリーが大手出版社と契約を進めていることを知る。彼の新作の出版権を他社に渡したくないグリーンリーフは、爆弾マニアのエディにマロリーを殺害させ、保険金も入手する計画を決行する。完全なアリバイも作り、エディの口封じにも成功するが、そこに思わぬ誤算があった。
意識調査の研究を行うケプル博士は、研究所拡大のためクライアントのノリスをキャンペーンガールに誘惑させ、その現場を撮った写真をネタにゆすっていた。しかし、地方検事局に真実を調べさせるというノリスを恐れたケプルは、サブリミナル効果を利用してノリスを殺害。凶器の銃にも工夫こらし、鑑識の目をくぐり抜ける。
上院議員候補のヘイワードは、「脅迫状を受け取った」とマスコミに発表。これは選挙参謀のストーンが考えたやらせだったが、ヘイワードはそれを利用して邪魔なストーンの殺害を決行する。ストーンはヘイワードの服を着ていたため、間違えて殺されたかのように見えたが、コロンボ(ピーター・フォーク)は矛盾点を見付ける。
異母弟のリックが所有するワイナリーの経営を任されたエイドリアンは、大手の酒造会社にワイナリーを売ると宣言したリックと口論に発展。激高したエイドリアンはリックを殴打すると、気絶した彼をワインセラーに運び、置き去りにする。数日後、エイドリアンはリックの遺体を海へ投げ落とし、ダイビング中の事故に偽装する。
化粧品会社の女性社長・ビベカは、社運を懸けたシワ取りクリームの開発に成功。ところが、開発スタッフであり元恋人のカールがライバル会社にクリームのサンプルを持ち込んでいたと知ると、彼の家を訪れる。そして、カールに侮辱されたビベカは、彼を顕微鏡で撲殺。一方、コロンボは謎の手のかぶれに悩まされる。
孫のように若い女性・リサとの結婚式を控えた富豪のパリスは、入浴中に電源を入れたままのミキサーを放り込まれ感電死する。パリスの死が心臓麻痺だと判断されそうになる中、コロンボはこの死が殺人によるものだと判断。遺産相続人である双子のおいに疑いの目を向けると、双子は互いに罪をなすり付け合う。
チェスの世界でチャンピオンとして名をはせるクレイトンは、かつてのチャンピオン・デューデックとの対決を控える。決戦前夜、クレイトンはデューデックをゴミ粉砕機に突き落とし、デューデックが試合におじけづいて逃げたように工作。しかし、デューデックは一命を取り留めたため、クレイトンは再び犯行に及ぶ。
入院した世界有数の心臓外科医・ハイデマン博士の主治医となったメイフィールドは、手術の準備を看護師のシャロンに命じる。ハイデマンを慕うシャロンは、メイフィールドが持つ野心が故にハイデマンを殺害するのではないかと、手術中も監視する。シャロンは手術後、ある事実に気が付き、メイフィールドに詰め寄る。
名女優、ノーラ・チャンドラーは、過去に出演した作品の損失を会社に押し付けていた。その事実を知った記者・パークスに口止め料を要求されたノーラは、彼を殺そうと決意。パークスの自宅のガレージにガソリンをまき、車を爆発させる。しかし、車に乗っていたのはパークスの婚約者でノーラの秘書のジーンだった。
落ち目の俳優であるニックとリリアン夫妻は、プロデューサーのサー・ロジャーをだまして舞台劇「マクベス」主演の座を手に入れる。それを知って怒りをあらわにするロジャーをもみ合いの末に殺してしまった二人は、遺体を彼の自宅へ運び、階段から落ちたように見せかける。警察は事故と判断するが、コロンボは疑問を抱く。
人気フットボールチームでゼネラルマネージャーを務めるハンロンは、初代チームオーナーの息子で現オーナーのエリックを殺し、自分がトップに立とうと画策する。ハンロンは試合会場にいるふりをしてエリックの自宅へ向かい、彼を殺害。エリックの死は事故と判断されかけたが、コロンボは現場に違和感を抱く。
ジャービスはおいのトニーから、父親の遺産を手に入れたいと相談を受ける。緊急事態になれば現金を引き出せるため、ジャービスは狂言誘拐を提案。トニーの妻・キャシーに身代金を要求する脅迫状を送りつける。犯行後、ジャービスは大金を手にして喜ぶトニーを射殺すると、キャシーの犯行に見せかける。
一流楽団の理事長の娘を妻に持ち、楽団の指揮者も務めるアレックス・ベネディクトは、愛人のピアニスト・ジェニファーから離婚を迫られる。離婚により今の地位を確実に失うことを恐れたアレックスは、コンサート本番前に彼女を殺害。自殺に見せかけるが、タキシードの襟に付けていた花を現場で落としたことに気付く。