明日の光をつかめ・2013 夏のあらすじ一覧
北山(渡辺いっけい)らはやっとの思いでパン店を再開させるが、客足は一向に伸びない。原因は、蒼(須田アンナ)が学校にナイフを持ち込んだことで、店のポスターやネットに誹謗中傷が書き込まれていたからだった。心を痛めた蒼は施設を出ていこうとするが、浩樹(柾木玲弥)や北山の説得によって思いとどまる。数日後、仁(浅香航大)は克巳(尾関伸嗣)の元を訪ね「かぼちゃハウス」の近況を報告。仁の話を自分のことのように喜ぶ克巳と婚約者の美里(小林涼子)を見て、仁はうらやましくなる。そんな中、退部を迫られた蒼は、つらい気持ちを押し殺し、北山に部を辞めたことを伝える。
ルル(内田愛)のバイオリンの音色にほれ込んだ綾乃(酒井美紀)は、彼女の母親だったことが判明。ルルが綾乃を罵倒する姿に、北山(渡辺いっけい)をはじめ翔太(須賀健太)、浩樹(柾木玲弥)、蒼(須田アンナ)らは衝撃を受ける。そのころ、かぼちゃハウスを去った仁(浅香航大)は父親と暮らしていたが、父親が殺人事件を起こし姿を消してしまう。パン店で働きたいという仁の思いを知った北山は、かぼちゃハウスに仁を連れ戻すことに。再び戻ってきた仁のパン作りは順調に進み、ようやくパン店再開のめどが立つ。そんな中、相変わらず透明のリュックで学校に通う蒼は、ますます孤立無援の立場になる。
北山(渡辺いっけい)は、仁(浅香航大)がかぼちゃハウスから去った事にショックを受ける。そんな中、かぼちゃハウスの大家・マツ子(柴田理恵)が「新たな借り手候補が見つかった」と、有名飲食店の社長を連れてくる。しかし、社長が蒼(須田アンナ)に暴言を吐いたことでカッとなった翔太(須賀健太)が社長を殴ってしまう。翔太は蒼に「暴力を振るう人は嫌い」と言われて落ち込み、北山を心配させるが、二度と暴力を振るわないと誓って、蒼と仲直りする。ある日、世界で活躍するバイオリニストが、ルル(内田愛)の弾くバイオリンの音色にほれ込み、海外に一緒に連れていきたいと告げる。
蒼(須田アンナ)の兄・雅人(竹内寿)が同級生を刺して校舎の屋上から転落死した。蒼はいじめを受けていた内容の遺書を読むが、雅人の死後も変わらず学校に通う。そんな中、息子の死を受け入れられず、母・栄子(杉山彩子)が命を絶ってしまう。蒼は離れた父と暮らすことを勧められるが、「かぼちゃハウス」への入居を選ぶ。北山(渡辺いっけい)は肉親二人を失っても明るく振る舞う蒼に、素直に悲しみを表に出した方がいいと告げる。一方、閉鎖の危機に陥る「かぼちゃハウス」の状況を打開するため、北山はある日、「たんぽぽ農場」を卒業した克巳(尾関伸嗣)を訪ねる。