19世紀末のカナダ・トロント。刑事ウィリアム・マードックは頭脳明晰で優秀な捜査官。美しく優秀な法医学者ジュリア、おとぼけキャラの助手ジョージ、ちょっと変わったマードックのよき理解者であるブラッケンリード警部とともに、当時はまだ新しいとされた科学捜査の知識と観察力、そして、超自然的”ひらめき”を駆使して、難事件の全貌を明らかにしていく。マードックが発明した奇想天外な科学捜査や装置(ウソ発見器、血液反応、盗聴器、脳科学等)が登場し、思いもよらぬ事実を突き止めていく。マードックの持つ発想と、緻密な科学捜査の要素が融合した1話完結の傑作ミステリー。