聖母・聖美物語のあらすじ一覧
聖美（東風万智子）は、諏訪（古山憲太郎）と共に漁港のある街の小さな診療所で暮らし始める。一方、聖美のいなくなった柳沢家は悲惨な状況に陥る。小学校に通うのを楽しみにしていた陽（平林智志）は、学校で孤立しずる休みを重ねる。波津子（丘みつ子）は、母親のような愛情を注がなかったせいだと愛美（三輪ひとみ）を責めるが、愛美も波津子の態度に腹を立て反発。その後、愛美は好き勝手に振る舞うようになり、繁郎（ 原田龍二）は困惑してしまう。そのころ、聖美は診療所に全く患者が訪れないことを不審に思う。諏訪が心配ないとなだめるさなか、診療所に大問題が起きてしまう。
聖美（東風万智子）は繁郎（原田龍二）に対し、愛美（三輪ひとみ）と親しくするのをやめてほしいと詰め寄る。そんな中、波津子（丘みつ子）が繁郎と愛美の関係を知り、家族会議が開かれることに。そこで繁郎は聖美らに本心を打ち明ける。一方、順調に回復する陽（平林智志）に、一時退院の許可が下りるが、家族間にトラブルを抱える聖美の表情はさえないでいた。程なく、諏訪（古山憲太郎）に家庭の愚痴をこぼしていた聖美は、諏訪から「繁郎と離婚して自分と暮らすことを考えてほしい」と告白され驚く。後日、聖美と諏訪の関係を知った愛美は、繁郎や波津子の前で関係を暴露してしまう。
繁郎（原田龍二）への思いを募らせる愛美（三輪ひとみ）は、聖美（東風万智子）に対する憎悪が増す。愛美の出産が近いため、聖美は何をされてもひたすら耐える。だが、愛美が繁郎と密会している事を打ち明け「私たちは愛し合っている」と言い放ち、聖美は衝撃を受ける。程なくして、陣痛が始まった愛美が病院に運び込まれる。聖美らが見守る中、愛美は女の子を出産。聖美は腹の詰め物を急いで取り、赤ん坊をいとおしそうに抱き締める。早速、聖美は出産したことに見せ掛ける偽装を始める。さらに聖美は、陽（平林智志）の臍帯血の移植手術の準備に追われる。
聖美（東風万智子）が計画する代理母出産を波津子（丘みつ子）が聞き付ける。半狂乱の波津子は愛美（三輪ひとみ）にすぐにやめるよう迫るが、聖美は陽（平林智志）のためと諭す。2週間後、愛美の妊娠が判明。峻（谷藤力紀）が成人するまでの生活の保障を約束された愛美は、聖美の「子供を産むのは私」という案を受け入れる。一方、繁郎（ 原田龍二）は病院のみんなに聖美の妊娠を報告。誰もが繁郎らを祝福するが、ただ一人、瑞穂（魏涼子）だけは疑いの目を向ける。妊娠が気付かれぬよう隠れて生活する愛美は、退屈な日々を過ごす。そんな愛美を手際よく世話する波津子が、聖美に驚きの発言をする。
