花子とアンのあらすじ一覧
日中戦争が激化する中、従軍作家として戦地に赴く宇田川(山田真歩)の壮行会が開かれる。花子(吉高由里子)は宇田川を激励する仲間に困惑し、蓮子(仲間由紀恵)は付き合いきれなくなる。程なく、吉太郎(賀来賢人)が部下を引き連れて宮本家を訪れ、龍一(中島歩)に聞きたいことがあると告げる。この出来事がきっかけで花子と蓮子の間に大きな亀裂が生じてしまう。翌年、カナダに帰国するスコット(ハンナ・グレース)から花子に「アン・オブ・グリン・ゲイブルズ」の原書が贈られ、花子は夢中に。やがて1941(昭和16)年12月、太平洋戦争が始まる。
ラジオで花子(吉高由里子)が初めて「ごきげんよう、さようなら」と語り掛けた日、もも(土屋太鳳)は花子の誘いを受けて村岡家で同居することになった。程なく、村岡家に居候するももが旭(金井勇太)にプロポーズされ結婚。翌年、女児を出産して「美里」と命名する。だが旭が結核で入院し、ももは旭の看病に専念するため、花子に美里の面倒を頼む。5年がたった夏のある日。軍事関連のニュースが増える中、村岡家の愛犬・テルを軍に供出することに。花子は美里(岩崎未来)を悲しませまいと、検閲後のニュース原稿に手を加えてしまう。
1932(昭和7)年。39歳になった花子(吉高由里子)は、日本中の子供たちにすてきな物語を届けるため、児童文学の翻訳に没頭していた。そんな花子の元を、蓮子(仲間由紀恵)がラジオ局に勤める黒沢(木村彰吾)を連れて訪れる。黒沢は新しく始まる子供向け番組への出演を花子に依頼。当初は出演を固辞していた花子だが、実際のラジオ放送を間近で見たことで出演を引き受けることに。放送開始から1週間がたったある日、蓮子が北海道で暮らしているはずのもも(土屋太鳳)を連れて村岡家にやって来る。変わり果てたももの姿に花子は言葉を失う。