花子とアンのあらすじ一覧
英治(鈴木亮平)から雨の日の抱擁は忘れてほしいと言われ、ぼうぜんとするはな(吉高由里子)。だが、新雑誌創刊を目前に控え、仕事に没頭して英治のことは諦めようと空元気を出す。そんなはなの異変に気付いたかよ(黒木華)は、偶然、郁弥(町田啓太)から、英治に病床の妻・香澄(中村ゆり)がいることを聞く。はなと香澄のはざまで揺れる英治は、はなが翻訳した「王子と乞食」の挿絵を描き上げ、はなと距離を置くことに決める。一方、蓮子(仲間由紀恵)は伝助(吉田鋼太郎)の目を盗んで龍一(中島歩)と親密な関係に。はなは蓮子に、道ならぬ恋をしてはいけないと説く。
1919(大正8)年春。はな(吉高由里子)はかよ(黒木華)の部屋に身を寄せ、出版社で新雑誌創刊に向けて働き始める。程なく英治(鈴木亮平)と再会するも、英治ははなの英語への情熱が薄れていることに落胆し、ロンドン帰りの弟・郁弥(町田啓太)を紹介。はなは郁弥からもらった洋書の小説に目を輝かせ、新雑誌で日本語訳の連載をしたいと翻訳に取り掛かる。そんな折、蓮子(仲間由紀恵)が上京し、はなと10年ぶりの再会を果たす。昔話に花を咲かせていると、そこに英治らが現れる。はなの態度に蓮子は二人が思い合っていることに気付き、はなの恋を応援する。
ある日、梶原(藤本隆宏)がはな(吉高由里子)の童話の本を携えて安東家を訪ねてくる。はなは、梶原から出版社で一緒に働かないかと誘われるも断る。一方、はなの本手紙を受け取った蓮子(仲間由紀恵)は感激。女学校時代を懐かしみ、伝助(吉田鋼太郎)の娘・冬子(城戸愛莉)を修和女学校に入学させようと張り切る。程なく、吉平と結婚の約束をしたというサダ(霧島れいか)が現れ、ふじ(室井滋)とはなは激怒。そんな中、周造(石橋蓮司)が倒れ、やがて息を引き取ってしまう。病床の周造に励まされていたはなは夢を追う決意を固め、翌年3月、教職を退いて上京する。