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昭和の香りが残る駅前ビルの路地で約40年の歴史を持つ滋賀・大津の居酒屋へ。かつおと昆布の一番だしを使った薄味のおでんが定番。そのだし汁から、豆腐だし巻きなどさまざまな名物料理が生まれている。琵琶湖のニゴロブナを使った郷土料理ふなずしは人によって好き嫌いが分かれるが、吉田類は難なく平らげる。
三重・桑名の閑静な住宅地にたたずむカウンター10席の酒場へ。日本料理の修業をした桑名っ子の店主が母と妻の3人で始めて23年。木曽三川と伊勢湾の恵みに育まれた地場産の魚介は、その日まかせ。吉田類は地酒にこだわったお得な飲み比べセットからスタートし、名物マグロカツを特製オーロラソースで頂く。
昭和34(1959)年に創業した愛知・岡崎市の大衆酒場へ。3代目店主の家族が営むカウンター10席のみの店で、2代目店主が考案した豚バラとネギの串焼や玉子焼が人気。旬の魚介類も大衆価格で食べられる。特に冬場の名物「どてやき」は関西と違い、牛モツを使った赤味噌仕立て。そんな尾張・三河地方の定番などを味わう。
初代店主が静岡・浜松の食肉市場からモツを仕入れて七輪で焼く駅前屋台が始まりという、静岡・袋井のもつ焼き店へ。もつは串に刺さないでスライスして焼くスタイル。特にナンナンやフルサトなどローカル名の希少部位がおすすめ。また、豚足料理のオモロはとろとろで柔らかく、袋井のソウルフードという。
昭和27(1952)年頃に駅前で始めた焼鳥店がルーツという静岡・掛川市の居酒屋へ。清水でマグロの卸をしていた三代目が今もその味を守る。相席で酒を楽しんでもらいたいためカウンターはなく、飴色に変色した米松の丸太テーブルが置かれている。そんな店内で、吉田類は熱かんをフラスコに入れて炭火で温める様子を初めて見る。
大正5(1916)年に創業した静岡市の大衆酒場へ。建物から道路に突き出たネオン管の店名が鮮やかで、中に入るとカウンターが多く配置され、バーの雰囲気を出している。店の冬の名物・湯豆腐は、かつおだしの醤油あんをかけたお椀仕立て。これには吉田さんも意表を突かれる。ほか静岡名物の黒はんぺんのフライも味わう。
幕末の安政年間に創業した鮮魚店をルーツに持つ神奈川・小田原の魚介・海鮮料理店へ。店主は鮮魚店の6代目にあたり、小田原市場の仲卸の資格も持つ目利き。当然地元産を中心に耳慣れない魚介も並ぶ。「当店特製」と銘打つ酒盗は3年物らしく、吉田類も「小田原に来たかいがあった」と感涙する。
神奈川・川崎の溝の口駅西口商店街を抜けた先にある大衆酒場を訪ねる。手書きメニューが壁一面に貼ってある中で、目玉は「刺身」。日替わり3点盛り、6点盛り、8点盛りと、おなかの具合でいろいろ選べる。コストパフォーマンスに感心しきりの吉田類はさらに、名物「十字屋焼き」の見た目のインパクトに驚く。
東京・昭島の中神駅近くの「とり中」を訪れる。立川で修行を積んだマスターが独立して15年となる同店。メニューには師匠の教えを守り、炭や塩、焼き加減や出し方のタイミングにまでこだわる焼鳥のほか、チーズや「きつね巻」など変わり種もそろっている。吉田類は高知直送の酒や、讃岐うどんのだしを使った「おでん」も味わう。
東京・立川駅南口、繁華街の外れにある1979年創業の酒場を訪問。飴色に染まった天井には昭和を感じさせるペナントが貼られている。メニューの短冊はそのほとんどが300円台というこの店の名物は、山盛りで供される「からあげ」。1日に20〜30皿は出るという。「からあげ」を注文した吉田類は、そのボリュームに驚く。
東京・新橋で創業37年を迎える店を訪問する。季節の大皿料理と築地の魚介類が看板で、名物の滝川豆腐など料亭で修業した店主の自慢料理がサラリーマン価格で味わえる。日本酒の種類に限りがあるので一升瓶の持ち込みもOKだが、店主へ杯の献上が欠かせない。吉田類は焼きおにぎりをつまみに杯を傾ける。
東京・深川エリアの木場で開業して28年になる、季節の日本料理を楽しむ下町酒場を訪ねる。食材に手間暇かけた手料理と日本酒の相性は抜群で、見た目も美しいトマトコロッケなどアイデア料理も豊富。おかみの故郷・山形から取り寄せる玉こんにゃくは大振りで、口に含んだ吉田類はそのみずみずしさに驚嘆する。
東京の「裏渋」と呼ばれるエリアで、創業25年になる酒場を訪問。メニューは博多出身のおかみが作る九州・沖縄料理が中心。冬場は柚子胡椒を添えた博多風おでんと佐賀から取り寄せた温泉で作った温泉湯豆腐が二枚看板になる。その上、沖磯釣り歴9年のおかみが南伊豆で仕留めた魚が週明けにはラインアップされる。
東京・目黒駅の駅前通りに面する建物の2階で開業31年目を迎えた銘酒酒場を訪ねる。メニューはカウンターの大皿と日替わり料理が中心で、日本酒の銘柄は定番酒と隠し酒合わせて約60種そろう。店主が目黒育ちということで用意されている目黒の地ビールやハム工房の手作りウインナーソーセージを味わう。
神奈川・川崎市の登戸駅前に開業して50年になる店を訪問。大きな「焼肉」の看板の横には、こぢんまりと「焼き鳥」の文字が記され、夕方の開店直後から地元客を中心に店は賑わいをみせる。鶏・豚・野菜の串焼きは全て1本120円。さらに、店主こだわりの酒が、祖父の代から値段を変えていないと知り、吉田類は驚く。
小田急小田原線生田駅のそば、「すだち」のイラストが描かれた看板の店を訪問。店のウリは魚。毎週のように主人は釣りに出かけ、自身が釣った魚を並べるという。吉田類は、イシナギとサバは刺身で、ご主人自慢のアジフライも注文する。さらに日本酒の酒粕から作った焼酎に、「クセになりそう」とうなる。
東京・北池袋にある1965年創業の居酒屋を訪れる。破天荒ながら人間味があったという先代の名前がついた店で経営する二代目は、先代が残した計量カップや冷蔵庫式のビールサーバーなどを継承。歴史を感じる店内では、刺身やラーメンのほか、「アボガドグラタン」など手間がかけられたメニューを堪能する。
東京・板橋区、ときわ台駅付近の居酒屋を訪れる。老舗焼き鳥店で長年修業を積み、15年前に独立したマスターが妻と一緒に営む同店の名物は、焼き鳥とうなぎ。吉田類は、マスターが修業先で培った腕を生かして作った「しら焼」を堪能し、シメには濃厚な鶏ガラスープが効いた温かい「つくね汁」を味わう。
宮城・多賀城「居酒屋 えん」を訪問する。日本舞踊の名取でもある女将がもてなす家庭料理中心の同酒場。吉田類は「ギョーザ」や「だし巻き玉子」などの手作り料理と、仙台で仕入れる魚介をつまみに酒を堪能する。吉田が特に気に入ったのは自家製の鯨ベーコン。ほか、地元で吉次(きちじ)と呼ばれる「キンキのカマ焼」を味わう。
吉田類が、宮城県・石巻市の創業40年を誇る居酒屋を訪れる。日本有数の石巻漁港に水揚げされる三陸の幸を使った数々の料理がメニューの中心。半島部に捕鯨基地があるため、石巻の郷土料理として親しまれる鯨の刺身も名物の一つ。吉田は、沿岸で獲れた新鮮なウニや極太の穴子などを、石巻の地酒とともに頂く。
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2026年2月3日21:00
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2026年2月4日 5:00時点