歴史秘話ヒストリアの放送内容一覧
これまでに放送した400を超える秘話の中から、とっておきをピックアップ。世界遺産・姫路城の美しさの秘密を徹底解明するほか、戦国のヒーロー・織田信長の意外な素顔を紹介。さらに、女王・卑弥呼と邪馬台国のミステリーに迫る。
現在放送中の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一を特集。渋沢は明治の世、日本経済の近代化に必要な銀行、鉄道、製紙などの事業の礎を築き、2024年には、新1万円札の肖像にもなる偉人。幕府使節団の一員として参加したパリ万博や、明治維新、日本を豊かにするために奮闘した栄一の波瀾(はらん)万丈の人生を紹介。
天守を木造で復元する計画があることで注目を集める愛知・名古屋城を取り上げる。同城は“超攻撃型”で、そこには城を築いた徳川家康の狙いがあったことが最新の研究で判明。さらに、江戸の平和や明治維新の実現に大きな役割を果たしていた。江戸時代を通じて大きな存在感を示してきた同城と尾張藩の功績に迫る。
奈良・聖林寺の「十一面観音菩薩立像」を取り上げる。日本初の国宝の一つで、その優美で繊細な造形美は比類ないとされる。また、見る者に不思議な感覚をもたらす力もあるという。X線写真撮影や当時の材料、技法で複製する「模刻」によるアプローチで、聖林寺十一面観音の隠された美の秘密に迫る。
現代でも有名で、そのユニークな絵が人々を魅了する絵巻、国宝「鳥獣人物戯画」を紹介する。同作は作者や制作の経緯などが一切不明な絵であり、謎が多い。走るウサギや相撲を取るカエルで作者は何を伝えようとしていたのか、制作時期とおぼしき日本の中世期の人々の心理を探り、鳥獣人物戯画をひもといていく。
学問の神様として知られる菅原道真を紹介する。政争に敗れ、非業の死を遂げた道真。その後、都では怪事件や天変地異が次々と起き、当時の人は道真の怨霊の仕業だと恐れた。しかし、いつしか道真は天神様としてまつられるように。なぜ怨霊は神になったのか、1000年愛され続ける天神様誕生の物語に迫る。
江戸時代、日本と世界をつなげた地図「大日本沿海輿地全図」は、海岸線など日本の形が正確に描かれ、幕府により門外不出の国家機密となった。この地図を入手しようと暗躍したのが、シーボルト。そして幕末、この地図を手にアメリカのペリーらが来航し、日本は動乱に巻き込まれることに。地図が紡いだ物語に迫る。
江戸時代に47人の赤穂浪士が主人の敵討ちをする物語「忠臣蔵」を紹介。映画を作ればヒットを記録し、歌舞伎の演目としても人気。ゆかりの地にも絶えず人が訪れる。「組織の理不尽に立ち向かう姿」や「急進派VS保守派」「最愛の人との別れ」など日本人が共感する要素があふれる「忠臣蔵」の魅力に迫る。
日本最古の正史「日本書紀」は、天武天皇の発案から編さんが始まったとされるが、経緯を探ると「日本国」成立と日本書紀が密接に結び付いていたことが分かってきた。番組では、オオクニヌシからアマテラスへの「国譲り」神話に秘められた古代日本の実像を探るとともに、藤原不比等が日本書紀に託した思惑に迫る。
明智光秀の娘・細川ガラシャを特集。近年、彼女が残した17通の手紙の研究が進み、謎に包まれていたガラシャの素顔が分かってきた。キリスト教との出合いにより「自分らしく自由に生きる強い女性」に成長したガラシャ。彼女の意思は、関ケ原の戦いの勝敗にも影響が及んだ。ガラシャの知られざる真実に迫る。
2020年1月に放送した回のリメーク版で、大河ドラマ「麒麟がくる」(毎週(日)夜8:00ほか)の主人公である戦国武将・明智光秀を取り上げる。生まれた年や出自など前半生が謎に包まれていた光秀の意外な職業や妹の存在、さらに本能寺の変の動機などを徹底調査。最新研究から光秀の実像をひもといていく。
戦国の乱世を陰から動かした兄弟、室町幕府13代将軍・足利義輝と15代・義昭を取り上げる。義輝は外交力で、滅亡寸前の室町幕府を再興しようと奮戦。一方、義昭は織田信長と幕府の政治を切り盛りした。室町幕府の栄光を取り戻すため、戦国の世を駆け巡った“足利ブラザーズ”の知られざる闘いに迫る。
戦国時代から江戸時代にかけて鉄砲生産地として栄えた近江・国友を紹介する。1544年に足利将軍から注文を受けたのを皮切りに、信長・秀吉・家康といった名だたる戦国のキーパーソンたちのために工夫と技巧を凝らした優秀な鉄砲を提供していった。国友の鉄砲鍛冶職人の視点から見た激動の戦国時代に迫る。
日本人が古来よりおびえてきた幽霊や怪奇現象に立ち向かった二人の人物を紹介。一人目は、平安時代の陰陽師・安倍晴明。都で起こる災いを封じた術に迫る。さらに、明治時代に科学の力を駆使して、「こっくりさん」のメカニズムを解明したという妖怪博士・井上円了を取り上げる。二人の怪異に挑んだ姿をひもとく。