歴史秘話ヒストリアの放送内容一覧
海外からもたらされた二つの事件を紹介。鎌倉時代にモンゴル帝国の大軍が2度攻めてきた「蒙古襲来」は、劣勢と思われていた鎌倉武士が撃退に一役買っていたことが最新の研究で判明。さらに「ペリー来航」では、「弱腰」と評されてきた徳川幕府側が、理論的に交渉を展開。大敵と闘った人々の思考や姿勢を探る。
太平洋戦争の勝敗を決する分岐点の一つとなった「ガダルカナルの戦い」の真実に迫る。開戦以来快進撃を続けてきた日本軍は、ここで大敗を喫する。これまで無謀な作戦を進めた現場指揮官が敗北の原因とされてきたが、幕僚の証言と新たに発見された戦闘記録から、大本営が戦略ミスをしていたことが明らかになる。
アメリカ本土を攻撃するために建造された潜水空母「伊400」を取り上げる。2014年、ハワイ沖に沈む伊400の撮影を行い、さらに元乗組員たちへの取材も行った。2015年放送の「歴史秘話ヒストリアスペシャル」を再構成し、幻の巨大潜水艦と数奇な運命に翻弄された乗組員たちの激動の日々に迫る。
未曽有の危機の中で生き抜いた2組の夫婦を取り上げる。1組目は、政略結婚で結ばれ、太平洋戦争後に16年間離れ離れの生活を強いられた満州国皇帝の弟夫婦。もう1組は、苦難の中、町工場を世界的大企業にまで成長させた松下幸之助・むめの夫婦。困難な時代を生き抜くために必要な人と人の「絆」に迫る。
江戸時代に大災害に立ち向かった二人の人物に迫る。一人は、感染症「コレラ」に挑んだ医師・緒方洪庵。原因も治療法も分からない中、洪庵はさまざまな情報を「共有」することで未知の病と戦った。二人目は二宮金次郎。二宮は、全国で数十万もの死者を出した天保の大飢饉において、地元・小田原で死者数ゼロを実現させた。そんな二人の苦闘を紹介する。
地中から掘り出されるさまざまな遺物から、太古の時代をひもとく。縄文時代の土偶や土器に込められたという人々の願いや、火山の近くで見つかった古墳時代のよろいの男の生き方に迫る。
史上最悪のパンデミックとなった感染症・ペストに注目する。感染爆発の原因は、「3密」や「不要不急の移動」など新型コロナウイルスにつながるものがあり、ペストは「感染防止と経済活動の葛藤」など社会の構図を揺るがした。その闘いを振り返り、新型コロナウイルスと向き合うヒントを模索する。
2019年6月に放送した回の再編集で、戦国時代の大名・三好長慶を取り上げる。近年の研究によって、織田信長の功績といわれてきた鉄砲の集団戦術やキリシタンの保護などは、長慶が先んじて行っていたことが明らかになってきた。そんな最新研究から長慶の偉業をひもとき、「最初の天下人」の真の姿に迫る。
江戸時代、富山藩の人々が始めた独創的なビジネス「富山の薬売り」を紹介する。客の家々に薬を置かせてもらい、定期的に訪ねては使った分だけ代金を受け取る「富山の薬売り」が現在も続く商売となった理由に迫る。経済を支え、知恵と真心を尽くし日本中を駆け回った富山人の商いへの情熱をひもとく。
辛亥革命を裏で支えた梅屋庄吉と孫文の友情物語をひもとく。梅屋は長崎で生まれた実業家で、孫文の革命に総額10億円を超える巨額の革命資金を提供。さらに、武装蜂起のため、銃や大砲などの武器まで調達していたという。そんな梅屋の日記から二人の関係と激動の日々に迫る。