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2011年3月30日スタート 毎週月曜夜10:25/NHK Eテレ
カルロ・コッローディの著書「ピノッキオの冒険」を4週にわたりひもとく。第2回は、ピノッキオが直面した数々の不条理な試練を読み解き、人間の成長にとって「うそ」や「死」が何をもたらすのかを考える。無実の罪で禁錮刑に処せられたピノッキオや恩人である仙女の死などを解説する。朗読は伊藤沙莉。
イタリアの作家、カルロ・コッローディの著書「ピノッキオの冒険」を4週にわたりひもとく。第1回は、コッローディの人となりや思想などを紹介。また、子供たちの生命力を象徴するような主人公・ピノッキオの破天荒さ、服従を強要する者への根深い反発などを通して、社会にある光と闇に迫る。朗読は伊藤沙莉。
アーサー・C・クラークの著書をひもとく第4回。「楽園の泉」の主人公で「宇宙エレベーター」建設に挑む天才技術者・モーガンが直面した課題から、技術者たちの夢や絶えざる努力が人類に何をもたらすかを考える。また、豊かな土着文化や自然と共存しようとしたクラーク晩年の成熟した思想に迫る。
アーサー・C・クラークの著書を4週にわたりひもとく。第3回は、著書「都市と星」から果たして科学技術の進歩だけでユートピアをつくることができるのかという、現代社会にも通じる問題を考える。人類の誕生や死までを完璧にコントロールする人工都市「ダイアスパー」を舞台に、主人公の運命をたどる。
SF作家のアーサー・C・クラークの著書を4週にわたりひもとく。第2回は、著書「幼年期の終わり」から人類にとって進化や進歩とは何かという普遍的な問題を考える。異星人たちがもたらした「人類という存在を超える進化とは何か」や「それは本当に人類にとって必要だったのか」などの疑問に迫る。
イギリスのSF作家のアーサー・C・クラークの著書を4週にわたりひもとく。第1回は「太陽系最後の日」を解説する。クラークは人類の旺盛な知的好奇心や未知なるものへの探求心が、知的能力などよりも大切なものだという。「人間にとって知的探求心とは何か?」などを考え、人間の中にある限りない可能性に迫る。
ヴァーツラフ・ハヴェルの著書「力なき者たちの力」を4週にわたりひもとく。劇作家でもあったハヴェルは、生涯「言葉の問題」を追究し続けた。第4回は、著書だけでなく戯曲なども読み解き、言葉に対して懐疑と批判のまなざしを向け続けたハヴェルの思索を通して、言葉の持つ「闇」と「可能性」を浮き彫りにする。
ヴァーツラフ・ハヴェルの著書「力なき者たちの力」を4週にわたりひもとく第3回。自由に対する抑圧が高まると自主講座や独自の宗教活動など、公的な領域とは独立した活動の場が次々に拡大し、体制を揺さぶり始める。そこでハヴェルが「並行文化」と呼んだ市民たちの活動に注目し、その可能性を考察する。
ヴァーツラフ・ハヴェルの著書「力なき者たちの力」を4週にわたってひもといていく。第2回は、現代社会にも通じる「ポスト全体主義」にハヴェルらがどう抵抗したかを明らかにし、一人一人の人間が社会を変えていくには何が必要か、東京大学の阿部賢一准教授の解説で考える。朗読は、池内万作が務める。
劇作家で、のちにチェコ大統領も務めたバーツラフ・ハベルの著書「力なき者たちの力」を東京大学の阿部賢一准教授の解説で、4週にわたりひもとく。第1回は、ハベルらが立ち向かった抑圧的な体制の仕組みを明らかにすることで、現代社会に通じる歴史の暗部を浮き彫りにする。朗読は、池内万作。
中国・唐の歴史家の呉兢が編さんしたといわれる、唐の第2代皇帝・太宗とその重臣たちの問答を記録した「貞観政要」を4週にわたり解説する第2回。生きていく上で、また組織の中で、どのような座標軸を持つことが大切かを考える。リーダーにとって重要な“判断基準”を太宗の教えからひもとく。
ドストエフスキーの名著「カラマーゾフの兄弟」を読み解く。
ロシアの文学者、フョードル・ドストエフスキーの最後の長編小説「カラマーゾフの兄弟」を4週にわたりひもとく第2回。今なお謎が多いという物語から「“神”は存在するのか」ということを、ロシア文学者で名古屋外国語大学の亀山郁夫学長が解説する。また、物語を津田寛治が朗読する。
西田幾多郎の哲学書「善の研究」をひもとく第4回。今回は、西田哲学の中で最も難解とされる「絶対矛盾的自己同一」という概念を解きほぐし、人間にとっての生と死の深い意味や、矛盾対立を超える英知を学ぶ。自らの子供と死別するという実体験を通して獲得したものだという思想に、若松英輔教授の解説で迫る。
西田幾多郎の哲学書「善の研究」を4週にわたりひもとく第3回。今回は、合理主義的な思考では排除されてきた人間本来の豊かな経験を取り戻すための「純粋経験」や「実在」といった西田独自の概念を読み解く。主体や客体が分離される以前の、あるがままの経験である「純粋経験」という概念から解説する。
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2025年12月13日21:00
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