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2011年3月30日スタート 毎週月曜夜10:25/NHK Eテレ
10代に向けた夏休みSP版の第4回。劇団「木ノ下歌舞伎」の主宰・木ノ下裕一が、古典文学「竹取物語」を解説する。定番の昔話「かぐや姫」の原型でありながら、ディテールには驚きのエピソードや人間ドラマが織り込まれているという同作をさらに楽しむべく、「SFとしての読み」も紹介する。司会は加藤シゲアキ。
第3回は、バルファキスの「父が娘に語る経済の話。」を取り上げる。ギリシャの元財務大臣が、10代の娘に向けてシンプルな言葉で経済の本質を語る同作を、経済学者・中山智香子氏の指南で読解。「経済はみんなが向き合わなければならない問題」と考える姿勢を学び、おのおのにとっての「等身大の経済学」を身に付ける。
第2回はノーベル生理学・医学賞を受賞した生物学者ポール・ナースの「生命とは何か」を取り上げる。「生命って何だろう」「どうしてチョウはこんなに美しいんだろう」といった素朴な疑問を、生物学や遺伝学の最先端を使って解き明かす同作をサイエンスライターの竹内薫が読み解く。司会は加藤シゲアキが務める。
加藤シゲアキが司会を務める、10代向けの夏休みSP。第1回はトルストイの「人は何で生きるか」を取り上げる。貧しい靴職人夫婦が、引き取った行き倒れの青年から学びを得ていくという同小説を、批評家・若松英輔が「自分の内面の物語」として解説。生徒役の鈴木福らは、「人生で一番大切なものは何か」を学ぶ。
第4回は、文化やバーチャルなものが時代を動かすというメッセージに迫る。室町幕府創設後、足利尊氏・直義兄弟が対立すると、伝統や文化を持つ南朝を味方にした方が優位に立てる。また、南北朝統一を果たした足利義満は北山文化を開花させた。文化により再強化された武家政権が安定をもたらす道筋を追う。
第3回は、「異界」が描かれる意味を読み解き、時代を動かすエネルギーの正体を考える。後醍醐天皇は楠木正成、新田義貞を失い、熊野へ逃亡。南朝を樹立するも、京奪還の野望を果たすことなく崩御する。以降、彼の怨念からか、京には度々魍魎が現れたという。同作後半に急増する異界描写から、英雄たちの無念に迫る。
第2回は、時代を読み切れなかったリーダーたちの失敗に学ぶ。天皇を中心とした建武の新政が始動するも、後醍醐天皇らに対する武士の不満が爆発し、足利尊氏をリーダーとした動乱が巻き起こる。しかし、尊氏は善戦するものの、朝廷側に九州へ追いやられてしまう。彼らの失敗から、時代に対応した指導者の資質を探る。
最も有名な軍記物の一つ「太平記」を、価値観が激変する“あわいの時代”を描いた物語として再解釈する。悪政でほころび始めた鎌倉時代後期、後醍醐天皇はクーデターを繰り返し、ついに幕府を滅ぼした。第1回は、そんな後醍醐天皇を助けた日野資朝、楠木正成ら“異端的人物”から、混迷の現代を生きるヒントを学ぶ。
第4回は、仁木の創造行為や最後の選択から、「自由」について考察する。子宮外妊娠した女が入院のため外へ運び出された際、村の外へ脱出できる縄ばしごが掛けられたままになっていた。だが、仁木は逃げなかった。仁木の選択の意味とは何か、そして現実社会から失踪した彼は自由を得たといえるのか、改めて考える。
第3回は、過酷な環境に順応していく仁木の姿を通して、「何かに帰属しなければ生きていけない人間のさが」について考える。3度目の脱走も失敗した仁木は、徐々に環境に順応しはじめ、砂との闘いや手仕事にも充実感を覚えるようになる。砂丘の村で生きていくことを受け入れようとする仁木の心境の変化に迫る。
第2回は、「砂の女」で象徴的に描かれた「アイデンティティーの揺らぎ」を読み解く。女の家で一夜を過ごした仁木は、翌朝村人らに幽閉されてしまう。自由になる気のない女にもいら立ちつつ、仁木は脱出や抵抗を試みるが挫折してしまう。「砂の女」から、自由への拘泥が逆に人間を束縛するという逆説について考える。
安部公房の小説「砂の女」を取り上げる。第1回は、人柄や「砂の女」の執筆背景を紹介。教師・仁木順平は、女が一人で住む家に一夜の宿を借りる。砂丘に埋もれかかった家で繰り返されるのは、ひたすら砂をかき出す単純労働だった。筆者が書こうとした自由への憧れとそれを阻害するものを考える。朗読は町田啓太。
あらゆる分野の学問の基礎を確立し、万学の祖と呼ばれる哲学者・アリストテレスが史上初めて倫理学を体系化した名著「ニコマコス倫理学」を読み解く続編。職場や学校に適応できず人生に悩む人が多い時期に、幸福や生き方を深く考察する名著を読解し、現代に通じるメッセージを掘り起こす。小林聡美が朗読を担当する。
第2回は、幸福な人生の実現へと導いてくれる実践的な指南の書として「ニコマコス倫理学」を読み解く。誰もが「幸福になりたい」と願う一方で、実際に幸福になるのは容易ではない。今回は「ニコマコス倫理学」から社会的生活と観想的生活という幸福の二類型を知り、真に幸福になるための堅実な道筋を理解する。
第1回は、初めて倫理学を体系化したアリストテレスの「ニコマコス倫理学」を通じ、倫理学とは何かを考える。「倫理学」と訳されているギリシャ語の語源は「人柄に関わる事柄」という意味だという。どのような人柄を形成すれば幸福に生きられるかを説く「ニコマコス倫理学」から、倫理学を学ぶ意義について考える。
ナチスに加担したマルティン・ハイデガーに足りなかったものを考究。ハイデガーはフライブルグ大学の学長就任演説でナチスへの支持を表明。人間の「本来性」を追求したハイデガーだが、ハンナ・アーレントは彼には「公共性」が欠落していたと指摘。哲学者が考え抜いた「存在と時間」の限界を乗り越える方法に迫る。
第3回は、「死への先駆」「決意性」といった概念をひもといていく。人間はいわば他者と交換可能な存在として生きているが、「死」と向き合うことでそれぞれがかけがえのない個人であることを実感し、1回限りの人生を選び取る決意ができるという。人間が自分らしい生き方を取り戻すには何が必要なのかを考える。
第2回は、「不安」について深掘りする。人生は多様な可能性に開かれていると同時に、「不安」をもたらしもする。だが、マルティン・ハイデガーは、この「不安」をきっかけに、本来的な生き方に覚醒できるのだと説く。私たちはなぜ「不安」に陥るのか、そしてなぜ「不安」から目を背けようとするのかを明らかにする。
加藤シゲアキ、生徒役の本田望結と共に「父が娘に語る経済の話。」を読み解く<100分de名著>
<100分de名著>制作統括「名著を通じて、この狭い世界が全てではないと感じてほしい」10代向けSPに込めた思いとは
加藤シゲアキが語る、本との劇的な出合い「これは自分だ、と思わされる本に一度でも巡り合えば、読書の魅力が分かるはず」
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