地球ドラマチックの放送内容一覧
約40万年前に出現し、4万年前に姿を消したネアンデルタール人。長い間、野蛮だったのではないかと考えられてきたが、負傷した仲間を治療するなど実践的な医療行為を行っていたり、洞窟壁画を描くという抽象的思考を身につけていたりした痕跡が見つかるなど、その定説が揺らいでいるという。ネアンデルタール人の真の姿に迫る。
アフリカのオカバンゴ・デルタで暮らす幼いライオンの兄弟、レオとマックスに密着。好奇心旺盛なレオに、慎重なマックスはいつも振り回される。ほかのライオンの縄張りに侵入し命からがら逃げてきたレオに、優しく寄りそうマックス。幾度となく訪れる危機を、互いに支え合いながら乗り越えてきた兄弟の5年間を追う。
地球から48億Km離れた氷の天体・冥王星。1930年の発見以来、その存在はベールに包まれていた。しかし最新研究から、地表のやわらかい氷が現在も動き続けている「生きた天体」であることが明らかになった。さらに生命が存在し得る条件を備えていることが判明。謎に満ちた冥王星の真の姿に迫る。
イヌが人間と暮らすようになったその歴史を探る。研究から、その起源は約3万年前に家畜化されたオオカミだと判明。さらに、新石器時代の人間の骨と一緒に埋葬されたイヌの骨が発見されるなど、イヌと人間の長い歴史が明らかになった。また、高いコミュニケーション能力など、イヌが人間の良きパートナーとなった背景を探る。
世界でも屈指のコレクションを誇る、フランス・パリのオルセー美術館。印象派の美術品の収蔵で有名だが、実は20世紀初頭には、エレベーターなど当時最先端の設備を備えた鉄道の駅舎として使われていた。第二次世界大戦後は帰還兵の受け入れ施設のほか、劇場や駐車場としても使われるなど、どのように現在の「美の殿堂」として生まれ変わったのか。オルセー美術館の知られざる歴史を紹介。
スイスのアルプスの登山客が氷河の中から見つけた奇妙な物体。それは5000年前の男性の遺留品。調査の結果5000年前の矢筒であることが判明した。さらに発掘調査を進めると、衣服、靴、弓矢なども見つかるが、なぜか持ち主の男性の遺体は見つからない。そこで、研究者たちはさまざまな検証や仮説をもとに、謎の男の行方を追った。「シュニディ」と名付けられた。男の正体は?そして遺体はどこに?氷河に眠る未解決事件に迫る。
南米ブラジルの大湿原に生息するオオアルマジロの生態に迫る。彼らは多くの時間を地下に掘った巣穴で過ごすため、その生態は謎に包まれていた。しかし、最新の研究で驚きの生態が明らかになった。なんと1匹で年間150もの巣穴を掘り、使わなくなった古い巣穴は他の動物たちが再利用。また、オオアルマジロが食べ残したアリ塚のアリを、アリクイが食べるなどさまざまな動物の生態に関連していることが判明した。
17世紀、フランスの国王ルイ14世の命によって建てられたベルサイユ宮殿。その噴水庭園の史実をひもとく。周辺に水源がない中、広大な庭園の大運河や壮麗な噴水はどう造られたのか。7キロ離れたセーヌ川から大量に水を引く巨大機械が造られ、さらに1600もの装置を駆使した噴水で、華麗な空間を演出し、王は自らの権力を誇示するため、噴水庭園の大運河に艦隊を浮かべ、政治的にも利用したとされる。今も水を噴き続ける、噴水庭園の建設秘話に迫る。
空の旅の楽しみの1つである、飛行機で提供される機内食。どのようにして作られ、乗客のもとに届けられるのか。厳しい品質管理のもと、フライトに間に合うよう分刻みのスケジュールが課される現場の舞台裏に迫る。新しいメニューの開発に取り組む、一流シェフたちにも密着。
異なる種でありながら、強い絆で結ばれた動物たちの心温まるエピソードを紹介する。フランスの農場にすむアヒルのロレンツは、水が大の苦手。しかし大好きなイヌの背中に乗れば、湖での水遊びもお手のもの。ジンバブエの動物保護区にすむゾウのンゾウ。30年以上、スイギュウの群れのリーダーを務め、スイギュウたちが敵に襲われないよう守っている。心を通わせ、友情を育み、特別な関係を築いた動物たちを見つめる。
“絶世の美女”や“魔性の女”など謎めいたイメージの古代エジプトの女王クレオパトラ。美ぼうでカエサルなど時の権力者に取り入って、王座を勝ち取ったなど魅惑的な悪女として語りつがれているが、本当にそうだったのか。発掘調査で発見されたミイラとの関係と謎の女王を解き明かす。最近の調査では、聡明で優秀な国家元首だったことが分かっている。最新研究で明らかになった女王の素顔に迫る。
10人の子供たちが夜の博物館を訪れる様子に密着。向かったのは、自然や人類の歴史などに関する展示が豊富な「スコットランド国立博物館」。子供たちは、巨大なティラノサウルスの化石レプリカに興奮し、中世の時代に使用された処刑台に恐怖心を抱く。彼らが体験した、親も先生もいない夜の博物館での未知との遭遇に迫る。