ドキュメント72時間の放送内容
真夏の3日間、全国で最高の売り上げを記録するコンビニエンスストアにカメラを向ける。およそ50万人が訪れる「コミックマーケット」期間中になると、東京・江東区にある店舗にはコスプレしたOLや漫画に人生を懸ける漫画家の卵など、さまざまな人が訪れる。夢の世界に没頭する人々と店の奮闘を追う。
新潟の田んぼの真ん中に立つホテルにカメラを据える。ドライブインと宿泊所を兼ねて造られたコンクリート造りの建物の中には、レトロな自販機や麻雀ゲームなどのテーブルゲームが置かれている。また、週末になると各地から宿泊者や見学者が集まり名所になっている。人々を引き寄せる不思議なホテルに密着する。
沖縄本島にある24時間営業のドライブインにカメラを据える。占領下の時代に米兵をターゲットに開店したため、建物の雰囲気や店内の調度品などの全てが’60年代のアメリカンテイストになっている。ドライブの途中で息抜きをしたり、名物のクリームスープを求めて人々が集うレトロなドライブインに密着する。
終戦直後から続く、神戸の下町にある古い駄菓子屋・淡路屋に密着。懐かしい駄菓子がぎっしりと並ぶだけでなく、焼きたてのたこ焼きやクレープが食べられるテーブルもあり、お年寄りや小遣いを握り締めた子供たちが訪れる。店を経営する明るく豪快な3世代の女性たちと店を訪れる客から、日本の今を見詰める。
鹿児島・屋久島の森にたたずむ巨木・縄文杉の3日間に密着。「人生の節目に樹齢数千年・高さ30mの杉に一目会いたい」と、人生に迷うたびに訪れる若者など多くの観光客が訪れる。地元では「ひと月に35日も雨が降る」といわれるほど天候が変わりやすい中、刻々と表情を変える巨木を前にした人々の思いに迫る。