マッサンのあらすじ一覧
鴨居(堤真一)とは一緒に働かないと意地を張る政春(玉山鉄二)に困るエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、鴨居商店に呼ばれ、スコットランドの貿易商と鴨居との会談の通訳をすることに。文化レベルが遅れた日本でウイスキーを造るのは無理だと主張する貿易商に対して、エリーは思わず通訳を忘れ反論する。
ウイスキーを造るには、やはり鴨居(堤真一)に頭を下げ雇ってもらうしかないと、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)に諭された政春(玉山鉄二)は、鴨居商店を訪れる。鴨居と対面した政春が就職の話を切り出せずにいると、鴨居は新商品だと言って、ウイスキーと炭酸水を混ぜた飲み物を政春に試飲させる。
政春(玉山鉄二)は、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)と未来の自分たちの子供のことを考えて、実家に帰ってくると政志(前田吟)と早苗(泉ピン子)に告げる。しかし、政志と早苗はその申し出を受け付けず、大阪へ帰れと告げる。そして、政志は蔵の仕事を手伝わせた真意を政春に語って聞かせる。
千加子(西田尚美)が無事出産し喜ぶ亀山家一同。そんな中、赤ん坊を抱くエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)の姿を見た政春(玉山鉄二)は、小さな不安を抱く。その変化に気づいた千加子は政春を呼び出し、二人に子供ができた時の事を考えるなら、広島の実家に帰って酒蔵を継ぐべきだと諭す。
蔵の作業に弱音を吐く政春(玉山鉄二)に、俊夫(八嶋智人)は「いい年をして仕事もしていない人間に未来の酒など造れる訳がない」と言い放つ。俊夫の言葉に落ち込む政春にエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、千加子(西田尚美)に習った亀山家のみそ汁を政春に飲ませる。そんなとき、千加子が産気付く。
政春(玉山鉄二)は、俊夫(八嶋智人)との日本酒造りが楽しくないとエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)に愚痴をこぼす。そんな中、早苗(泉ピン子)らに呼び出された政春は、実家に帰るよう説得されるが拒否する。ある夜、千加子(西田尚美)は、亀山の味を学ぼうと残り物のみそ汁を味見するエリーを目撃する。
試験醸造に取り組む政春(玉山鉄二)に対し、俊夫(八嶋智人)は西洋にかぶれて家を出て行った人間に日本酒造りは無理だと言い放つ。しかし、政春は職人たちの活気に触発され、やる気が湧いてくる。一方、お手伝いとして働くエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)に対し、早苗(泉ピン子)らの厳しい指導が始まる。
父・政志(前田吟)の危篤の電報を受けとった政春(玉山鉄二)とエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、広島の実家へと向かうが、その電報は早苗(泉ピン子)が政春を家に連れ戻すために出したものだった。そんな中政春は、蔵人の俊夫(八嶋智人)と共に試験醸造を始め、エリーはお手伝いさんとして働く。
エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)と幸子(田中葵)は不安の中、皆が来てくれると信じてパーティーの準備をすすめる。しかし、やはり野々村(神尾佑)は姿を現さない。エリーが再び説得するも野々村は拒否。重苦しい雰囲気の中、帰ってきたエリーはおわびにと「オールド・ラング・サイン」を歌い始める。
エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、家族がそろえばもう一度絆を取り戻せるかも知れないと、由紀子(愛原実花)の誕生日会を思い付く。幸子(田中葵)と招待状を作り、政春(玉山鉄二)はパン焼き窯の製作に取り組む。エリーは野々村(神尾佑)にも招待状を届けるが、仕事で東京に行くからと拒否される。
幸子(田中葵)が泣きながら政春(玉山鉄二)らの家にやって来た。事情を聞くと、由紀子(愛原実花)が野々村(神尾佑)から離縁を告げられたという。由紀子を「お母さん」と呼べない自分が原因だと幸子は自らを責める。エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、そんな幸子の気持ちを野々村に伝える。
鴨居(堤真一)から貿易商との会談の通訳を頼まれたエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、鴨居がスコットランドから技術者を呼び寄せようとしていることを知る。政春(玉山鉄二)にもう一度鴨居に頭を下げて雇ってもらおうと提案するも、政春は自力でやると意地を張って拒み、夫婦げんかになってしまう。
継母の由紀子(愛原実花)との関係に思い悩む幸子(田中葵)の気分を変えようと、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は自宅で英語レッスンを始める。自分自身の経験から幸子の気持ちが分かると伝えるエリーに、死んだ母親が悲しむからと由紀子を「お母さん」とは呼べないと幸子は打ち明ける。
家賃が払えず家主の野々村(神尾佑)に直談判に訪れた政春(玉山鉄二)とエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、教会の歌声教室に通う幸子(田中葵)とナツ(吉田暖)姉妹が野々村の娘だと知る。エリーに懐く二人を見た野々村は、家賃を待つかわりに二人に英語を教えてほしいと提案し、エリーは快く引き受ける。
エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)が倒れたことを聞き、春さん(及川いぞう)親子は野菜を、信ちゃん(伊藤えん魔)はいのしし肉を持ち寄り、皆でぼたん鍋を作る。ヨシ(三島ゆり子)も状況を知ると氷を手に入れてくる。その様子を見た政春(玉山鉄二)は、エリーが周りからどれほど愛されているのかを知る。
エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、風邪をひいた梅子(飯島順子)の息子・健太(稲田都亜)に、スコットランドに伝わる風邪薬をマーマレードとウイスキーで代用して飲ませ、徹夜で看病する。一方、鴨居(堤真一)にウイスキー造りで先を越され悔しい政春(玉山鉄二)は、酒に酔って寝てしまう。
仕事を探すエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、ある男性からぴったりの仕事があると誘われる。一方、政春(玉山鉄二)は「自分にはウイスキーしかない」と、鴨居(堤真一)に雇ってもらうため、鴨居商店を訪れる。そこで派手な服装で歌い踊るエリーを見た政春は、「エリーを見世物にするな」と激怒する。
政春(玉山鉄二)は、金の無心に広島の実家に手紙を書く。エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)に見つかり、とっさに付いたうそがきっかけで小説を書き始めようとするが、当然うまくいかない。一方、エリーはキャサリン(濱田マリ)から歌声教室の手伝いを頼まれ、教会で子供たちに歌を教えることに。
仕事が決まらない政春(玉山鉄二)は、家や近所での肩身が狭く、食堂「こひのぼり」で時間をつぶす日々。一方、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)はキャサリン(濱田マリ)ら近所の主婦にマーマレード作りを教える中で、桃子(ちすん)から下駄の鼻緒をすげ替える内職を紹介され、懸命に取り組む。
住吉酒造を辞めて2カ月がたつも、ウイスキー造りへの糸口を見いだせないまま、政春(玉山鉄二)は、定職につかず仕事を転々としていた。キャサリン(濱田マリ)らから紹介された仕事も性に合わないと断ってばかり。わずかな蓄えも底をつき、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は自分も働くと言いだす。